スベリヒユは雑草だけど食べられる?美味しい食べ方・レシピ〜栄養成分・効能まで紹介!
【野菜ソムリエ監修】スベリヒユという植物を知っていますか?雑草に分類されますが、海外では食用とされる植物です。今回は、スベリヒユの味わい・風味や、似た毒性がある植物「コニシキソウ」との見分け方のほか、栄養成分・効能も紹介します。スベリヒユの食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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スベリヒユとは?どんな植物?
普段歩いている道にはえる雑草の中には食べられるものが数多く存在します。スベリヒユと呼ばれる植物もその一つですが、どのような植物でしょうか。田んぼや畑のあぜ道などにも生息しているので、観察してみましょう。ここではスベリヒユについて詳しく見ていきます。
スベリヒユは雑草の一つ
スベリヒユは道端や田んぼのあぜ道など、日当たりの良い場所に生息している雑草の一種で、葉の部分に光沢があり、茎が赤く肉厚なのが特徴です。世界でも温暖な地域でよく見られ、日本でも全国で繁殖しているので観察してみてください。同じ仲間の栽培種の中には、花のポーチュラカやマツバボタンがあります。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
ポーチュラカは「ハナスベリヒユ」とも呼ばれるスベリヒユ科の植物でオレンジやピンク、赤、黄、白、紫など色とりどりの一日花を次々に咲かせます。
スベリヒユの旬
スベリヒユの旬は夏で、7月から9月にかけて繁殖する一年草です。繁殖力が非常に強く、引き抜いても茎がしおれず簡単に枯れない強さがあります。また、種子をつける量も多く、大きな株では24万個の種子がカプセル状の蓋果に入っていたことが記録されています。
抜いても執拗に生えてくることから、特に畑に関わる農業従事者の間では害草として扱われていることが多いようです。
スベリヒユは食べられる?毒性はない?
スベリヒユが食用にできるなら、繁殖力の強いスベリヒユは家計には嬉しい植物と言えるでしょう。スベリヒユに毒性はないのでしょうか。ここではスベリヒユの味わいや、実際に食べた人の感想を紹介します。毒性があるかどうかも解説するので参考にしてください。
スベリヒユに毒性はなく海外では食用とされている
日本で雑草として扱われているスベリヒユには毒性はなく、海外では食用として扱われ炒めたりサラダなどに入れるなどの食べ方をしているようです。また、中国では馬歯莧(ばしけん)と呼ばれ、漢方として扱われていることもあるようです。日本では沖縄で食べられているほか、山形県ではヒョウと呼び、おひたしや乾物にして保存食にされています。
どちらの地域も夏や冬に野菜不足に悩まされることから、繁殖力の強い雑草のスベリヒユは貴重な栄養源だったと考えられます。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
山形県の一部の地域では夏に摘んだひょうを天日干した「ひょう干し」を煮物にしたものがお正月料理に欠かせない縁起物として食べられています。
スベリヒユの味わい・風味
スベリヒユの味わいはツルムラサキやモロヘイヤのようなぬめりがあり、独特の酸味が特徴です。世界各国で食用とされていることから、料理での汎用性は高いと言えます。濃い味付けの物とよく合い、肉料理や赤身の刺身とも相性が良いので料理に使ってみましょう。
Twitterの口コミ
どうでもいい情報。
畑の脇に生えていた雑草のスベリヒユを引っこ抜いて調理して食べてみる事にした。
調べたところによると、独特の酸味と滑りがあり、ツルムラサキに似たような味だとか。
引っこ抜いて来てからアレなんだけれどもツルムラサキ、結構苦手なので多分家族に押し付ける形になると思う...
Twitterの口コミ
今が旬のスベリヒユ。さっと茹でておひたしと、豆腐あえ。プリっとした食感とほのかな酸味が癖になる味😉✨
#雑草 #スベリヒユ