そばの食べ方の基本とは?マナーはある?種類別に粋に楽しむコツも紹介!

そばの正しい食べ方を知っていますか?そばの食べ方にはマナーはあるのでしょうか。今回は、そばの〈麺・つゆ・薬味〉の食べ方の手順を解説します。〈すだちそば・とろろそば・山かけそば・月見そば〉などそばの種類別の食べ方のポイントも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. そばの食べ方マナーはある?
  2. そばの粋な食べ方【基本】
  3. ①麺だけで味わう
  4. ②麺つゆを器の1/4まで注ぐ
  5. ③麺に薬味を乗せる
  6. ④そばを1/3までつゆにつけて一口ですする【音OK】
  7. そばの具材を楽しむ
  8. 麺つゆにそば湯を入れて飲む
  9. そばの【種類別】の食べ方のポイントとは?
  10. ①とろろそば・山かけそば
  11. ②月見そば
  12. ③かけそば
  13. ④すだちそば
  14. そばを食べ方は基本自由!

そばの食べ方マナーはある?

そばは、古くから日本の和食として食べられている麺類です。そばには、盛り付けによってせいろやざる、もりなどの種類があり、季節を問わず幅広い年代から親しまれているそばの食べ方にはマナーはあるのでしょうか。独特の文化を持つそばですが、せいろやかけなど、そばの種類ごとの食べ方について調べてみました。

そばの粋な食べ方【基本】

そばの食べ方に正式なマナーや決まりはありませんが、そばは粋な食べ方で食べるとより美味しくいただくことができます。粋とは、文明文政時代の人々が重視した美意識のことです。ここからは、そばの粋な食べ方の基本について解説します。

①麺だけで味わう

まずはじめに、そばに薬味やつゆをつけずに麺だけを食べます。麺を箸でつまみすぎると麺同士がくっついて引き出しにくいため、2本から3本程度をつまんですすって食べましょう。麺だけで食べると、蕎麦の甘味や鼻に抜ける香り、食感やのどごしを楽しむことができます。

そばだけを食べた後には、少量の塩をつけて食べるのもおすすめです。そばに塩をつけて食べると、そばの風味や旨みがより引き立ち美味しくいただけます。

②麺つゆを器の1/4まで注ぐ

次に麺つゆを器に注ぎますが、この時麺つゆを全部器に入れてはいけません。麺つゆを器に入れる際には、器の1/4程度の高さまで注ぐようにしてください。はじめから麺つゆを全量器に入れてしまうと、次第に麺つゆの味が薄まってしまいます。

食べているうちに麺つゆが足りなくなったら、その都度適量の麺つゆを器に足しましょう。こうすることで、最後まで同じ濃度の麺つゆでそばを味わうことができます。

③麺に薬味を乗せる

ねぎやしょうがなどの薬味は麺つゆに入れずに、そばに乗せて食べるのが粋な食べ方だと言われています。これは薬味を麺つゆに入れると、麺つゆの味が薄れてしまうためです。薬味が複数ある場合は、味の薄い大根おろしやねぎから一種類ずつ麺に乗せて食べると、よりそばの風味を味わうことができます。

④そばを1/3までつゆにつけて一口ですする【音OK】

そばをつまんで麺つゆにつける際には、引き上げたそばの1/3程度までに留めてください。そばを全て味の濃い麺つゆに浸すと、そばの風味を十分に感じられません。そばを箸でつまむ際には、つまむ量を6本程度に留めると所作が美しく見えます。

そばを麺つゆにつけたらそば猪口を手で持って麺をすすって食べますが、この時音を立ててもマナー違反ではありません。そばをすすって食べることで、そばの香りを楽しみながら美味しく食べることができます。

そばの具材を楽しむ

そばを堪能したあとは、そばとともに提供される天ぷらなどの具材を食べます。天ぷらを食べる際には、そばと同様に天ぷらの薬味を乗せて食べると、より具材の風味を感じることができます。天つゆに薬味を入れて食べてもマナー違反ではないので、天ぷらの薬味は自身の好きな方法で使うと良いでしょう。

麺つゆにそば湯を入れて飲む

そばや具材を食べ終わると、そば湯と呼ばれるそばの茹で汁が出されることがあります。そば湯が提供されたら、残った麺つゆに蕎麦湯を入れて薄めて飲みましょう。そば湯だけで飲んだり、薬味を入れて飲む方法もあります。

麺つゆにそば湯を入れると、麺つゆの出汁の風味や香りが引き立ち美味しくいただけます。また、そば湯にはそばに含まれる栄養成分が流れ出ているため、そばの健康効果を得るためにもそば湯を残さずに飲むのがおすすめです。

(*そばの栄養素や健康効果・そば湯について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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