アスパラガスの保存方法・期間は？常温NG？冷凍・冷蔵で長持ちのコツを解説！

アスパラガスは保存方法を間違うと、時間の経過と共に風味がどんどん落ちてしまいます。美味しいまま日持ちさせられるよう、正しい保存方法を知っておきたいところです。ここでは、アスパラガスの正しい保存方法を説明します。

アスパラガスは冷凍または冷蔵保存することで、日持ちする期間を延ばすことができます。しかし、アスパラガスを食べるタイミングによって、冷凍と冷蔵のどちらが適しているかは変わります。食べる予定に沿って、保存方法を選びましょう。

アスパラガスは、常温あるいは冷蔵庫の中でも温度が高めである野菜室での保存も向いていません。これはアスパラガスが、陽に当たることで硬くなるという特徴を持つからです。

アスパラガスを美味しく保存するためには、守るべきポイントがいくつかあります。ここでは、アスパラガスを保存する際のポイントを3つ紹介します。

アスパラガスの水分が蒸発するのを防ぐため、ラップなどに包んで保存するのが基本です。アスパラガスは乾燥することで風味が落ちていくので、水分の蒸散を防ぐことが大切です。

アスパラガスは瓶やコップ、ペットボトルなどに入れ、立てたまま保存するのが原則です。横に置いたアスパラガスは穂先を立てようとして余計なエネルギーを使うことで知られており、それが鮮度を落とします。保存するにあたり、湿らせたキッチンペーパーを敷いてから、上にアスパラガスを乗せると水分が維持できるのでおすすめです。

アスパラガスを日持ちさせたいと考えているなら、下処理をしてから保存するのがおすすめです。ここでは、アスパラガスの下処理方法を紹介します。

アスパラガスは下茹でする前に、以下のようにしっかり皮をむき下ごしらえをしておきましょう。

①アスパラガスの切り口から2～3㎜のところをカットする
②根元から3cm程度の部分の皮をむく

アスパラガスの皮をむいた方がよい部分を見極める方法として、穂先と根元を持ってしならせることがあげられます。皮をむく必要があるのは、折れそうな部分から根元までです。

アスパラガスを冷蔵保存する際にも、賞味期限が延びるように正しい方法を用いる必要があります。ここでは、アスパラガスの冷蔵での保存方法と日持ちする期間について説明します。

冷蔵保存したアスパラガスの保存期間や賞味期限の目安は、4～5日程度です。これは、アスパラガスに適した2.5℃で保存した場合の目安です。冷蔵庫内の温度が高ければ、賞味期限が短くなることもあるので注意しましょう。

アスパラガスを長期保存したいなら、冷蔵より冷凍することをおすすめします。ここでは、アスパラガスの冷凍での保存方法と日持ちする期間について説明します。

アスパラガスは冷凍することで、保存期間並びに賞味期限が約1ヶ月まで延びます。そのため、旬のアスパラガスを大量に購入した時には、食べる分を取り分けたら冷凍保存するのがおすすめです。

下茹でしたまま切っていないアスパラガスを保存する方が美味しさを維持できますが、料理に使いやすいようにカットしてもよいでしょう。また、使いやすい分量に小分けして保存しておくと、再冷凍を防ぐことにもつながります。

アスパラガスの賞味期限が切れた場合は、食べると食中毒をリスクが高まるので避けるのが基本です。ここでは、アスパラガスの賞味期限が切れるとどうなるのかについて説明します。

（＊アスパラの賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

アスパラガスは調理方法によっては保存食にすることができ、お弁当のおかずなどに活用可能です。ここでは、おすすめのアスパラガスの保存食メニューを3つ紹介します。

ナスとアスパラガスを揚げた後で、めんつゆと水を混ぜた出汁につけるだけと手軽な常備菜です。好みで生姜を加えても、美味しく仕上がります。

小さく切ったアスパラガスとウインナーを炒めて、塩コショウと粒マスタードを加えるだけと簡単です。冷蔵庫で2～3日保存できるので、まとめて作ってお弁当のおかずにするのもよいでしょう。

固ゆでしたアスパラガスを豚の薄切り肉で巻いてから焼くと、冷凍保存も可能な常備菜になります。彩りが欲しい時には、アスパラガスとチーズを組み合わせたり、ニンジンを肉巻きしたりするのもおすすめです。

今回は、アスパラガスを冷凍または冷蔵で長持ちさせるコツや解凍方法にくわえ、賞味期限の目安を紹介しました。アスパラガスは正しく保存することで、賞味期限を延ばすことができます。アスパラガスの正しい保存方法を実践し、美味しく食べきりましょう。