いよかんの食べ方は?薄皮も食べれる?簡単な皮のむき方・切り方や美味しいレシピも紹介!
【野菜ソムリエ監修】いよかんの食べ方を知っていますか?他の柑橘類と食べ方の違いはあるのでしょうか。今回は、いよかんの美味しい食べ方や皮の剥き方も動画で紹介します。いよかんの〈旬・選び方・栄養価〉や美味しいレシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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いよかんとは?
日本産の柑橘類の中でも大きい部類に入るいよかんは、全国各地に流通しています。しかし、産地や旬を詳しく知っている人は少ないかもしれません。ここでは、いよかんとはどのような果物かについて説明します。
いよかんの旬や主産地
いよかんは山口県萩市が原産とされていますが、現在の主産地は愛媛県です。いよかんの名は、かつて愛媛県が伊予の国といわれたことからきています。11月から3月まで流通していますが、いよかんの旬は1月と2月です。また愛媛県では、1月に収穫したいよかんを3月まで貯蔵熟成させて販売しています。
美味しいいよかんの選び方
美味しいいよかんを選びたいなら、以下のポイントをチェックしましょう。
・果皮にツヤがある
・果皮にハリがある
・果皮の色が濃い
・手に取ると重みを感じる
・ヘタが小さい
特にヘタの大きさは重要で、ヘタが大きいものは枝が太く栄養が行き届いていない傾向にあることから大味である可能性が高いと言われています。また、重みがあるものは果汁が多くジューシーだと言われているので、実際に手に取れる場合は重さを比べてみるのも良いでしょう。
いよかんの栄養価・効能
いよかんには、以下のような栄養素が含まれています。
・ビタミンC
・シネフィリン
・リモネン
・ナリンギン
・ヘスペリジン
・クエン酸
・ジョウノウ
ビタミンCやシネフィリンには、風邪を予防する効能があります。いよかんの皮に含まれるリモネンやナリンギン、ヘスペリジンなどの精油成分は毛細血管の壁を強くし、高血圧の予防にも効果があるとされています。ほかにもクエン酸は疲労回復、ジョウノウには整腸作用があることから、いよかんは様々な健康によい効果を持つ果物といえるでしょう。
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野菜ソムリエ
リモネンはその香りの良さも魅力のひとつとして様々なものの香料としても知られています。その香りにはリラックス効果や安眠効果などもあるためスプレーなども販売されています。
いよかんの皮の剥き方や切り方は?
いよかんはみかんに比べて皮が厚いですが、どのように剥いたら良いのでしょうか。また、皮を剥くことが面倒だと感じている場合は、切って食べる方法を理解しておくと気軽に食べやすくなるでしょう。ここでは、いよかんの皮の剥き方や切り方を紹介します。
いよかんの皮の剥き方
いよかんの皮を手で剥く方法は以下の通りです。
①ヘタと反対側のおしりの部分に指をあてる
②①から指を入れ、外皮を剥く
③外皮を剥いたら、房をバラバラにする
④両手で房を持ち、薄皮の中心に指をそえて左右に開く
⑤薄皮を取り外し、果肉だけにする
いよかんは皮が厚くても柔らかいので、手で剥くのはそれほど難しくありません。しかし、爪が薄い人は傷める心配があるので注意が必要です。いよかんはみかんの皮を剥くのと同じ要領で剥けるので、それほど皮を剥く手間はかからないでしょう。
いよかんの切り方
いよかんの切って食べる手順は、以下の通りです。
①表面の皮を切り落とす
②表面に残った白い部分も切り落とす
③薄皮の壁に当たる部分に包丁を入れる
④薄皮の境目に包丁を入れて果肉を一つずつ取り外す
こちらの方法は包丁を使って皮も薄皮も取り外すため、手で剥く場合よりも手早く剥けます。薄皮の境目に包丁を入れる際には、なるべく薄皮に近いところに包丁を入れるようにすると、果肉を無駄にせずに済みます。なお、包丁ではなくいよかんやグレープフルーツなどの柑橘類用の皮むき器を使う方法もあり、インターネットでの購入が可能です。