自然薯とは?山芋・長芋との違いは?栄養素や食べ方・活用レシピを紹介!
【野菜ソムリエ監修】自然薯とはどんな食材か知っていますか?今回は、自然薯の旬の時期・味の特徴や、長芋との違いに加えて、栄養や効能を比較して紹介します。自然薯を触ると痒くなる原因のほか、食べ方や活用レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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自然薯とは?山芋と違う?
自然薯は、山芋や長芋などとよく似ていますがその違いはどこにあるのでしょうか。ここからは、自然薯とはどのような植物なのか、旬の時期や味・食感も併せて詳しく説明します。
自然薯は日本原産の山芋
自然薯は、その滋養強壮の効能から「山菜の王者」や「山のうなぎ」と称されている、日本原産の山芋です。正式名称はヤマノイモで、ヤマノイモ科ヤマノイモ属でつる性の多年草です。なお、自然薯は本来山に自生する植物で、現在栽培されている自然薯は日本原産のヤマノイモではなく中世頃に中国から伝来したものとなっています。
元々は日本の山に自生している自然薯のことだけを山芋と称していましたが、現在は南方原産種である長芋や中国原産種である大和芋も総称して山芋と呼んでいます。
(*大和芋について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
自然薯の旬の時期
自然薯の旬は、10〜12月にかけてです。葉やつるが完全に枯れてから、旬の時期には自然薯が折れないように周りの土をスコップ等で掘り、崩した上で収穫されています。
また、花が枯れる前の9〜10月頃には自然薯の葉の付け根にムカゴと呼ばれる小さい球状の芋ができ、これも食材の一つとして親しまれています。ムカゴも自然薯と同じ味で、皮のまま醤油で炒めたり塩で茹でたりして食べることができるので、見かけた際はぜひ食べてみてください。
(*むかごについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
自然薯の味・食感
自然薯はとろろにして食べると、粘りと甘い味わいがあり、味をつけても良い香りが残ります。生の状態ではかなり粘り気が強い自然薯ですが、すりおろしたものに火を通すことでふわふわになり、香りも強くなります。料理の仕方で食感が変わるため、色々な食べ方で楽しめますが、自然薯独特の性質を味わいたいのであればすりおろしたとろろがおすすめです。
Chirobe
Twitterの口コミ
自然薯のとろろ!素朴な味だけど食べ過ぎ注意。揚げとろとおかべ揚げはテーブルにあった竹焼き塩をつけて頂くと絶品♪デザートの水饅頭がほんのり塩気がきいていて美味しかった。
poti
Twitterの口コミ
お楽しみメニュー+自然薯の磯辺揚げ+一人娘とっくりとおちょこ@そば処・日本料理 筑膳
筑波山でそばと日本酒とっくりとおちょこコシの強い風味豊かな麺と鰹の効いたタレがいいねイイねセットのとろろ飯も自然薯の濃い味と粘り気がたまらない!日本酒の一人娘は辛めでキリッとした味わい!
自然薯と長芋の違いは?
自然薯と長芋は原産地が違うことは分かりましたが、見た目はよく似ています。ここでは、自然薯と長芋の違いについて詳しく解説します。
自然薯と長芋の違いは粘り気
自然薯は長芋とは違い、粘り気が強いのが特徴です。自然薯は粘りがとても強いため、すりおろした後にダシで薄めてとろろとして食べることが多いですが、ダシを加えてもその粘り気は群を抜いています。それに比べて長芋は、すりおろすと粘り気はあるものの、水分が多く含まれているので自然薯に比べてサラサラとした状態です。