サトウキビの食べ方・吸い方は?どんな味?皮の剥き方や活用レシピのおすすめも紹介!

【野菜ソムリエ監修】サトウキビの食べ方について知っていますか?今回は、サトウキビの皮の剥き方や、食べ方・吸い方に加えて、活用レシピのおすすめも紹介します。サトウキビの旬の時期・味や、食べる際の注意点も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |野菜ソムリエ 堀崎至代
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野菜ソムリエプロ。ル・コルドンブルー東京校にて製菓・料理を学び、自宅にて小さな菓子教室を開催しています。旬のフルーツを使い季節感のあるレシピの提案を心掛けています。
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目次

  1. サトウキビとは?どんな味?
  2. サトウキビの旬の時期
  3. サトウキビの味・食感
  4. サトウキビの皮の剥き方や食べ方・吸い方は?
  5. サトウキビの皮の剥き方
  6. ①そのままかじって甘い汁を吸う
  7. ②サトウキビを絞ってジュースにする
  8. サトウキビを食べる際の注意点は?
  9. 赤い部分があるサトウキビを食べると中毒になる可能性がある
  10. サトウキビの活用レシピ
  11. ①ブルーベリージャム
  12. ②煮物
  13. ③サトウキビジュース
  14. サトウキビを食べてみよう

サトウキビとは?どんな味?

サトウキビは砂糖の原料として知られるイネ科の植物で、普段の生活では未加工のサトウキビを見かけたり食べたりするチャンスはあまりありませんが、実はミネラルやオリゴ糖を含む栄養豊富な、体に良い食材です。その旬や味、食感などについて解説します。

堀崎至代

野菜ソムリエ

サトウキビには精製された砂糖にはないカリウム、カルシウム、鉄分の他ビタミンも含まれています。

サトウキビの旬の時期

サトウキビの栽培は日本国内では主に沖縄などで行われており、暑い中ですくすくと育つイメージが強く、旬は夏だと思われがちですが、本当の旬の時期は意外なことに冬場です。気温が低下するにつれて糖分を蓄え始めるため、収穫が始まる12月頃から、1年のうちで最も糖度が増す2月頃がサトウキビの旬だとされています。

サトウキビの味・食感

サトウキビは堅い外皮の内側に白い髄という部分があり、そこに糖分が豊富に含まれています。髄を噛むことで自然の優しい甘さと草の風味のような青臭さが同時に感じられり味わいです。髄の食感は繊維質で大変堅く、それ自体を食べることはないので、甘味を堪能した後はカスとして捨ててしまいます。

サトウキビの皮の剥き方や食べ方・吸い方は?

外皮が非常に硬く節もあり、まるで竹のような見た目のサトウキビですが、家庭ではどうやってサトウキビの外皮を剥き味わえばいいのでしょうか。ここではサトウキビの上手な剥き方や食べ方について詳しく説明します。

サトウキビの皮の剥き方

上の動画で見たように、サトウキビを味わうための下処理の手順に複雑なものはなく、食べ方は非常にシンプルなものです。

①サトウキビの節に沿って切り分ける
②サトウキビをまな板に立て、皮の内側に包丁を当て、皮を剥く
③皮が剥けたら食べやすい長さに切り揃え、太さによって縦にも2つから4つ程度に割る


栽培地の製糖工場などでは機械を使って皮を剥き絞りますが、本格的な設備が無くても家庭で処理するときは以上のように簡単な工程のみでサトウキビの髄を取り出すことができます。サトウキビは大変堅いので、手を滑らせて包丁で怪我をしたりすることのないよう充分に注意して行ってください。

①そのままかじって甘い汁を吸う

サトウキビの食べ方は非常にシンプルで、切り分けた後のサトウキビの髄を奥歯で噛みしめるだけです。奥歯ですりつぶすようにしてゆっくり噛むようにすると甘い汁が出てくるので、それを味わい、甘い味がしなくなったら、残った繊維質のカスの部分は捨てます。食べ方のコツとしては前歯で噛まず、奥歯で噛むようにすることだそうです。

堀崎至代

野菜ソムリエ

甘味の中にほんのり青さが感じられ、砂糖が植物由来のものであると実感できます。

②サトウキビを絞ってジュースにする

サトウキビを食べるときと同様に皮を剥き、切り分けた後に汁を搾ればジュースを作ることもできます。これは主に東南アジア諸国でよく飲まれているサトウキビジュースで、日本の家庭で作る際には、ミキサーやフードプロセッサーなどを使って絞るとよいでしょう。そこにレモン汁やクエン酸を加え、よく冷やすと特有の青臭さ感じずに飲むことができます。

サトウキビを食べる際の注意点は?

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