はっさくの食べ方や皮むきのコツは?酸っぱい時も美味しく食べられる方法・レシピも紹介!
【野菜ソムリエ監修】はっさくの食べ方を知っていますか?はっさくは皮が厚いので、むくのが難しいイメージもあります。今回は、はっさくが酸っぱい場合でも美味しい食べ方や〈皮むき・房どり〉のコツも動画で紹介します。はっさくの美味しいレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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はっさくとは?
ブンタンや夏みかんなど果実の大きい柑橘類はいくつかありますが、今回は、はっさくの旬の時期や美味しいはっさくを選ぶポイントを紹介します。はっさくが酸っぱい場合に食べやすくする対処法も併せて紹介するので、参考にしてください。
はっさくの旬・産地
はっさくは広島県で発見され、今では西日本の各地で栽培されていますが、和歌山県での収穫量が圧倒的に多いです。完熟していない採れたてのはっさくは酸っぱいので、収穫後に1~2ヶ月貯蔵して酸味が落ち着いてから市場に出回ります。
はっさくは漢字では八朔と書き、旧暦で8月1日のことを指します。かつてはその時期から食べられると言われていたことからその名前が付きましたが、今のはっさくの旬は2月から3月です。なお、木に成ったまま完熟させたはっさくは、3月から4月中旬が食べ頃です。
美味しいはっさくの選び方
美味しいはっさくには以下のような特徴があります。
・色が明るい橙黄色
・ハリがある
・茶色い部分が無い
・ヘタが緑色
・ずっしりと重みがある
・爽やかで甘い香りがする
香りを嗅げるのであれば、良いにおいのする物を選んでください。皮に茶色い部分があると、そこから傷んでいる場合があるので避けた方が良いです。はっさくは日持ちが効くので、冷暗所に置いておけば常温でも2~3週間もちます。気温が高いときは、乾燥を防ぐためにラップで包むか保存袋に入れて冷蔵庫で保管しましょう。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
はっさくはその瑞々しさもおいしさのひとつ。保存状態が良くないと乾燥によって水分が抜けてしまい美味しくなくなってしまうので、皮にハリがあり、ツヤもあるものを選ぶようにしましょう。
はっさくの皮むき・房どりの仕方は?
はっさくは皮が厚いので手で皮をむくのは難しいですが、切り方を覚えると簡単にむくことができます。この項では、包丁を使った皮むきと房どりの仕方を紹介します。
はっさくの皮むき・房どりの手順やポイント
以下は、はっさくの皮むきを簡単にする切り方です。この切り方はグレープフルーツなど他の柑橘類の皮むきにも応用ができるので、覚えておくと便利です。
①はっさくの上下を切り落とす
②りんごを剥くように皮を剥く
③白いところまで綺麗に取る
④手で2つに割る
⑤薄皮を剥がしながら果肉を外す
はっさくは薄皮も固く、食べると消化不良を起こす可能性があるので薄皮もむいて食べましょう。白いところをあらかじめ綺麗に取り除いておくと、後の房どりがしやすくなるので、丁寧に行うことが大切です。回しながら皮をむくのが難しい方は、白いところを残さないことを意識しながら好きな方法でむいてください。
包丁をなるべく使いたくないときは、はっさくのお尻の方に切り込みを入れ、そこに指を差して厚い皮をむきます。全体が白い状態で房をバラバラにしてから、1つずつ内側から袋を開くようにして薄皮をむいていきます。はっさくの果肉は丈夫なので、手でむいてもほとんど果汁は出ず、綺麗にむくことが可能です。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
もしはっさくの皮がナイフや手ではむきにくいようであれば、ピーラーを使ってむいていくという方法もあります。
はっさくの美味しい食べ方は?
ここでははっさくの美味しい食べ方を紹介します。みかんのような強い甘みはありませんが、みかんとは違った美味しさがあるので見かけたらぜひ食べてみてください。
①はっさくのむき身をそのまま食べる
むいたはっさくは、まずはそのまま食べてみるのがおすすめです。はっさくは果肉の粒がしっかりしているため、食べ応えもあります。常温で保存していたときは、むいてから冷やして食べると清涼感も増して美味しくいただけます。むいた後の果肉は乾燥しやすいので、すぐに食べないのであれば容器に入れるかラップをしてください。
また、果肉を絞ってジュースにするのもおすすめです。そのまま絞って100%ジュースにしても美味しいですが、炭酸飲料やアルコールに入れても甘すぎず、食事にも合います。