ブリ(ハマチ)には寄生虫がいる?養殖にはいない?対処法・予防法などを紹介!
ブリ(ハマチ)には寄生虫がいるかどうか知っていますか?今回は、ブリにいる寄生虫の種類<ブリ糸状虫・アニサキス>についてや、寄生虫のついているブリは食べれるかどうかも紹介します。寄生虫のついたブリを食べた場合の症状の他に、対処法や、予防策なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
前述の通り、ブリ糸状虫は人に寄生しないので食べても害はありませんが、見つけたら箸などできれいに取り除いてから食べましょう。万が一気づかずに食べてしまった場合でも、特に心配はありません。
アニサキスの場合は食べる際に注意が必要
アニサキスは、ブリ糸状虫と違って健康を害する恐れがあるので、誤って食べてしまわないよう注意が必要です。アニサキスを食べてしまわないためにも、生で食べるときには目視でよく確認をしておきましょう。なお、アニサキスがついているブリの対処方法については後述するので、参考にしてください。
(*アニサキスの見つけ方について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
アニサキスを食べてしまったら?体への害は?
万が一、ブリを生食した際にアニサキスも気づかずに食べてしまったらどういうことが起こるのでしょうか。気になる体への害について解説します。
激しい胃痛に襲われることがある
ブリがアニサキスに寄生されていることに気付かずに生で食べた場合、多くの人が8時間以内に激しい腹痛に襲われます。さらに吐き気や嘔吐、下痢を起こすほか、アニサキスアレルギーによって蕁麻疹などの症状を伴うこともあり、人への害が大きいので注意しましょう。
症状が出たら病院へ行こう
アニサキスによって起きる症状は、軽ければ自然に治ってしまうこともあると言われています。しかし、ひどい場合には腸閉塞などの重篤な症状に発展することもあるので注意が必要です。アニサキスによる腹痛は、病院でアニサキスを除去してもらうことで比較的早く改善するので、症状が出た場合は病院に行った方が良いでしょう。
ブリについたアニサキスの対処方法は?
ブリにアニサキスが寄生しているのを見つけた場合、どう対処すればよいのでしょうか。ここでは、アニサキスに有効な対処方法を紹介します。
①加熱する
アニサキスなどの寄生虫は、加熱することで死滅させられます。具体的には70℃以上の温度で1分以上加熱しましょう。冬場に食べる機会が増えるブリしゃぶはお湯にくぐらせて加熱していますが、1分以上の加熱ではないので寄生虫対策としては不十分です。ブリしゃぶには養殖物のブリを使うか、次に紹介する方法で対策を取るのがおすすめです。
②冷凍する
2つ目に有効な対策は冷凍することで、具体的にはマイナス20℃の温度で24時間以上冷凍するとアニサキスを始めとする寄生虫は死滅します。 ただし、一般家庭用の冷凍庫は開け閉めすることが多くマイナス20℃を維持することが難しいので、48時間以上を目安に冷凍すると良いと言われています。