「とちおとめ」はどんな特徴のいちご?旬の時期・産地や味わいは?食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】「とちおとめ」とはどんないちごか知っていますか?今回は、「とちおとめ」の〈旬の時期・産地・味わい・糖度〉など特徴や、選び方や正しい保存方法についても紹介します。「とちおとめ」の美味しい食べ方・レシピも参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- 「とちおとめ」とは?どんな特徴のいちご?
- 「とちおとめ」は「女峰」を品種改良して誕生した「いちご」
- 「とちおとめ」の味わい・糖度
- 「とちおとめ」の値段
- 「とちおとめ」の旬の時期・主産地は?
- 「とちおとめ」の旬の時期は1〜4月
- 「とちおとめ」の主産地
- 「とちおとめ」の選び方と保存方法は?
- 美味しい「とちおとめ」の選び方のポイント
- 「とちおとめ」などいちごの正しい保存方法
- 「とちおとめ」の美味しい食べ方は?
- ①洗ってそのまま食べる
- ②冷凍いちごにするのもGood
- ③いちごに合う甘味料と一緒に食べる
- 「とちおとめ」の食べ方・レシピのおすすめ
- ①とちおとめのジャム
- ②とちおとめのマフィン
- ③ローストホースのとちおとめソース
- 「とちおとめ」を食べてみよう
「とちおとめ」とは?どんな特徴のいちご?
冬の季節になると、スーパーや青果店に様々な品種のいちごが並びます。その中に「とちおとめ」と呼ばれるいちごを見かけることがありますが、これはどのようないちごなのでしょうか。「とちおとめ」の特徴や味、値段について解説します。
「とちおとめ」は「女峰」を品種改良して誕生した「いちご」
「とちおとめ」とは、栃木県の農業試験場にて「久留米49号」と「栃の峰」の2つを交配して育てられ、1996年に品種登録されたいちごです。
「とちおとめ」は、かつて東日本の代表的な品種であった「女峰(にょほう)」の特性を活かしながら品種改良して生まれました。「とちおとめ」は「女峰」のもつ鮮やかな色や美しい形に加えて、実の粒が大きく甘味が強いのが特徴です。
なお、「とちおとめ」の品種改良によって生まれた後続品種としては、大粒でみずみずしい甘味と酸味のバランスの良い味わいを持つ「スカイベリー」があります。
「とちおとめ」の味わい・糖度
「とちおとめ」は糖度の高いいちごで、濃厚な甘味とほどよい酸味のバランスの良い味わいが特徴です。果汁が多くみずみずしい風味があり、果肉が詰まっているため噛み応えがあります。また、収穫したばかりの「とちおとめ」は甘酸っぱい香りが漂うため、香りで鮮度を見分けることができます。
Twitterの口コミ
僕の感想
さがほのか。柔らかな甘み、初恋の味。
紅ほっぺ。爽やか、苺の異端児。
あまおう。ジューシー、酸味あり。
とちおとめ。 しっかりとした食感。
スカイベリー。みずみずしい、甘さ控えめ。
Twitterの口コミ
栃木県自慢の最強いちごと言われるスカイベリーを贅沢にいただくm(_ _)m
・とちおとめ!凄く甘くて食感がしっかりある。酸味あり!
・スカイベリー!酸味が少なく程よい甘さで、瑞々しい食感。
私としてはそんな印象。
とちおとめ食べてからスカイベリー食べると、あまり味しない•̀.̫•́✧
「とちおとめ」の値段
「とちおとめ」は10月から6月ころまで流通していますが、その値段は季節によって変動するのが特徴です。「とちおとめ」の価格が最も高いのは10月で、1kgあたり約3000円もの値段で販売されます。
「とちおとめ」の取引値は11月から12月ころには2000円台になり、1月から3月には1000円から1500円ほどの値段になります。「とちおとめ」の収穫のピークを迎える春には800円から1000円ほどの値段で販売されるため、比較的手が届きやすくなるでしょう。
「とちおとめ」の旬の時期・主産地は?
一般的ないちごは春に旬を迎えますが、「とちおとめ」の旬の季節はいつごろなのでしょうか。「とちおとめ」の旬の時期と主な産地について解説します。
「とちおとめ」の旬の時期は1〜4月
「とちおとめ」は、11月から6月ごろまで収穫されます。そのうち最も収穫量が増える旬の時期は1月から4月ごろで、この時期の「とちおとめ」は他の季節のものより美味しいと言われています。旬の時期が過ぎると「とちおとめ」の流通数が減り手に入りにくくなるため、買い逃さないように注意してください。
「とちおとめ」の主産地
「とちおとめ」の主な産地は栃木県で、栃木県の収穫量は全国の8割ものシェア率を誇っています。栃木県に次いで収穫量が多いのは茨城県で、そのほかには千葉県や愛知県などでも栽培が盛んです。「とちおとめ」は関東地方を中心に消費されており、関東地方で流通しているいちごのほとんどが「とちおとめ」だと言われています。
堀崎至代
野菜ソムリエ
関東から東北と栽培範囲が広く、生産者も多いことから出回り期が長く、東日本での生産量はトップの品種です。