ランブータンとは?ライチの仲間?違いある?味や食べ方のおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】ランブータンとはどんな果物か知っていますか?今回は、ランブータンの〈旬の時期・味わい・栄養価・効能〉など特徴も紹介します。ランブータンの美味しい食べ方・レシピや通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ランブータンとは?ライチの仲間?味に違いある?
ランブータンの名前を聞いた事があっても、実際に食べた経験を持つ人は少ないのではないでしょうか。今回は、ランブータンとはどの様なものなのか紹介します。
ランブータンはマレーシア原産の果実で「ライチ」と別物
ランブータンの原産地は、フルーツの女王と呼ばれるマンゴスチンと同じマレーシア半島付近と考えられています。ランブータンの木は常緑樹で寒さに弱い性質がある為、10度を下回る様な地域では成長できず枯死してしまいます。更に乾燥にも弱い為、湿度が高くて暖かい熱帯地方や亜熱帯諸国に適した植物です。
果実は革質の赤い表皮におおわれ、特徴的な緑色の髭が生えています。ランブータンの名前はその特徴的な髭をはやした様な見た目から、マレー語で毛や髭を意味するランブート(rambut)を由来として付けられました。
ランブータンの旬の時期・産地
ランブータンはタイやベトナムはもちろんマレーシアなどの熱帯地方の他、最近ではオーストラリアなどでも栽培されています。日本では唯一沖縄県で栽培が成功してますが、他の南国の木に比べると沖縄で育つランブータンの木はとても小さいようです。
現時点では沖縄県産のランブータンは安定した収穫量を得るほどではない為、市場に出回ることは少なくなっています。
地域によって異なりますが、ランブータンが実をつけるのは雨季の時期です。乾季の後にやってくる雨に反応して開花し実をつけるので、乾季と雨季が年2回ある地域では2回実をつけるそうです。タイやベトナムの様な熱帯地方では雨季に当たる5月から8月にかけて旬を迎えます。一方、沖縄では梅雨明けに開花し、夏の終わりくらいに実をつけるようです。
ランブータンの味わい・食感は「ライチ」に似てる
ランブータンの味わいは、同じ南国のフルーツのライチにとてもよく似ているそうです。上品な香りと甘さに加え、果肉の食感はライチに似て柔らかくプルプルとした特徴的な歯応えを愉しむ事が出来ます。ライチよりも軽くすっきりとした甘みを持ち、苦味もなくとても食べやすいのが特徴です。
ランブータンはムクロジ科に属し、中国が原産のライチやロンガンと同じ仲間に分類されます。いわゆる親戚の様な関係を持つこの3つの果物は外見こそ違うものの、その味わいや食感においてとてもよく似ています。
Twitterの口コミ
買ってきたマンゴスチンとランブータン食べてやった
毛むくじゃらだけどライチよりおいしーい
Twitterの口コミ
ランブータン です🧐✨
日本では沖縄で食べられるそうです
福光佳奈子
野菜ソムリエ
さっぱりとした甘さで水分たっぷりでジューシーな味わいです。あまりクセのない味なので、多くの人に好かれるでしょう。
ランブータンの栄養価・効能は?
ランブータンは上品で爽やかな味わいを持つ事が分かりましたが、どの様な栄養があるのでしょうか。ここでは、ランブータンの栄養価と効能について説明します。
①ビタミンC
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
59.4mg | 100mg | 59% |
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
ランブータン100g、およそ4粒ほどで1日の摂取量の半分を摂取する事ができます。ビタミンCが豊富とされるレモンと同程度の含有量を誇り、疲労回復や抗菌作用に加え、紫外線による肌のダメージを軽減して美容・アンチエイジングの効果が期待できます。(※2)
福光佳奈子
野菜ソムリエ
ビタミンCは強い抗酸化作用があり、人体に有害な活性酸素の働きやコレステロールの増加を抑制し、老化防止につなげます。また、風邪やしみ・そばかす予防、肌荒れや髪のパサつきを抑えるなどの作用もあります。