果物(フルーツ)の漢字の読み方40選!バナナ/りんご/みかん/パイナップル等一覧で紹介!
果物には様々な難しい漢字があることを知っていますか?クイズ番組などでも難しい漢字の果物を目にすることがありますが、今回は、クイズ向きの果物の名前の難しい漢字の〈読み方・由来〉などを紹介します。五十音順で全40種類を一覧で紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 果物の難しい漢字何個分かる?
- 果物の難読漢字【あ行】
- ①木通(読み方:あけび)
- ②西印度櫻桃(読み方:アセロラ)
- ③鰐梨(読み方:アボカド)
- ④杏(読み方:あんず)
- ⑤苺(読み方:いちご)
- ⑥無花果(読み方:いちじく)
- ⑦橄欖(読み方:オリーブ)
- 果物の難読漢字【か行】
- ⑧臭橙(読み方:かぼす)
- ⑨花梨(読み方:かりん)
- ⑩彌猴桃(読み方:キウイ)
- ⑪蕃石榴(読み方:グアバ)
- ⑫枸杞(読み方:クコ)
- ⑬蔓苔桃(読み方:クランベリー)
- ⑭葡萄柚(読み方:グレープフルーツ)
- 果物の難読漢字【さ行】
- ⑮桜桃(読み方:さくらんぼ)
- ⑯柘榴(読み方:ザクロ)
- ⑰平実檸檬(読み方:シークワサー)
- ⑱波羅蜜(読み方:ジャックフルーツ)
- ⑲西瓜(読み方:スイカ)
- ⑳五歛子(読み方:スターフルーツ)
- ㉑酢橘(読み方:すだち)
- 果物の難読漢字【た行】
- ㉒火龍果(読み方:ドラゴンフルーツ)
- ㉓麝香猫果(読み方:ドリアン)
- 果物の難読漢字【な行】
- ㉔梨(読み方:なし)
- 果物の難読漢字【は行】
- ㉕鳳梨(読み方:パイナップル)
- ㉖黒実鶯神楽(読み方:ハスカップ)
- ㉗八朔(読み方:はっさく)
- ㉘果物時計草(読み方:パッションフルーツ)
- ㉙甘蕉(読み方:バナナ)
- ㉚万寿果(読み方:パパイヤ)
- ㉛枇杷(読み方:びわ)
- ㉜葡萄(読み方:ぶどう)
- ㉝藍苺(読み方:ブルーベリー)
- ㉞西洋李(読み方:プルーン)
- 果物の難読漢字【ま行】
- ㉟麝香葡萄(読み方:マスカット)
- ㊱蜜柑(読み方:みかん)
- ㊲甜瓜(読み方:メロン)
- 果物の難読漢字【ら行】
- ㊳茘枝(読み方:ライチ)
- ㊴林檎(読み方:りんご)
- ㊵檸檬(読み方:レモン)
- 果物の名前には難しい漢字が多い
果物の難しい漢字何個分かる?

果物はひらがなやカタカナで表記されることが多いため、漢字を知らない果物も多いでしょう。ここからは、読むのが難しい果物の漢字を五十音順に紹介していきます。読める漢字がいくつあるのか、数えてみてください。
果物の難読漢字【あ行】
名前(読み方) | 漢字 | 難しさ |
①あけび | 木通 | ★★★☆☆ |
②アセロラ | 西印度櫻桃 | ★★★★★ |
③アボカド | 鰐梨 | ★★★★☆ |
④あんず | 杏 | ★☆☆☆☆ |
⑤いちご | 苺 | ★☆☆☆☆ |
⑥いちじく | 無花果 | ★★★☆☆ |
⑦オリーブ | 橄欖 | ★★★★★ |
①木通(読み方:あけび)
あけびは蔓を切って吹いたときに空気が通ることから「木通」と書く以外に、「通草」や「山女」と表記することもあります。「あけび」という名前は実が熟した時に縦に割れ目が入り、中から白い果肉を覗かせる姿から「開け実」と称されたことに由来します。
②西印度櫻桃(読み方:アセロラ)
果実が赤くジュースの材料としても親しまれているアセロラですが、日本語にアセロラを表す漢字は存在しません。「西印度櫻桃」という漢字は、中国語で表現した場合に使われる漢字となります。西印度は西インドを示し、アセロラが西インド諸島原産であることからこの漢字が当てられたと推測されます。
③鰐梨(読み方:アボカド)

サラダやサンドイッチなど、生食することが多いアボカドは「鰐梨」と書きます。読んで字のごとくアボカドの見た目が鰐(ワニ)の背中に似ていることから名づけられましたが、読むには難しい漢字でしょう。
④杏(読み方:あんず)
ほどよい甘みと酸味で、ジャムやコンポートづくりに活用されることも多いあんずは、「杏」と1文字で表記する場合と「杏子」と表記する場合があります。木の枝に、実を意味する「口」が実っているように見えるその様子から、この漢字が当てられたそうです。
⑤苺(読み方:いちご)
1文字で表される「苺」の漢字には「母」という字が含まれていますが、いちごの実が乳首に似ていることが「母」がついた理由と言われています。ショートケーキのトッピングやジャムなど、幅広い用途に使われる定番の果物です。
⑥無花果(読み方:いちじく)

「無花果」という漢字を見ると花の無い果物と勘違いされますが、いちじくにも花はあります。一般的に食べられているいちじくの実は厳密に言うといちじくの花であり、外からは見えないことから「無花果」という漢字がつけられました。
(*いちじくの漢字表記について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
⑦橄欖(読み方:オリーブ)
オリーブオイルはイタリアンを中心に様々な料理に活用されますが、その原料であるオリーブを表す漢字は「橄欖(かんらん)」です。元々は「かんらん」というオリーブとは別の植物があり、似ているという理由でオリーブにも付けたことがその漢字の由来と言われています。
果物の難読漢字【か行】
名前(読み方) | 漢字 | 難しさ |
⑧かぼす | 臭橙 | ★★★★☆ |
⑨かりん | 花梨 | ★☆☆☆☆ |
⑩キウイ | 彌猴桃 | ★★★★★ |
⑪グアバ | 蕃石榴 | ★★★★☆ |
⑫クコ | 枸杞 | ★★★☆☆ |
⑬クランベリー | 蔓苔桃 | ★★★★★ |
⑭グレープフルーツ | 葡萄柚 | ★★★★☆ |
⑧臭橙(読み方:かぼす)
焼き魚などに絞ると爽やかな味わいに仕上げるかぼすですが、「かぼす」という名前の由来は現在もはっきりしていません。漢字ではその独特の香りから「臭橙」と表記しますが、その他にもそのまま食べると酸味が強いことから当て字で「香母酢」と表記することがあります。
⑨花梨(読み方:かりん)

かりんの実はとても硬く渋みが強いため、はちみつに漬けたりお酒に漬けて利用されることが多いです。また咳止めの効果があると言われており、のど飴の材料としても広く知られています。かりんの漢字は座卓に使われる唐木の花櫚に似ていることが理由で「花梨」と表記されます。
⑩彌猴桃(読み方:キウイ)
スーパーでも1年中購入することができるキウイですが、彌猴桃という非常に難しい漢字で表記されます。彌猴桃は中国語で、「彌猴」とはアカゲザルという猿のことを表し、「猿が好んで食べる果物」という意味から名づけられました。
⑪蕃石榴(読み方:グアバ)
日本では沖縄で作られているグアバは、生で食べたりジュースで楽しんだりするトロピカルフルーツです。「蕃石榴」という漢字には「外国のざくろ」という意味があり、「見た目がザクロに似ている外国の果物」ということからこの漢字が当てられました。
⑫枸杞(読み方:クコ)

クコの実は中国では体に非常に良い生薬として利用されており、ドライフルーツにして杏仁豆腐のトッピングにしたり薬膳料理に使われたりしています。枸杞は枸橘(カラタチ)のようなトゲを持ち、杞柳(コリヤナギ)のように枝がしなやかに伸びるために、この2つの漢字を1文字ずつ取って枸杞と表記されるようになったそうです。
⑬蔓苔桃(読み方:クランベリー)
クランベリーは4つの種類に分けられ、和名ではそれぞれ「蔓苔桃(ツルコケモモ)」、「姫蔓苔桃(ヒメツルコケモモ)」、「大実蔓苔桃(オオミツルコケモモ)」、「灰汁柴(アクシバ)」と表記します。クランベリーを表す漢字である蔓苔桃は、4種すべてに共通するツルコケモモに由来しているようです。
⑭葡萄柚(読み方:グレープフルーツ)
グレープフルーツを漢字で書くと、葡萄(ぶどう)と柚(ゆず)を合わせた葡萄柚(ぶどうゆず)です。1本の枝に複数の実をつける様子がぶどうに似ていることからグレープフルーツと名づけられましたが、漢字もその様子をもとに表記が考えられたのでしょう。
果物の難読漢字【さ行】
名前(読み方) | 漢字 | 難しさ |
⑮さくらんぼ | 桜桃 | ★☆☆☆☆ |
⑯ザクロ | 柘榴 | ★★☆☆☆ |
⑰シークワサー | 平実檸檬 | ★★★★★ |
⑱ジャックフルーツ | 波羅蜜 | ★★★★☆ |
⑲スイカ | 西瓜 | ★☆☆☆☆ |
⑳スターフルーツ | 五歛子 | ★★★★☆ |
㉑すだち | 酢橘 | ★☆☆☆☆ |
⑮桜桃(読み方:さくらんぼ)

梅雨の時期に旬を迎えるさくらんぼは、そのまま食べるほか、スイーツのトッピングとして食べられています。「桜桃」という表記の通り桜の木になる果実であることが漢字の由来になっており、その他にも「桜実」や「櫻桃」などと表記されることもあります。
(*さくらんぼの漢字表記について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
⑯柘榴(読み方:ザクロ)
ザクロは「柘榴」の他にも「石榴」と表記することもできます。当時「安石国」と呼ばれていたイランから中国に渡ったザクロは、ゴツゴツとした様子が瘤(コブ)に似ていることから「安石瘤(あんせきりゅう)」と呼ばれました。そして、最終的に「柘榴」と呼ばれるようになったと言われています。
⑰平実檸檬(読み方:シークワサー)
沖縄の特産品であるシークワサーは沖縄の方言であり、「シー」は「酢」という意味で「クワサー」は「食わせる」という意味になります。押しつぶされた檸檬(レモン)のようなその形から、平実檸檬と表記されるようになりました。
⑱波羅蜜(読み方:ジャックフルーツ)

巨大な実が特徴のジャックフルーツは、東南アジアやアフリカで栽培される果物です。和名は「パラミツ」で、漢字では「波羅蜜」と表記されますが、この波羅蜜はサンスクリット語で「最高のもの」を表す言葉です。最高に美味しい食べ物であることから、この名前が付けられたともいわれています。
他にもマレー語のナンカを語源にした「南果(なんか)」とも呼ばれています。
⑲西瓜(読み方:スイカ)
みずみずしい食感と爽やかな甘味が特徴のスイカは、夏になると食べたくなる方も多いでしょう。「西瓜」という漢字は、中国よりも西の地域から伝わった瓜であることに由来していると言われています。
⑳五歛子(読み方:スターフルーツ)
ハワイやフロリダなどで栽培されるトロピカルフルーツのスターフルーツですが、最大の特徴はカットした姿が星型になるという独特の形です。「五歛子(ごれんし)」の「歛」は「物のかど、すみ」という意味であり、「五つの角がある果物」ということからこの漢字表記になったと予測されています。
㉑酢橘(読み方:すだち)

かぼすと同じく焼き魚の香りづけや薬味として使われることが多いすだちは、酸味の強い柑橘であることから「酢橘」という漢字で表されます。また、「酢」の漢字が使われるのは、食酢として使っていたことが由来のようです。
果物の難読漢字【た行】
名前(読み方) | 漢字 | 難しさ |
㉒ドラゴンフルーツ | 火龍果 | ★★★☆☆ |
㉓ドリアン | 麝香猫果 | ★★★★★ |
㉒火龍果(読み方:ドラゴンフルーツ)
キウイに似た食感でほのかな酸味と甘みが特徴のドラゴンフルーツですが、日本では食用だけでなく観賞用のサボテンとしても人気があります。漢字では「火龍果」と書きますが、「赤い実が空を昇る龍の目に似ていること」が由来とされています。
㉓麝香猫果(読み方:ドリアン)
インドネシアやタイなどの東南アジアで栽培されているドリアンは、独特な香りで好き嫌いが分かれる果物です。「麝香猫果」という難しい漢字で表記されますが、中国に生息する独特な香りを放つ麝香猫(じゃこうねこ)のような香りを持つ果物であることからこの漢字が当てられました。
果物の難読漢字【な行】
名前(読み方) | 漢字 | 難しさ |
㉔なし | 梨 | ★☆☆☆☆ |
㉔梨(読み方:なし)

梨は漢字1文字で表記しますが、梨という漢字は「利」と「木」を組み合わせて作られています。「利」は良く切れるという意味で、「歯で良く切れる食べやすい実がなる木」ということから「梨」という漢字1文字が使われるようになりました。
「梨」という漢字1文字は、鰐梨(アボカド)や花梨(かりん)、鳳梨(パイナップル)など他の果物にも使われています。
果物の難読漢字【は行】
名前(読み方) | 漢字 | 難しさ |
㉕パイナップル | 鳳梨 | ★★★★☆ |
㉖ハスカップ | 黒実鶯神楽 | ★★★★★ |
㉗はっさく | 八朔 | ★★☆☆☆ |
㉘パッションフルーツ | 果物時計草 | ★★★★★ |
㉙バナナ | 甘蕉 | ★★★★★ |
㉚パパイヤ | 万寿果 | ★★★★☆ |
㉛びわ | 枇杷 | ★☆☆☆☆ |
㉜ぶどう | 葡萄 | ★★★★☆ |
㉝ブルーベリー | 藍苺 | ★★★☆☆ |
㉞プルーン | 西洋李 | ★★★☆☆ |
㉕鳳梨(読み方:パイナップル)
甘酸っぱい爽やかな味で缶詰やゼリーなど、多くの加工食品があるパイナップルの漢字は「鳳梨」です。これは台湾語の表記が元になったもので、葉の部分が中国神話の伝説の鳥である「鳳凰」の尾羽に見えることが漢字の由来になっています。台湾語では「幸運が来る」という意味になり、縁起のいい食べ物として重宝されています。
㉖黒実鶯神楽(読み方:ハスカップ)
北海道で自生しているハスカップはアイヌ語であり、味にバラツキがあって、生えている木によっても味が違うのが特徴です。漢字では「黒実鶯神楽」と書き、これは和名のクロミノウグイスカグラに由来しますが、スイカズラ科の植物で黒い実をつけることが名前や漢字の由来になっているようです。
㉗八朔(読み方:はっさく)

柑橘の一種である八朔の漢字は8月1日を意味しますが、実際の八朔の旬は春頃です。この漢字表記になったのは、八朔を発見した寺の住職が「8月1日には食べることができる」と発言したことが由来と言われています。
㉘果物時計草(読み方:パッションフルーツ)
簡単にはパッションフルーツと読めない「果物時計草」の由来は、花が時計の様に見える「時計草」という植物からきています。時計草は英語で「パッションフラワー」であり、その実が「パッションフルーツ」ということになります。
㉙甘蕉(読み方:バナナ)
毎日食べている方も多いバナナは、甘蕉の他にも「実芭蕉」とも呼ばれます。バナナはバショウ科バショウ属の果物であり、食用ではない「芭蕉(バショウ)」と分けるために、甘蕉あるいは実芭蕉と名づけられたと言われています。
㉚万寿果(読み方:パパイヤ)

フルーツとして食べるだけでなく熟す前に野菜として食べることもあるパパイヤは、漢字で「万寿果」と書きます。万寿果は中国語で、この名称になった正確な由来は分かっていません。他にも「蕃瓜樹」と呼ばれることもあり、これは蕃(外国)からきた瓜の木という意味から当てられた漢字と考えられます。
㉛枇杷(読み方:びわ)
5月~6月頃に旬を迎える枇杷は、楽器の琵琶に形が似ていることが名前の由来とされています。楽器の琵琶も元々は「枇杷」と表記されていましたが、琴の一つであるため「琵琶」と書くようになりました。しかし、果物の枇杷に関しては元の漢字表記のまま残ったようです。
㉜葡萄(読み方:ぶどう)
果実そのままでも美味しく、ワインやジャムなど加工品としても人気の高い葡萄の漢字表記は、中国での表記が由来になっています。葡萄は古代ペルシャで「ブーダウ」と呼ばれていた品種が中国に渡った際に、当て字として「葡萄」と表記されるようになったと言われています。
(*ぶどうの漢字表記について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
㉝藍苺(読み方:ブルーベリー)

ジャムやスイーツの食材として広く扱われているブルーベリーは、漢字で「藍苺」と書きます。藍苺の由来は定かではありませんが、藍色の見た目と苺のような果実であることから、それらの特徴を表す漢字を1文字ずつ取って藍苺としたと考えられています。
㉞西洋李(読み方:プルーン)
ドライフルーツなどに使われるプルーンは和名でセイヨウスモモとされているため、プルーンを表す漢字はセイヨウスモモを表す西洋李となります。スモモは漢字で「李」の1文字で表す以外に「酢桃」と表記されることもあります。
果物の難読漢字【ま行】
—名前(読み方) | 漢字 | 難しさ |
㉟マスカット | 麝香葡萄 | ★★★★☆ |
㊱みかん | 蜜柑 | ★★☆☆☆ |
㊲メロン | 甜瓜 | ★★★★☆ |
㉟麝香葡萄(読み方:マスカット)
甘味が強くそのまま食べることが多いマスカットは、「麝香葡萄」と書きます。「麝香」とはドリアン(麝香猫果)の項でも説明した通り強い香りを意味する言葉で、「強い香りを持つ葡萄」であることから「麝香葡萄」という漢字となりました。
㊱蜜柑(読み方:みかん)

様々な種類があり日本を代表する果物であるみかんは、生食、ジュース、ジャムなど多くの用途で親しまれています。「蜜柑」という漢字は「蜜のように甘い柑橘」という意味から付けられたものです。多くの品種があるみかんですが、一般的にみかんというと温州みかんを指します。
㊲甜瓜(読み方:メロン)
高級フルーツの代名詞ともいえるメロンは北海道の夕張が産地として有名ですが、漢字では「甜瓜」と書きます。「甜」の漢字には「甘い」という意味があり、甘い瓜であることからこの漢字表記になりました。
(*メロンの漢字表記について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
果物の難読漢字【ら行】
名前(読み方) | 漢字 | 難しさ |
㊳ライチ | 茘枝 | ★★★★★ |
㊴りんご | 林檎 | ★★☆☆☆ |
㊵レモン | 檸檬 | ★★★☆☆ |
㊳茘枝(読み方:ライチ)
ライチはレイシという果樹の実ですが、木であるレイシも、実を意味するライチも「茘枝」という漢字で表記されます。「茘」という漢字が使われているのは、中国の異民族が住んでいた土地である「大茘」が原産地であることが理由です。
(*ライチの漢字表記について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
㊴林檎(読み方:りんご)

青森県が生産量1位のりんごは漢字で「林檎」と書きますが、これは当て字であり本来は「ひんか」と呼びます。「檎」という漢字1文字は鳥を意味し、「甘い果実を求めて鳥が林に集まる」ことから林檎と表記されるようになったそうです。
㊵檸檬(読み方:レモン)
爽やかな酸味が特徴でお酒や揚げ物に使われるレモンは、柑橘の一種であり漢字で「檸檬」と書きます。「檸檬」という難しい漢字は元々中国で当てられたもので、中国ではレモンをネイモウと発音していたため、この漢字になったと言われています。
果物の名前には難しい漢字が多い
今回は、果物の難しい漢字について紹介しました。多くは中国語が由来となっているため、日本語で一般的には使われない漢字も多くあります。雑学として知っていると、日常会話やクイズなどで人気者になれるかもしれませんね。