いくらとすじこの違いは?味・粒の大きさ・値段を比較し食べ方のおすすめも紹介!
いくらとすじこの違いを知っていますか?今回は、いくらとすじこの<味・粒の大きさ・値段>の違いについてや、すじこからいくらの作り方を紹介します。味噌漬けなど、いくらやすじこの食べ方のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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「いくら」と「すじこ」の違いは?
いくらは弾けるような食感が特徴的な魚の卵です。見た目はすじこと似ていますが、両者の違いはどのような点にあるのでしょうか。いくらとすじこの違いを、味や粒の大きさ、値段などの観点から解説します。
「すじこ」をバラしたのが「いくら」
いくらとすじこは、どちらも鱒や鮭の卵です。すじこは卵巣に3,000粒もの卵が卵膜にまとまって入った状態のもので、筋状に卵が繋がっています。これに対し、いくらはすじこの膜を取り除いて卵を一つずつばらしたものです。
一般的に筋子は塩漬けにして販売されており、加工前のものは生筋子と呼びます。また、東北地方では塩漬けにしたものを筋子と呼び、加工前の段階のものは腹子と呼ばれています。
「いくら」と「すじこ」の味や粒の大きさの違い
いくらは成熟した孵化寸前の卵が使われているため、1粒ずつバラしても卵膜が壊れにくくなっています。一方ですじこの卵は未熟な状態のため卵膜は柔らかく、バラすと卵が壊れやすいのが特徴です。いくらは成熟した卵であるため、未熟な卵をもつすじこと比べると粒が大きくなっています。
また、いくらとすじこは同じ種類の魚から採れた卵であれば、味に変わりはありません。いくらやすじこ自体に味はなく、一般的に塩や醤油に漬け込まれ味が付いた状態で販売されています。
「いくら」と「すじこ」の値段の違いは?どっちがお買い得?
1キロあたり | 値段 |
いくら | 5500円 |
すじこ | 2700円 |
上記の表は、過去5年間におけるいくらとすじこの平均販売価格を表に表したものです。両者を比較すると、いくらはすじこより2800円も高価であることが分かります。しかし、いくらとすじこの値段は年や月によって相場の変動が激しいため、必ずしもいくらよりすじこのほうがお買い得とは言い切れません。
「すじこ」から「いくら」の作り方
すじこからいくらを作る場合は、以下のような手順で行います。
【やり方】
1.すじこの膜を指で開き、卵をほぐす
2.耐熱容器にすじこを入れ、塩をかけて熱湯を注ぐ
3.菜箸でお湯をかき混ぜる
4.すじこの膜が箸についたら取り除き、さらに1分から2分ほどかき混ぜる
5.ボウルの水を替えながら洗い、水に濁りがなくなったらザルにあげて水気を切って完成
すじこの膜を剥がす際には、泡だて器を使ったり餅焼き用の網にこすり付けて膜をとる方法もあります。包丁で膜を切ると卵が傷ついて劣化が早まるため、包丁を使うのは避けましょう。できあがったいくらを漬けダレに漬ける場合は、あらかじめ調味料を煮立たせて冷ました後にいくらを漬け込んでください。
「いくら」と「すじこ」の食べ方のおすすめ
いくらは醤油漬けにしたものをご飯に乗せて食べられることが多いですが、その他にもサラダやパスタなどといった様々な食べ方があります。ここからは、いくらやすじこを使ったおすすめのレシピを7つ紹介します。