いくらの旬の時期・季節は?産地で違う?新鮮な選び方や食べ方のおすすめを紹介!
いくらの旬の時期・季節を知っていますか?今回は、いくらの産地別の旬の時期・季節や特産地のほか名前の由来に加えて、新鮮ないくらの選び方も紹介します。旬のいくらの食べ方や保存方法についても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
いくらとは?
お寿司屋さんでも人気メニューであるいくらは通年で食べられますが、やはり旬の時期に食べる方が美味しく栄養価も高いです。ここでは、いくらとは何かについて説明します。
いくらは鮭や鱒(マス)の卵
いくらとは鮭や鱒(マス)の卵を、一粒ずつほぐしたものを指しますが、鮭や鱒(マス)の卵は卵巣にあり薄い皮に包まれています。その形状のまま塩漬けにしたものが筋子で、味付けしない生の状態で薄皮に包まれたものは生筋子と呼ばれます。この生筋子の薄皮を外して、卵を一粒ずつにして初めて、いくらと呼ばれるようになるのです。
(*いくらとすじこの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
いくらの名前の由来
いくらの語源は日本ではなく、ロシアであることが定説となっています。実はいくらはロシアではイークラーと呼ばれており、それが日本にも定着したとされています。
いくらの旬の時期・季節は?産地別で違う?
日本で流通しているいくらのほとんどが鮭の卵であることから、自ずと旬の季節が限定されます。ここでは、いくらの旬の時期や季節はいつなのか、産地別で違うのかについて説明します。
いくらの旬の時期・季節は秋(9月〜11月)
いくらの旬の時期は鮭が産卵する季節である9月から11月で、この時期は生筋子が獲れることからいくらの生産量も増えます。この時期なら、栄養価が高く新鮮ないくらが食べられる確率が上がります。
いくらの特産地
前述した通り、いくらの特産地のトップは北海道となっており、青森県や岩手県、宮城県、新潟県などが続きます。日本の鮭の漁獲量が最も高いのが北海道釧路市のため、この地域は8月下旬から生筋子やいくらの店頭販売が始まります。宮城県で旬を迎えるのは10月下旬~12月下旬、新潟県だと10月下旬~11月下旬と地域によって、旬の時期や季節は変わるのです。
いくらの選び方や栄養素は?
いくらを食べるからには新鮮なものの選び方と、含まれている栄養素について知っておくのがおすすめです。ここでは、いくらの選び方とその栄養素について説明します。
新鮮ないくらの選び方
新鮮ないくらの選び方のポイントは、以下の通りです。
・皮が張っている
・粒にツヤがある
・粒に弾力がある
・鮮やかな赤色である
・粒が透き通っている
一般的に鮭の卵でつくられたものをいくらといい、鱒(マス)の卵のものはマス子と呼ばれます。マス子よりいくらの方が大粒で味がよいとされているので、合わせて確認しましょう。
いくらの栄養素
いくらに含まれている栄養素として、以下のものがあげられます。
・アスタキサンチン
・DHA・EPA
・ビタミンD
・ビタミンB12
いくらの赤い色をつくるアスタキサンチンには抗酸化作用が、不飽和脂肪酸であるDHAとEPAには血液をサラサラにする働きがあります。合わせてカルシウムの吸収をサポートするビタミンDと、貧血予防に役立つビタミンB12も含まれているので、栄養価が高いといえます。
(*いくらの栄養成分と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
旬のいくらの食べ方や保存方法は?
旬のいくらを美味しく、長期間保存できるように調理したいと考える人はたくさんいるはずです。ここでは、旬のいくらの食べ方とおすすめの保存方法を紹介します。
いくらは醤油漬けがおすすめ
いくらは醤油漬けにして保存するのがおすすめで、生筋子と醤油と日本酒、みりんがあれば家庭でも簡単に作れます。ポイントは生筋子を食塩水で洗ってからぬるま湯に入れ、粒を壊さないように筋と皮を取り除くことです。味付けは自分好みに調整するとよいでしょう。
いくらの醤油漬けは冷蔵庫で保存する
いくらの醤油漬けは冷蔵庫で保存するのが基本ですが、それだと賞味期限はわずか3日程度です。そのため、長期保存したいと考えているなら、いくらの醤油漬けを冷凍庫に入れましょう。いくらの醤油漬けは冷凍保存することで、賞味期限を約1ヶ月まで延ばすことができます。
その際には冷凍焼けを避けるためにも、食べる分量に小分けしたうえでジッパー付き保存袋に入れることをおすすめします。
(*いくらの賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
旬のいくらを美味しく食べよう
今回は、いくらの産地別の旬の時期・季節や特産地のほか名前の由来に加えて、新鮮ないくらの選び方も紹介しました。いくらの旬は短いからこそ、新鮮なうちに美味しく食べるのがおすすめです。いくらの醤油漬けは北海道ではどの家庭でも作られているので、ぜひ挑戦してみてください。