ポタージュとは?名前の意味は?スープ・シチューとの違いやレシピについても紹介!
ポタージュとは何か知っていますか?改めて聞かれると、答えられない人も多いことでしょう。今回は、ポタージュの名前の意味や、スープ・シチューとの違いについて紹介します。ポタージュの人気レシピについても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ポタージュとは?
ポタージュとは汁物料理の一つですが、スープと混同されることが多いようです。ここではポタージュとは何かについて、名前の由来や種類も交えて説明します。
「ポタージュ」の名前の意味・語源
ポタージュとはフランス料理の一種で、ブイヨンスープ全般をそう呼びます。ポタージュはフランス語でPotageと書くのですが、これはインド・ヨーロッパ語族の諸言語の起源ともなった印欧祖語が語源といわれています。
ラテン語で飲むことを意味するPoとフランス語で壺や深鍋をさすpot、中身といった集合体を表すageの組み合わせで、Potageという言葉が生まれました。
ポタージュの種類
前述した通りポタージュとはフランス語でスープ全般をさしますが、ポタージュはポタージュ・クレールとポタージュ・リエに大別されます。
・ポタージュ・クレール/汁が澄んで薄いもの。ブイヨンやコンソメベースが多い
・ポタージュ・リエ/汁にとろみがついて濃いもの。クリーム状
さらにフランスではポタージュ・クレールは温かいとショー、冷たいとフロワ、ゼリー状だとジュレと呼ばれます。一方のポタージュ・リエもその調理法によってポタージュ・リエクリームやポタージュ・リエピュレなど様々な名前で呼ばれることがあるそうです。
ポタージュとスープ・シチューの違いは?
ポタージュとはフランスではスープ全般をさすと聞くと、スープとシチューとは何が異なるのか気になる方もいるかもしれません。ここでは、ポタージュとスープ、シチューの違いを説明します。
ポタージュとスープの違い
ポタージュはフランス語ですが、スープは英語となっています。スープは元々ヨーロッパで生まれた料理で、元々は肉や野菜を煮込んだ鍋料理あるいは果実酒にパンを浸して、おかゆのようにふやかして食べるものを意味していました。
しかし15世紀頃からイギリスで、とろみのある汁をポタージュと呼ぶようになり、それがフランスにも伝わったようです。日本でもポタージュはとろみのある汁、スープはとろみのない汁としてとらえられる傾向にあります。例えばポタージュの中でもなじみが深いコーンポタージュも、とろみがついていない場合には英語のコーンスープの名称が適用されます。
ポタージュとシチューの違い
シチューもスープ同様に英語ですが、その語源はフランス語のéstuverです。éstuverはフランスの調理用語で、蒸し煮にするあるいは煮込むことを意味するため、シチューは肉と魚介類、野菜を出汁またはスープで煮込んだ料理をさします。シチューは具材が大きめなことも、ポタージュとの大きな違いです。
ポタージュの人気レシピ
ポタージュは色々な野菜で作ることができ、温製でも冷製でも美味しく食べられます。ここでは、ポタージュの中でも人気の高いメニューを3つ紹介します。
①じゃがいものポタージュ
生クリームではなく牛乳で作るレシピなので、自宅で簡単につくりやすいポタージュです。温めても冷たくしても美味しく、子供から大人まで幅広い年代に好まれる優しい味わいです。