杏仁豆腐の原料「杏仁霜」とは?読み方や使い方は?本格レシピも紹介!
杏仁豆腐の原料「杏仁霜」とは何か知っていますか?今回は、杏仁霜の〈読み方・値段・使い方・成分・効能〉のほか、賞味期限や代用できるのかも紹介します。杏仁霜を使った本格杏仁豆腐のレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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杏仁豆腐の原料「杏仁霜」とは?
杏仁霜は杏仁豆腐を作るのに欠かせない食材ですが、初めて耳にする方が多いかもしれません。ここでは杏仁霜の読み方と、値段や使い方について紹介します。
杏仁霜の読み方は「きょうにんそう」
杏仁豆腐の原料である杏仁霜は、きょうにんそうと読みます。中国では古くから杏が栽培されており食用や生薬として利用されてきました。杏の種の殻の中の部分は杏仁と呼ばれ、杏仁をすりつぶしてさらに食材用に加工したものが杏仁霜です。
杏仁霜の値段や使い方は?
杏仁霜はひとつの杏から少量しかとれないため値段は高めですが、最近はスーパーや輸入食材店でも入手できるようになってきました。中華料理のスイーツとしておなじみの杏仁豆腐をはじめ、優しい甘みをいかしてクッキーやマフィンなどの焼き菓子などにも幅広く活用できます。
杏仁霜の賞味期限は?代用できる?
杏仁霜は、市販の杏仁豆腐に入っているアーモンドパウダーと関係はあるのでしょうか。また、杏仁霜はどのくらい日持ちするのかも気になるところです。ここでは杏仁霜とアーモンドパウダーの関係と、杏仁霜の賞味期限について解説します。
市販の安い杏仁豆腐の原料はアーモンドで代用されていることが多い
杏仁豆腐の主な原料である杏仁霜は高級品のため、その代用品として安価なアーモンドパウダーが使われることがあります。アーモンドは杏と同じバラ科の食物で香りや風味が杏に似ているため、市販の安い杏仁豆腐には杏仁霜の代わりにアーモンドパウダーが原料として使われていることが多いようです。
杏仁霜の賞味期限
杏仁霜の賞味期限は未開封の場合、製造から半年〜2年ですが、開封後は冷蔵保存で2〜3ヶ月を目安に使い切るようにしましょう。杏仁豆腐以外にも、優しい風味をいかしてクッキーやマフィン、ケーキなどの焼き菓子にも応用できます。賞味期限が切れる前に杏仁霜を使ったスイーツ作りにチャレンジしてみてください。
杏仁霜の成分と効能は?健康効果あるの?
杏仁霜は杏の種の中の部分である杏仁を粉状にしたものですが、食用としても薬用としても栽培されており、その成分と効能が興味深い食材です。ここでは杏仁霜の成分と効能について紹介します。
かつて杏仁霜は生薬として使われていた
中国では古くから杏は生薬として使うために栽培され、様々な漢方薬に配合されてきました。杏仁にはアミグダリンという成分が含まれ、咳や喘息を鎮める、痰を切る、便秘に効くといった効能があり、さらに油分を多く含むことから美容効果にも期待ができます。
生薬としての杏仁は杏仁豆腐の原料としての杏仁とは品種が違いますが、どちらの杏仁にも咳止めや便通などの効能があります。