魚の冷凍での保存方法・期間は?日持ちするコツや解凍法は?種類別のポイントも解説!

魚は冷凍で保存できるのでしょうか?冷凍した魚はどのように解凍するのでしょうか。今回は、魚を冷凍保存する方法や日持ち期間のほか、解凍のコツも紹介します。マグロやアジなど、魚の種類別の冷凍方法のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 魚は冷凍保存できるの?日持ち期間は?
  2. 魚は冷凍で長期保存ができる
  3. 魚を冷凍保存する方法は?
  4. ①下処理を済ます
  5. ②水気・ドリップを取る
  6. ③密閉して袋に入れて急速冷凍する
  7. 切り身の場合は下味冷凍がおすすめ
  8. 魚の種類別の保存方法は?
  9. ①マグロ
  10. ②アジ
  11. ③サケ
  12. ④サンマ
  13. 冷凍の魚を解凍する方法は?
  14. 早く・ドリップを出さずに解凍したい場合は氷水解凍がおすすめ
  15. 魚を正しく保存して日持ちさせよう

魚は冷凍保存できるの?日持ち期間は?

魚は新鮮なうちに食べると美味しくいただけますが、購入した日に食べられない時は正しく保存する必要があります。一般的に、魚は食べるまで冷蔵室で保存されますが、冷凍で保存することはできるのでしょうか。魚の冷凍保存方法や日持ち期間について解説します。

魚は冷凍で長期保存ができる

魚の保存期間は、保存する場所によって異なります。

・冷蔵室で切り身を保存した場合の賞味期限:4日〜5日
・冷凍室での賞味期限:4週間


冷蔵室での魚の賞味期限は、保存する魚が一尾魚か加工品かによって異なります。魚の切り身であれば4日から5日ほど保存することができますが、一尾魚の場合は2日程度しか日持ちしません。切り分けて加工される刺身の消費期限は、購入した当日です。

冷凍室で魚を保存すると、4週間ほど賞味期限を伸ばすことができます。しかし、家庭用の冷凍室は庫内の温度を一定に保つことが難しいため、家庭で冷凍した魚の賞味期限は2週間程度と考えてください。

魚を冷凍保存する方法は?

魚を冷凍保存する場合、どのような方法で行ったらよいのでしょうか。ここからは、魚の下処理や使う道具などを交えながら、魚の冷凍方法について詳しく説明します。

①下処理を済ます

一尾魚を冷凍保存する場合は、以下のような下処理が重要です。

・内臓やエラ、頭や鱗を取り除く
・よく水洗いする
・調理しやすい大きさに切る


まずは、魚が新鮮なうちに魚の内臓やエラ、鱗などを取り除きます。腐敗が進みやすい内臓を除去することで、保存性を高めることができます。エラや鱗は臭みの元となるため、しっかりと処理しましょう。次に魚をよく水洗いして、3枚おろしやぶつ切り、そぎ切りなど調理しやすい大きさに切ってください。

②水気・ドリップを取る

下処理を終えた一尾魚や切り身、刺身を冷凍する前に、必ず以下の作業も行ってください。

・下処理をした後は魚の水気をよく取る
・魚からドリップが出ていたらよく拭いておく


内臓などを取り除いた魚を水洗いした後は、必ずキッチンペーパーで魚の水気を取りましょう。また、切り身や刺身の場合もドリップと呼ばれる赤い汁が出ていることがあるので、このドリップもキッチンペーパーでよく拭き取っておいてください。魚に水気やドリップや残ったまま冷凍すると、魚の劣化が早まり臭みも出やすくなります。

③密閉して袋に入れて急速冷凍する

上記の処理を終えたら、魚を密閉して冷凍します。

・魚をラップでしっかり包む
・密閉式の保存袋に入れる
・金属製のトレイに乗せて冷凍室に入れる


魚を冷凍する際には、空気が入らないようにしっかりとラップで包み、密閉式の保存袋に入れて空気を抜いて保存してください。魚に触れる空気を遮断することで、細菌の繁殖を防ぐことができます。

次に、冷蔵庫の急速冷凍機能を使って素早く冷凍しましょう。魚を急速冷凍すると、鮮度を保ちながら保存することができます。冷蔵庫に急速冷凍機能がない場合は、金属製のトレイに魚を入れた保存袋を乗せて冷凍室に入れると、急速冷凍と同様の効果が得られます。

また、刺身を冷凍する場合は柵の状態のままで冷凍してください。切り分けた刺身は包丁についた雑菌が付着していて劣化が早いため、冷凍には向きません。

切り身の場合は下味冷凍がおすすめ

魚の切り身を冷凍する場合は、以下のような方法がおすすめです。

・調味料に漬け込んで冷凍する
・切り身を焼いて冷凍する


下味冷凍の方法は、切り身を醤油や味噌に漬け込んで調味料を馴染ませ、魚を漬け汁ごと密閉用保存袋に入れて空気を抜いてから冷凍室に入れて保存します。切り身に下味を漬けて冷凍すると魚に味が染みて臭みも抜け、解凍後も美味しく食べることができます。

また、切り身を焼いてから冷凍保存することも可能です。焼いた切り身を冷凍しておけば、電子レンジで加熱するだけですぐに食べることができます。切り身を焼いた後、皮や骨を取り除いてから魚の身をフレーク状にほぐして冷凍するのも良いでしょう。

魚の種類別の保存方法は?

基本的な魚の冷凍保存方法について解説しましたが、魚の種類によっては保存方法が異なる場合があります。ここからは、魚の保存方法を魚の種類別に紹介します。

①マグロ

スーパーなどでは、マグロの赤身やトロなどが刺身として販売されています。マグロの刺身を冷凍する場合は、赤身とトロのどちらの場合も柵を選びましょう。保存方法は上記で述べた方法と同様に、キッチンペーパーで水気を拭きとってからラップに包み、密閉保存袋に入れて保存します。

マグロは、解凍する間に赤色から褐色へと変色することがあります。これは、マグロの血液に含まれるミオグロビンが空気に接触して酸化することで起こる反応です。マグロの変色を防ぐには、マグロが空気に触れないようにラップでしっかりと包んで冷凍すると良いでしょう。

(*マグロの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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②アジ

アジの一尾魚を冷凍する場合は、内臓などを取り除いて水気を切り、ラップに包んで密閉保存袋に入れて保存します。この時、3枚におろしてからラップに包んでも良いでしょう。

また、干物や塩焼き、フライや南蛮漬けなどに調理したアジも、同様の方法で冷凍することができます。フライの場合は、アジに衣をつけて冷凍しておき凍ったまま揚げて調理する方法もあります。

(*アジの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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③サケ

サケは体が大きいため、店頭ではほとんどのサケが切り身の状態で販売されています。サケの切り身を冷凍する場合は、塩を振って水分を出してからキッチンペーパーで水分を取る下処理が必要です。水分を出した後は他の魚と同様に、ラップに包んで密閉保存袋に入れて冷凍室に入れます。

サケの切り身は、醤油や味噌漬けにして下味冷凍することもできます。既に塩漬けにされた塩鮭は、焼いてから身をほぐしフレーク状にして冷凍しても良いでしょう。

(*サケの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)

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④サンマ

サンマを冷凍する場合も、下処理が必要です。サンマの頭と内臓を取り除いたら、身の外側だけでなく内側にも水を注ぎ、水が透明になるまで十分に洗い流します。次に、身の中の水分を切ってペーパータオルに包みます。最後にサンマに塩を振って5分置き、水分が出たらペーパータオルで水気を拭き取ってください。

上記の下処理を終えたら、他の魚と同様にサンマの身をしっかりラップで包み、密閉保存袋に入れて冷凍します。サンマはサケと同じように、焼いてから身をほぐして冷凍することもできます。

(*サンマの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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冷凍の魚を解凍する方法は?

冷凍した魚の鮮度を保ちながら解凍するには、どのような手順で行えばよいのでしょうか。ここからは、冷凍した魚の解凍方法について解説します。

早く・ドリップを出さずに解凍したい場合は氷水解凍がおすすめ

冷凍した魚を解凍するには、以下のような方法があります。

・冷凍室から冷蔵室に移す
・氷水に漬ける
・流水に当てる
・電子レンジで加熱する


調理するまで時間がある場合は、魚を入れた保存袋を冷凍室から冷蔵室に移してゆっくりと解凍してください。時間をかけて解凍することで、魚からドリップが出るのを防ぐことができます。

冷蔵室よりも早くかつドリップを出さずに解凍するには、氷水を入れたボウルに保存袋を入れて、氷を足しながら解凍する氷水解凍がおすすめです。この方法で解凍すると冷蔵室よりも短時間で解凍でき、ドリップも出にくくなって魚の旨みを保つことができます。

その他には、ボウルに魚が入った保存袋を入れて流水に当てて解凍する流水解凍や、電子レンジで加熱して解凍する方法があります。電子レンジで解凍する場合は、加熱ムラのないようによく確認しながら行いましょう。

(*魚の解凍方法について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)

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魚を正しく保存して日持ちさせよう

魚は鮮度が命とも言われており、新鮮なものほど美味しくいただけます。どうしても購入した日に食べられない時は、魚が新鮮なうちに下処理を済ませて冷凍保存するのがおすすめです。魚をうまく保存して日持ちさせ、美味しい魚を長く味わいましょう。

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