大根が腐るとどうなる?見分け方は?日持ちする保存方法も解説!
【管理栄養士監修】大根が腐るとどうなるか知っていますか?野菜は消費期限が決まっている訳では無いので、心配な場合もあります。今回は、大根が腐った時の特徴やカビが生えても食べられるかなど紹介します。大根の変色や正しい保存方法と賞味期限の目安も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
大根の断面が、半透明や薄紫色になる場合もあります。これは「水晶現象」と言って、大雨の後に大根の水分が増えることなどで起きると言われています。水晶現象が出た大根も病気では無いので食べられますが、やはり味は落ちてしまいます。素材の味が良く分かる生食ではなく、煮物など調理に活用するのがおすすめです。
大根の保存方法と賞味期限の目安
続いて、大根の保存方法を紹介します。購入した大根を少しでも長持ちさせるため、保存前に確認しておきましょう。野菜なので消費期限はありませんが、目安となる賞味期限も紹介します。
常温で保存する場合
丸ごとのカットされていない大根の場合は、常温で保存できます。保存方法は以下の通りです。
1.葉をカットする
2.新聞紙でくるむ
3.風通しの良い場所に立てておく
1本丸ごと保存する場合は、栄養や水分が失われない様に葉をカットしてしまいましょう。葉の根元ぎりぎりではなく、2cmほど上の部分でカットするのがおすすめです。実に泥が付いている場合は、落とさずそのまま新聞紙でくるみましょう。
この保存方法なら、気温が低ければ1か月程保存可能です。ただ、夏になるとどうしても傷みやすく1週間程しか持たないので、長期間日持ちさせたいなら冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。
冷蔵で保存する場合
カットした後の大根は、冷蔵庫で保存しましょう。冷蔵保存の場合も、やり方は難しくありません。
1.湿らせた新聞紙や、ラップで大根全体を包む
2.大根の切り口を上にして、立てて冷蔵庫に入れる
カットした大根を冷蔵庫で保存する時は、乾燥を防ぐため切り口だけでなく大根全体をしっかり密封しておくことが重要です。カットした大根は1本丸ごとの状態よりどうしても日持ちしにくいので、しっかり密封して賞味期限を延長させましょう。この方法の賞味期限は、大体4~5日程となります。
(*大根の保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
冷凍で保存する場合
大根を冷凍保存する場合は、カットやおろしにしてから保存しましょう。長期間保存出来るので、大量に大根を購入した際にもおすすめです。
【カット大根の冷凍方法】
1.大根を好きな大きさにカットする
2.フリーザーバッグに入れる
3.冷凍庫に入れる
【大根おろしの冷凍方法】
1.大根おろしの水分を切る
2.フリーザーバッグに入れて、密封する
3.平らにならしてから冷凍庫に入れる
どちらの方法でも、フリーザーバッグに入れて保存するのが基本です。カットした大根は味噌汁などに入れ、そのまま使用出来るので便利です。賞味期限は1か月程と長めなので、忘れない様にバッグに日にちを書いておくと良いでしょう。
秋山 嘉代
管理栄養士
冷凍すると細胞が壊れやすくなるので、火の通りが早くなります。お味噌汁やスープを調理する際は時短になりますよ。 大根おろしにすると、ジアスターゼなどの酵素が失活するのが早く、冷凍保存ではその効果はあまり期待できません。しかし、大根おろしそのものの味や食感を楽しむには充分です。
(*大根の賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
大根が腐る前に食べよう
大根が変色などを起こすと病気になったり腐ったのではないかと心配になりますが、必ずしも食べられないわけではありません。しかし、味は落ちてしまうので早めに食べた方が良いでしょう。賞味期限や消費期限が来る前に、美味しい状態で大根を愉しみましょう。