ヒラマサには寄生虫がいる?刺身で食べる際は要注意?米粒状の正体なども紹介!
ヒラマサには寄生虫がいるのを知っていますか?刺身で食べる際は注意が必要です。今回は、ヒラマサにいる寄生虫の種類に加えて、寄生虫がいても食べられるのかも紹介します。アニサキスの対処法や、対策・予防法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ヒラマサには寄生虫がいる?刺身は要注意?
ヒラマサはアジ科の中で最も大きく、高級魚とされる白身魚です。海釣りでヒラマサを釣る人も珍しくなく、自宅で捌く機会も多い魚です。しかし、天然のヒラマサには寄生虫がついている可能性があります。ここでは、ヒラマサには寄生虫がいるのか、刺身にしても大丈夫なのかについて説明します。
ヒラマサにいる寄生虫の種類は?
海魚であるヒラマサには、色々な種類の寄生虫がつく可能性があります。中には危険な寄生虫もいるので、つくことのある種類を知っておくにこしたことはありません。大きさも米粒大から5cm以上のものまで様々です。ここでは、ヒラマサにつく可能性のある寄生虫の種類を4つ紹介します。
①アニサキス【危険】
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ヒラマサにつく可能性がある寄生虫の中で最も危険なのが、アニサキスです。鮭に寄生することで知られた2~3cmの寄生虫ですが、ヒラマサについていることも多いです。生きているアニサキスに感染すると、激しい腹痛や嘔吐、下痢、じんましんなどの症状が8時間程度であらわれます。
アニサキスは人間の体内では生きられないので、5日以内に便と友院排出されることが多いです。しかし、症状が強い場合は病院を受診して、薬を処方してもらう方がよいでしょう。
②ブリ糸状虫
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ブリ糸状虫と呼ばれる寄生虫も、ヒラマサについていることが多いです。寄生虫の中でも大きめで、5cm程度のものから50cmを超えるものもあります。ヒラマサの筋肉に寄生していることが多いため見つけやすいので、下ごしらえの際に取り除きましょう。しかし、ブリ糸状虫は誤って食べても害はありません。
③粘液胞子虫
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ヒラマサだけでなく、ブリやクロダイについていることも多い寄生虫に、粘液胞子虫があります。米粒から小豆代の大きさで、ヒラマサの筋肉に点在して寄生します。人間が誤食しても害はないとされていますが、ヒラマサでなかくヒラメについた粘液胞子虫を誤食して、下痢をしたケースもあるようです。見つけた時には取り除きましょう。
④テンタクラリア
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ヒラマサにつく寄生虫の中には、テンタクラリアもあります。粘液胞子虫のような米粒大で乳白色の条虫で、ヒラマサの内臓やその周辺の筋肉についていることが多いです。しかしヒラマサを冷凍すると、ついているテンタクラリアは透明になるので、見つけにくくなります。
誤って食べても害はなく、人間に寄生することもありません。テンタクラリアは米粒大であっても動きが緩慢なので、見つけたら取り除いてから食べることをおすすめします。