大葉は洗う?洗わない?農薬や虫の心配は?洗い方のコツや保存方法も紹介!
【野菜ソムリエ監修】大葉は洗うか洗わないかでどちらが正しいか知っていますか?大葉はさっぱりとした風味で夏にぴったりの食材です。今回は、大葉を洗った方がいい理由や洗い方に加えてポイント・注意点を紹介します。大葉の保存方法や保存期間の目安も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
大葉は洗う?洗わない?
大葉は、料理に欠かせない日本の薬味の1つですが食べる前に洗ったほうが良いのか、洗わなくて良いのかどちらでしょうか。ここでは、大葉は洗うのかどうかについて紹介します。洗い方も紹介するので参考にしてみてください。
春日爽花
野菜ソムリエ
大葉とシソって同じものなのだろうか?と考えたことはありませんか?「大葉」とは、青ジソを葉の形状のまま、香味野菜として使用する場合のみに使われる呼称で、「シソ」とは、シソ科シソ属の植物の総称のことをいいます。同じものですが上記の理由で呼び名が異なっています。
大葉は見た目が綺麗でも洗った方がいい
スーパーなどで大葉を買うと、見た目はきれいな状態で売っているので洗わない方もいるかもしれませんが、農薬がついていることもあるため洗ったほうが安全です。大葉はアブラムシなどの虫が寄ってきやすい食材であることから、人体に影響はありませんが農薬を使っていることがほとんどのため、洗うことをおすすめします。
また、農薬や虫以外にも土汚れなどの心配もあるので、食べる前には洗うように心がけましょう。
大葉の洗い方
大葉の正しい洗い方は以下のとおりです。
【手順】
①ボウルに水を張る
②①に大葉を入れて1枚ずつ洗う
③キッチンペーパーで水分を取り除く
洗うときは1枚ずつ丁寧に優しく表と裏を指の腹で洗い、できたら流水で洗うことでさらにきれいになります。強く洗うと、大葉が破れてしまったり傷んでしまうので注意しましょう。洗ったあとはキッチンペーパーでよく水分を取り除きますが、このとき残留農薬を一緒に拭き取ることができるので必ず行ってください。
大葉を洗う際のポイント・注意点は?
大葉は10枚や20枚で束売りしていることがほとんどで、1枚ずつ洗うのは大変そうですが洗うときのポイント・注意点はあるのか紹介します。
①大葉を強く擦って洗わない
大葉はしっかり洗った方がよいですが、デリケートな食材なので強く擦って洗わないでください。大葉を強く擦ると、旨みや風味が抜けてしまい、本来の大葉の美味しさが失われるので優しく丁寧に洗うようにしましょう。
②大葉の量が多い場合はボウルを使って洗う
大葉を1~3枚ほど洗うには手で洗って大丈夫ですが、スーパーなどでは束になって売られていることが多いため1枚ずつ洗うのは大変です。ボウルに水を張って入れておくだけでも多少は農薬を取り除けるので、量が多い場合はボウルを使って洗うようにしましょう。洗った後は水分をよく拭き取ってください。
③農薬が心配の場合は酢水で洗う
水で洗っただけでは、農薬が心配な方は酢水で洗うのがおすすめです。酢水の作り方は、酢1に対して水を2の割合で混ぜて作り、そこに浸して洗うだけです。ただ、漬けすぎると旨みが逃げてしまうので、30秒〜1分程度で酢水から取り、その後はしっかりと水分を拭き取るようにしましょう。
④ホタテの貝殻が効果的
最近では残留農薬を除去する商品もたくさん販売されていて、粉状やスプレー状などたくさんの種類があります。天然の成分で作られており、ホタテの貝殻を高温長時間焼成し、パウダー状にしたものはとても有名で人気の商品です。
ホタテの貝殻には、除菌・脱臭・抗菌の作用があると言われており、ホタテの貝殻をパウダー状にしてそれを溶かした水で野菜や果物を洗うと残留農薬やワックス、硝酸態窒素などの有害物質が浮き出てくる仕組みになっています。家庭に1つ置いてあると安心して食事ができるかもしれません。