ヤマモモ(楊梅)とは?味や食べ方は?栄養価・効能や美味しいレシピも紹介!

【野菜ソムリエ監修】ヤマモモとはどんな果物か知っていますか?ヤマモモは聞きなれない果物ですが、今回は、ヤマモモの美味しい食べ方や〈旬・味・栄養価〉も合わせて紹介します。あまり知られていないヤマモモの美味しいレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)
専門家監修 |野菜ソムリエ 二階堂麻奈美
Instagram
野菜ソムリエ・調理師・江戸懐石近茶流師範科・ロジカル調理協会インストラクター0期生 20年の飲食店経営を経て料理家へ転身。料理教室、出張シェフ、企業ランチプランナー。...
Instagram
野菜ソムリエ・調理師・江戸懐石近茶流師範科・ロジカル調理協会インストラクター0期生 20年の飲食店経営を経て料理家へ転身。料理教室、出張シェフ、企業ランチプランナー。手作りの良さを、ひとりでも多くの方にお伝えしたいと日々活動中。

目次

  1. ヤマモモ(楊梅)とは?
  2. ヤマモモの旬・主産地
  3. ヤマモモの味・香り
  4. ヤマモモの栄養価・効能
  5. ヤマモモの食べ方は?
  6. ヤマモモを生でそのまま食べる
  7. 冷凍ヤマモモにして食べても美味しい
  8. ヤマモモの美味しい食べ方・レシピのおすすめ
  9. ①ヤマモモのジュース
  10. ②ヤマモモのシロップ漬け
  11. ③ヤマモモのジャム
  12. ④ヤマモモのクリームチーズケーキ
  13. ⑤ヤマモモのババロア
  14. ヤマモモを食べてみよう

ヤマモモ(楊梅)とは?

ヤマモモは地域によっては目にする機会もほとんど無いため、ヤマモモと聞いてもどのような果物か想像できる方は少ないかもしれません。ここでは、ヤマモモについて詳しく紹介するとともに、旬の時期・生産地や味・栄養価などヤマモモの特徴を説明します。

ヤマモモの旬・主産地

ヤマモモは日本では雨の多い6月~7月が実が完熟して美味しい旬の時期です。ヤマモモという名前から果物の桃をイメージしがちですが、見た目は全く異なり、サクランボのような小さな赤色の実を持ち、表面はでこぼこしています。生産地は日本の他には中国やフィリピンなどで生産され、ヤマモモは温暖な気候を好むため、日本では西日本から沖縄県の暖かな地域で育ちます。

関東より北の地域でスーパーで出回ることはほとんどありませんが、関東より南の暖かな地域だと近くの公園や森でヤマモモの木を見つけられれば、天然のヤマモモを食べられでしょう。

二階堂麻奈美

野菜ソムリエ

ヤマモモ(山桃)、別名は楊梅(ヨウバイ、ヤンメイ)、Bayberry。日本にも古くから自生していました。枕草子にもその記述が見られます。 雄と雌の木があり両方が無いと受粉しません。しかしその花粉は「中国から来る」と言われるほど遠くまで飛ぶそうですよ。

ヤマモモの味・香り

ヤマモモの実は少し酸味があり、甘酸っぱい味がします。ヤマモモは甘さの中に爽やかな香りとさっぱりとした味わいを持つため、蒸し暑い夏の時期にも食べやすく人気のある果物です。ヤマモモの実は傷みやすく、日本での生産量も他の果物に比べて多くはないため、スーパーで見つけた際は試食してみることをおすすめします。

ヤマモモは昔は今よりも流通が多く、頻繁に食べられていたこともあり、幼いころに食べていた年配の方からは懐かしい味と言われることもあります。

Green Pepper

今朝直販所に行ってみたら大粒のヤマモモが売られてたので買って来た。ワンパック500円で売ってる人も居たけどこれは300円。早速口に入れると懐かしの甘酸っぱい初夏の味がした。美味。

ヤマモモもらった
こういう味いいな
ただ甘いとか酸っぱいだけじゃない独特の個性がある味(^-^)

ヤマモモの栄養価・効能

ヤマモモには下記にあげる栄養素が含まれているので、ここではその栄養素の効能についても説明しましょう。

・ブドウ糖
・クエン酸
・アントシアニン
・ビタミンB1
・ビタミンB2

ヤマモモに含まれる糖分のブドウ糖は、人間の体や脳を動かすためのエネルギー源になる成分で、不足すると疲れやストレスを感じやすくなります。酸っぱさの成分であるクエン酸は細胞の酸化を抑える効能があり、疲労回復や老化防止にも効果的な栄養素です。

ブルーベリーなどにも多く含まれるアントシアニンは抗酸化作用を持ち、血管や血中の健康状態を保つ役割を果たすため、動脈硬化や血栓症を防ぎ、虚血性心疾患や脳血管障害などを予防する効能があります。ヤマモモにはビタミンB2も含まれ、その働きは三大栄養素をエネルギーとして代謝させ、皮膚や爪・髪の毛などの再生に関わり発育にも貢献するため発育のビタミンとも呼ばれています。

ヤマモモの食べ方は?

ヤマモモという果物は知っていても、ヤマモモの食べ方を知らない人も多いことでしょう。ここでは、基本的なヤマモモの食べ方や、大量に手に入った際に最適な保存方法を紹介します。

ヤマモモを生でそのまま食べる

ヤマモモは、そのまま生で食べても甘酸っぱくて非常に美味しい果物です。ものによりますが、ヤマモモは農薬を使わずに栽培されていることが多く、実の中に虫が入っていることがあるため、食べる前に1時間ほど水に浸けておくことをおすすめします。

常温のまま食べても美味しいですが、冷蔵庫で十分に冷やしてから、そのまま口の中に入れ、サクランボのように後から種を出す食べ方が一般的です。一部地域では、ヤマモモに少し塩を振り、日本酒や焼酎などのお酒のおつまみとする食べ方も人気があります。

冷凍ヤマモモにして食べても美味しい

すぐに傷んでしまうヤマモモは、旬の時期に沢山購入しても食べきれないこともあります。加工して保存食にする方法もありますが、冷凍庫での長期保存も可能です。保存方法はしっかりと水気を切ったヤマモモを密閉袋に重ならないように入れて保存し、調理に使う際はそのまま解凍せずに使えます。

予め種を取り除いて冷凍したヤマモモを、ミキサーにかけてスムージーやシャーベットのようにすると夏場に喜ばれるスイーツが簡単に出来上がります。

ヤマモモの美味しい食べ方・レシピのおすすめ

関連する記事