ザクロの食べ方は？種や皮は食べれる？食べ頃や切り方・粒の取り方なども紹介！

ザクロの可食部は水分を豊富に含んでおり、粒を強く潰すと果汁が勢いよく弾け飛ぶほどです。ザクロはこの粒を潰して濾過し、果汁だけ取り出してジュースにして飲むのもおすすめです。そのまま飲んでもいいですが、果汁を煮詰めてから冷やすと濃いジュースに仕上がり、より甘みを感じることができます。

ザクロには数ある果実の中でも豊富にカリウムが含まれているほか、ビタミンCやビタミンB1、ビタミンB2などの栄養が含まれています。また、ポリフェノールも含まれているため、これらの栄養素によるむくみ防止やアンチエイチングの効果を目的として、特に女性の間では美容などのためにザクロジュースを飲む方も多いようです。

ザクロの絞った果汁と砂糖を煮詰めると、果汁を多く含んだシロップを作ることができます。このシロップは、ジュースやスムージーなどの飲み物や、サラダのドレッシングにアレンジすることができ、生のザクロよりも保存期間を延ばすことができるのがメリットです。

なお、ザクロのシロップには市販商品もありますが、商品によっては含まれる果汁が少ない上に甘味料で人工的に味付けされている商品もあるので注意しましょう。

果物は種類によっては種や皮なども食べられる場合がありますが、ザクロの場合はどうなのでしょうか。ここでは、ザクロの実の粒の中にある固い種や表面の皮が食べられるかどうか、毒を含んでいるのかについて解説します。

ザクロの皮は危険ですが、一方でザクロの種子にはポリフェノールが含まれており、食べることができます。ポリフェノールには抗酸化作用があり、体内の活性酸素と呼ばれる細胞にダメージを負わせる成分を減らし、老化やがんなどの病気を起こしにくくすると言われています。

また、ザクロの種にはエストロンという、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする植物性エストロゲン様成分が含まれているのが大きな特徴です。200種類以上あるザクロの中でも黒ザクロと呼ばれる品種は特にエストロンやその他の栄養が豊富に含まれています。

このようにホルモンバランスの乱れや加齢による不調を感じている方にも、ザクロはおすすめの果物です。

（＊ザクロの栄養素について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

日本ではザクロの実を手に取る機会あまりないため、どのように選んだらいいか分からない方も多いでしょう。ここでは、ザクロの食べ頃の時期や美味しいザクロの選び方のコツについて紹介します。

ザクロが開花するのは5月下旬から6月ごろで、果実が収穫されるのは9月から11月が多いです。日本で栽培されているザクロは、夏の終わりから秋にかけて収穫され、アメリカから輸入されるザクロもほとんど同じ時期になっています。秋ごろにザクロを見かけた場合は食べ頃の可能性が高いので、ぜひ手に取ってみてください。