レタスが苦い原因は?腐ってる?苦味の取り方や活用レシピを紹介!
【野菜ソムリエ監修】レタスが苦い原因を知っていますか?時々、苦いレタスがありますが、今回は、レタスの苦味の原因や、苦味がより強くなる場合に加えて、苦味の取り方も紹介します。レタスの苦味が気にならないレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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レタスが苦い…腐っている?原因は?
みずみずしく食感が良いので、サラダを作るときに欠かせない野菜であるレタスですが、中には食べられないほど苦いものがあります。あまりにも苦いとせっかくのお料理が台無しになることも。そこで、この苦さの原因が何なのか説明します。
レタスが苦いのは腐っている訳ではない
レタスを食べたときに苦味を感じた場合、そのレタスが古く傷んでいるからなのかと、心配になるかも知れませんが、安心してください。レタスが苦いからといって腐っていたり体に害があったりするわけではありません。
安部加代子
野菜ソムリエ
レタスの葉が溶けてしまっている場合は明らかに腐った状態となります。また萎れている場合は、50℃洗い後氷水につけるとシャキッと感が戻ります。
レタスが苦い原因はラクチュコピクリンというポリフェノール
レタスの苦みの原因は苦味成分ラクチュコピクリンです。ラクチュコピクリンはレタスを切るとその切り口からにじみ出てくる白い液体に多く含まれています。ポリフェノールの一種で、鎮静効果および鎮痛効果が認められています。
安部加代子
野菜ソムリエ
ラクチュコピクリンには鉄分が含まれ、空気に触れることによって茶色になります。そのためレタスの切り口も変色しやすくなります。
レタスの苦味がより強くなる場合とは?
レタスの苦み成分であるラクチュコピクリンが増えると、レタスがより苦くなり、時には食べられないほどになってしまいます。ラクチュコピクリンが増えるのはどういう場合でしょうか。以下で説明します。
①レタスが成長しすぎている
レタスに含まれる苦み成分であるラクチュコピクリンが多くなるのは、レタスの育ち過ぎが原因であることが多いです。レタスはもともと糖分を保持しており、その糖分を消費しながら成長します。日照時間が長く気温が高い季節は成長が活発になるので、糖分の消費量が多くなり、苦味が増すことになります。
安部加代子
野菜ソムリエ
成長しすぎたレタスは水分が少なくなり、葉が固くなっているため持ったときに重く感じます。ふんわり丸く、軽いものを選びましょう。
②レタスが古くなっている
元々苦くなかったレタスでも古くなることで苦くなってしまう場合もあります。長い間放置されしなびてくると、レタス内部の水分が蒸発し、苦味成分ラクチュコピクリンの濃度が高まり、苦くなってしまいますので、気を付けましょう。
レタスの苦味の取り方は?
買ってきたレタスがもし苦くても、小さなひと手間で苦みを取り美味しく食べられるようにすることができます。苦いレタスでも捨ててしまったりすることなく、以下を試してみてください。