河内晩柑(かわちばんかん)の食べ方は?皮は食べれる?活用レシピのおすすめを紹介!
河内晩柑(かわちばんかん)の食べ方について知っていますか?今回は、河内晩柑の皮の剥き方や、食べ方に加えて、厚皮は食べれるかも紹介します。そのほかにも、河内晩柑の活用レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
河内晩柑の食べ方のおすすめの一つは、薄皮を剥いて食べる方法です。その場合は分厚い皮を剥いた後に、中身を傷つけないよう房ごとにわけ、薄皮を剥いて食べます。薄皮を剥く手間はありますが、河内晩柑本来の甘味と酸味をシンプルに味わうことができる食べ方です。
薄皮は手でも剥けますが、包丁を使う場合は房の背側に縦に深く切り目を入れ、半分に割って果肉だけを薄皮から剥ぎ取りながら食べてください。
②薄皮ごと食べる
薄皮ごと食べると、薄皮の苦みが加わりより果汁を甘く感じることができます。また、薄皮には便秘解消に役立つ食物繊維や、脂肪の燃焼作用もあるとされる苦み成分のナリンギンなどの栄養素が含まれています。薄皮ごと食べる場合は、外皮のまま水平に包丁をいれてオレンジのように切り分けるスマイルカットがオススメの切り方です。
③半分に切ってスプーンですくって食べる
グレープフルーツと同じように、水平に包丁を入れて半分に切りスプーンですくって食べる食べ方もおすすめです。包丁で切る手間や剥く手間が最小限で済むので気軽に食べることができ、食べている間も手が汚れにくいのもメリットです。
④絞ってジュースにする
河内晩柑が出回り始める春先は特に果汁が多いため、絞ってジュースにするのもいいでしょう。ジューサーを使いたい場合は面倒でも外皮、薄皮を剥いて果肉のみをジューサーに入れ、水や砂糖を適量加えると飲みやすい美味しいジュースになります。
河内晩柑の厚皮は食べれる?
柑橘類の中には厚皮も食べられるものがありますが、外皮がとても分厚い河内晩柑も皮も食べられるのでしょうか。ここでは、厚皮の部分は食べることができるのかを確認していきましょう。
河内晩柑の厚皮は栄養豊富で食べても問題ない
河内晩柑の厚皮は食べても問題なく、以下のような栄養が含まれています。
・ビタミンP
・オーラプテン
・ヘプタメトキシフラボン
皮と実の間にある白い部分はポリフェノールの1種であるビタミンPが多く含まれています。このビタミンPには、毛細血管の強化や抗アレルギー作用、血中コレステロール値の低下作用など様々な健康効果があります。
また、近年では河内晩柑の外皮の黄色い部分にはオーラプテンとヘプタメトキシフラボンが通常の柑橘より多く含まれていることが分かってきました。このオーラプテンとヘプタメトキシフラボンには抗炎症作用があり、脳内の炎症が原因となる認知症への効果が期待されています。
厚皮を食べる際の注意点
河内晩柑の皮を食べる場合は、農薬やワックスが使われているかどうかに注意しましょう。柑橘類には天然のワックスがついていますが、収穫後に水洗いをする際にこのワックスがとれてしまいます。ワックスが取れると水分が蒸発しやすくなって見た目が悪くなる上に、日持ちもしなくなることからワックス加工を行う場合があるようです。
なお、無農薬、ワックス不使用の場合は水で洗って食べても大丈夫です。また、血圧などの薬を服用しており、グレープフルーツの摂取を止められている方は河内晩柑の皮にも薬の作用を阻害する成分が含まれているため食べないようにしましょう。
河内晩柑の活用レシピのおすすめ
河内晩柑の皮には捨てるにはもったいないほど栄養がたっぷりと詰まっていることがわかりました。ここからは、河内晩柑を美味しい活用レシピを紹介します。
①河内晩柑のピール
ピールはいろいろな柑橘類の皮で作ることができますが、中でも河内晩柑は皮が分厚いためピールを作るのに向いています。作ったピールはそのまま食べたり、パンやお菓子作りに使ったりと様々な食べ方を楽しむことができるでしょう。