そばの食べ方の基本とは?マナーはある?種類別に粋に楽しむコツも紹介!
そばの正しい食べ方を知っていますか?そばの食べ方にはマナーはあるのでしょうか。今回は、そばの〈麺・つゆ・薬味〉の食べ方の手順を解説します。〈すだちそば・とろろそば・山かけそば・月見そば〉などそばの種類別の食べ方のポイントも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
そばの【種類別】の食べ方のポイントとは?
そばには、熱いつゆとともに盛り付けたかけそばや、とろろを乗せたとろろそばなどといった様々なメニューがあります。ここからは、そばの種類別に食べ方のポイントについて解説します。
①とろろそば・山かけそば
とろろとは、山芋や長芋をすりつぶしたものを指します。このとろろを乗せたそばを山かけそばと呼び、とろろと麺つゆを混ぜたものをそばにつけて食べるのがとろろそばです。
とろろそばや山かけそばのマナーや食べ方は、特に定まっていません。とろろそばの場合は、とろろと麺つゆを混ぜたところに蕎麦をつける食べ方や、そばにとろろと麺つゆをかけて食べる方法などがあります。また、そばととろろを別に味わう方もいるようです。
②月見そば
月見そばとは、器につゆとそばを盛り付けたところに卵を割りいれたそばのことです。卵白は雲に、卵黄は月に見えることから月見の名が付けられました。生卵ではなく温泉卵を使ったり、卵の下に夜空をイメージした海苔が敷かれることもあります。
月見そばの食べ方にも決まりはありません。生卵をはじめに崩して食べる食べ方や、卵とつゆを混ぜて食べる方法などがあり、月見そばの食べ方は人によって様々です。また、卵を麺の中に沈めて食べる方もいます。
③かけそば
かけそばとは器にそばと熱いつゆを入れたそば料理のことを指し、「掛け(かけ)」や「ぶっかけそば」などと呼ばれることもあります。かけそばは大みそかの年越しそばのように、冬の寒い季節に食べられることの多いそばです。
かけそばはつゆに蕎麦に浸された状態で提供されるため、そばとつゆとの相性を楽しむ料理です。かけそばにネギや七味などの薬味がついている場合は、好みでトッピングしてから食べてください。時間が経つと麺が伸びるため、かけそばを出されたらすみやかに食べましょう。
④すだちそば
すだちそばとは、冷たいつゆを注いだかけそばに薄切りにしたすだちを乗せたものです。冷えたつゆと酸味が効いたすだちの味が特徴で、食欲が落ちやすい暑い日にも食べやすい一品です。
すだちそばを食べる際には、まず麺の上に浮かんだすだちをよけてからそばをいただきます。途中で七味唐辛子などの薬味を加え、風味を代えて食べても良いでしょう。すだちの酸味がつゆに移ってきたら、すだちを皿に取り出してください。すだちをつゆに入れたままにしておくと、すだちから苦味が出てしまいます。
(*そばの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
そばを食べ方は基本自由!
そばには、かけ・もり・ざるの他にも、トッピングによって色々な種類のそばがあります。そばの食べ方にルールや決まりはありませんが、そばをより美味しくいただける粋な食べ方で食べるのがおすすめです。そばの風味や旨みを最大限に楽しむために、そばの粋な食べ方を試してみてはいかがでしょうか。