「油」の語源・由来は?「油を売る」の意味や使い方は?類義語なども紹介!

油の語源・由来を知っていますか?今回は、「油」の語源・由来や、「油を売る」の意味や語源・由来を紹介します。会話の中でも時々使われる「油を売る」の正しい使い方や、似た言葉の使い方なども紹介するので参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 「油」の語源・由来は?
  2. 油の語源・由来は「肉を炙る」からきてる説が有力
  3. 「油を売る」の語源は?どんな意味?
  4. 「油を売る」は怠けるという意味
  5. 「油を売る」の語源・由来は江戸時代の油売り
  6. 江戸時代で油は貴重品だった
  7. 「油を売る」の使い方は?
  8. 「油を売る」の正しい使い方の例
  9. 「油を売る」を長期間怠けることに対しては使わない
  10. 「油を売る」に似た言葉はある?
  11. 「道草を食う」
  12. 油の語源・由来は諸説あり!

「油」の語源・由来は?

料理だけでなく髪や身体のケアなど日常のいたる所で身近に使用されている油ですが、そもそも何故「油」と呼ぶようになったのでしょうか。「油」の由来・語源を紹介します。

油の語源・由来は「肉を炙る」からきてる説が有力

油の語源・由来にはいくつか説がありますが、獣の肉を炙ると油が出てくる様子から、「あぶる」が「あぶら」に変化した説が有力とされています。他にも、油が溢れでてくるその様子から「あふれ」が「あぶら」になったなどの説もあります。

油は燃えやすく、水に溶けにくい物質の事を意味する言葉です。また、漢字で「脂」と表記される事もありますが、使い分けとしては常温時に液体状の植物油や鉱物油を「油」、常温時に固体状の動物性の油を「脂」と表記します。

「油を売る」の語源は?どんな意味?

「油を売る」という言葉は少し嫌味を込めた意味合いで使われる事がありますが、何故「油を売る」と表現するのでしょうか。ここでは「油を売る」とはどういう意味で何故そう表現されるようになったのか、その語源・由来も踏まえながら紹介します。

「油を売る」は怠けるという意味

「油を売る」は、国語辞典によると仕事の途中に無駄に時間をつぶす事や、仕事をせずおしゃべりをするなどの「怠ける」ことを意味しています。しかし、現代の生活の中では油という言葉から怠けることをイメージするのは難しいでしょう。なぜ油と怠けることに関連があるのかは、この後説明するので参考にしてください。

「油を売る」の語源・由来は江戸時代の油売り

「油を売る」は怠ける事を意味すると前述しましたが、その語源・由来は江戸時代にまで遡ります。江戸時代には油売りと呼ばれる行商人が油を売り歩いていました。油売りは担いでいる桶からひしゃくで油をすくって客の器に注ぐのですが、当時の油は現在のサラサラした質感と違い粘り気が強かった為に、注ぎ終えるまでには長い時間を要しました。

油を全て注ぎ終えるまで客との雑談で場を繋ぐ姿は怠けている様にも見えた事から、仕事中に雑談などをして怠けることを「油を売る」と言うようになったそうです。

江戸時代で油は貴重品だった

技術が発展した現在では油は手頃な価格で購入できる身近なものですが、江戸時代には油の大量生産の技術はなく、油は主に富裕層が使う貴重品でした。当時、高価な油は燈明用や髪などに大事に使われていました。その為、江戸時代に天麩羅など油をふんだんに使った料理は特に高級料理とされ、庶民が食べられるものではなかったそうです。

「油を売る」の使い方は?

日常会話で「油を売る」は自然と使う事もあるかもしれませんが、少しの違いで間違った使い方になってしまいます。正しい使い方の例とどのような時に使わないのか説明していきます。

「油を売る」の正しい使い方の例

「油を売る」の正しい使い方の例文は以下の通りです。

・仕事中に油を売っていたらこんな時間になってしまった
・今日は仕事が忙しく油を売る暇もなかった


「油を売る」は、周りから見た時に明らかに怠けているように見える場面や仕事が遅すぎる時などに使います。また、忙しく怠ける暇もなかった時などにも使われます。

「油を売る」を長期間怠けることに対しては使わない

ただし、「油を売る」は長期間怠ける場面には使わないことに注意が必要です。例えば、以下のような使い方は間違った意味になります。

・あの人の人生は油を売るような生き方だ
・毎日油を売るような生活だ


「油を売る」は仕事中に怠ける事など一時的な物事を意味しており、上記のように人生そのもののような長期間を表すときに使うのは不適切です。使い方を間違えないように気を付けましょう。

「油を売る」に似た言葉はある?

「油を売る」などの言葉は慣用句と呼ばれますが、この様な言葉には時々、似たような意味合いを持つ慣用句が存在します。ここでは「油を売る」に似た意味を持つ慣用句を紹介します。

「道草を食う」


似た意味合いを持つ言葉としては「道草を食う」があり、例文は以下の通りです。

・道草を食っていたので帰りが遅くなってしまった
・人生焦らずたまには道草を食うのもいいものだ


「道草を食う」の意味は、まっすぐ帰らず寄り道などで時間を費やす事を言います。「油を売る」と意味も似て言いますが「道草を食う」の場合、怠けるより時間を費やすなどの意味が強い言葉です。また、「油を売る」のように長期的な事には使ってはいけないなどの縛りは特になく、広い意味で使われている言葉です。

油の語源・由来は諸説あり!

油の語源や由来は諸説あることが分かりました。仕事を怠けることを意味する「油を売る」は、かつての日本の油売りの様子が由来になっている言葉です。現在では油を売ることにはそこまで時間はかからないものの、「油を売る」という言葉は今でも多用される慣用句の一つです。「油を売る」の意味を理解出来たら、日常生活の中でも活用してみましょう。

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