ぬか漬けとは?野菜など食材おすすめは?作り方・コツや食べ方なども紹介!
ぬか漬けとはどんな食べ物か知っていますか?今回は、ぬか漬けの栄養や、食べ方に加えて、レシピや作り方やコツなども紹介します。自宅でぬか漬けを作る際に使える、ぬか漬けのおすすめの食材も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
ぬか漬けとは?
日本では昔から食べられていて、朝食や定食など付け合わせとして活用されるぬか漬けですが、ぬか漬けがどのような食べ物かを正確には知らない人も多いかもしれません。ここからは、ぬか漬けとはどのような食べ物かについて説明します。
ぬか漬けは野菜などを米糠で漬けたもの
ぬか漬けとは、米糠を使用して作った糠床に野菜などの食材を入れて、乳酸菌発酵させた漬物のことを指します。ぬか漬けは米糠に塩を混ぜたものに漬け込むので、ほんのりと塩味が利いてご飯のお供やお酒のおつまみとして日本では昔から親しまれていました。
乳酸菌発酵させることで、腐りやすい野菜を長期保存することができるのも利点で、日本では古くから保存を目的として野菜をぬか漬けにする習慣があったようです。
ぬか漬けは栄養が豊富
米糠を使って野菜をぬか漬けにすることで、野菜には以下のような栄養が増えると言われています。
・乳酸菌
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ビタミンE
人間の体内にいる菌には様々な種類がありますが、ぬか漬け入っている善玉菌の一種である乳酸菌には腸内の環境を良くしてくれる役割があります。腸が正常に動くことで便秘の解消が促進されるほか、老廃物の排出も促進されることからダイエットにも効果的です。
また、野菜をぬか漬けにすると野菜に元々含まれるビタミンB1・B2の量が増えて体内に入った糖分をエネルギーに変換しやすくする効能があり、こちらもダイエットを促進します。ビタミンEは抗酸化作用がある栄養素で、細胞の酸化を抑制し老化防止に効果があります。
(*ぬか漬けの栄養価と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ぬか漬けの食べ方は?ぬかはどうする?
自宅でぬか漬けを作った際には、どのようにして食べるのが正しいのでしょうか。糠床から取り出したぬか漬け野菜はそのまま食べていいのかなど、栄養価の高いぬか漬けの食べ方について説明します。
ぬか漬けについた米糠は洗い流す
ぬか漬けの糠床には大量の塩を入れて作るため、野菜についた糠をそのまま食べると塩分の取りすぎになってしまいます。そのため、ぬか床から取り出した野菜はしっかりと洗い流してから食べることをおすすめします。
(*ぬか漬けの塩分量や洗った方が良いかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ぬか漬けが酸っぱい場合は水に浸けて塩抜きをする
自家製のぬか漬けが酸っぱかった場合、下記の手順で塩抜きをすると良いです。
1.塩分濃度1.5%の塩水を用意する
2.糠を落とした野菜を入れる
3.10分ほど放置する
4.取り出して水分を取る
意外に感じる方もいるかもしれませんが、塩抜きには塩水を使用するのが基本です。塩を入れない水でもできますが、塩水で塩抜きをすることでぬか漬け野菜の旨みを逃がさずに塩抜きをすることが可能です。また、10分でもまだぬか漬けの塩分が強いようなら、さらに5分ほど時間を延ばして行ってみることをおすすめします。
(*酸っぱいぬか漬けについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ぬか漬けの作り方・レシピは?
昔は必ずと言っていいほど家に常備されていた糠床ですが、最近は自家製のぬか漬けを作る人は少なくなってきました。ここでは、自宅で作れるぬか漬けのレシピを紹介します。
材料
・ぬか床
・野菜
・密閉容器
作り方・手順
ぬか床を野菜が入る程の大き目の密閉容器に入れて、そこに野菜を入れてぬか漬けを作っていきます。キュウリなどの細い野菜はそのまま入れ、大きい野菜はカットしてぬか漬けにすると良いでしょう。漬け時間などは野菜によって異なるので、工夫する必要があります。
ぬか漬けを作る際のコツは?
ぬか漬けは野菜をぬか床に漬けるだけですが、美味しいぬか漬けを作るためにはいくつかのコツがあります。ここでは、より美味しいぬか漬けを作るためのポイントを紹介します。
①塩揉みをしてからぬかに漬ける
ぬか漬けを作る際に野菜からは水分が出てしまうので、塩揉みをせずに入れるとぬか床に水がしみ出て、塩分濃度も下がってしまいます。塩揉みをすることでぬか床が水っぽくなるのを防ぐことができるので、ぬか漬けに入れる前には野菜を塩揉みしてから入れることをおすすめします。
②毎日ぬか床を混ぜる
ぬか床は育てるものと言われるように、毎日の手入れが不可欠です。毎日野菜を入れる際・取り出す際には、しっかりとぬか床を混ぜる習慣をつけると良いでしょう。ぬか床をしっかり手入れすることで、美味しいぬか漬けが完成します。
③野菜は食べる直前に洗う
ぬか床から出したぬか漬け野菜は、しっかりとぬかを洗い流すと紹介しましたが、食べる直前に洗うことをおすすめします。洗ってからそのまま置いておくと、ぬか漬けが水っぽくなり美味しさが損なわれてしまうので、出来るだけ食べる直前に洗ってからカットすると良いでしょう。
④食べる時間に合わせて漬ける
ぬか床の塩分濃度を丁寧に測っても、野菜を漬けすぎてしまうとぬか漬けは美味しくなくなります。野菜によって適切な漬け時間は異なるので、夕食・朝食など食べるタイミングから漬け時間を逆算してぬか漬けを作り始めると良いでしょう。
⑤食材の切り方を工夫する
野菜によって漬け時間が変わりますが、同様に切り方によってもぬか漬けの漬け時間が変わります。大きくカットすると時間がかかってしまうので、夕食まで時間がない時などは半分や4分の1など小さめのサイズにすることで、漬け時間を調整できます。
ぬか漬けにおすすめの食材は?野菜以外もある?
ぬか漬けに向いているおすすめの野菜は何か知っていますか。今回は、ぬか漬けに向いている野菜やその漬け時間の目安に加えて、野菜以外の食材はぬか漬けにすることができるのかも説明します。
①きゅうり
きゅうりはぬか漬けの定番の食材であり、簡単漬けることができます。カットせずにそのまま入れる方が良いですが、容器が小さく入らない場合は半分にカットしてからぬか漬けにしても良いです。きゅうりをぬか漬けにする漬け時間は約8~12時間ほどなので、朝漬けて夕食に食べるか、夜に漬けて朝食に食べることをおすすめします。
Twitterの口コミ
曲がりきゅうりがやすくて買った。
ぬか漬けやるようになってきゅうりの消費量が増えた✨
ぬか漬けは栄養価も増えるし、腸内環境にもいいし美味しい。
②茄子
茄子もきゅうりと並ぶぬか漬けでは定番の野菜で、しっかりと味が染みた美味しいぬか漬けができます。茄子の大きさやカットの方法によっても漬け時間は異なりますが、12~24時間ほどの漬け時間が良いでしょう。漬けすぎると美味しくないので、短めの時間で少し味見をし、まだであればもう少し寝かせてみる方法がおすすめです。
Twitterの口コミ
前から気になっていたチューブのぬか漬けの素を買って茄子と胡瓜で試してみた。
茄子の色味はイマイチだが味はよい。塩味も強くなく香りよく。
歯磨き粉みたいにブチュブチュとヌカが出てくるのには驚いた。
夏場のぬか床にカビを発生させてしまう私にはお手軽アイテムかも。
胡瓜がパリパリで美味💕
③パプリカ
パプリカをぬか漬けにする際は、半分にカットして種を取り除いてからぬか床に入れるようにしましょう。黄色やオレンジ色や赤色などカラフルなぬか漬けを作れば、食卓の彩りを良くしてくれる食材になります。漬け時間は12~24時間ほどが目安です。
Twitterの口コミ
食べたかったパプリカのぬか漬けをようやく買いに行けましたー!
夕飯前に我慢できず少しだけ食べたけど美味しい!!
#まるせん
#パプリカぬか漬け
④おくら
オクラのぬか漬けは生のままでも、茹でた後に付けても美味しく食べられます。生の場合は出来るだけ小ぶりなものを選んだ方が、筋を気にせず食べることが可能です。オクラはぬか漬けにしても独特の滑りがあり、他の食材とは異なる食感を楽しめます。漬け時間は、12~24時間ほどが目安です。
Twitterの口コミ
オクラのぬか漬け
丸のまますぐ漬けれてなおかつ美味しいのでオクラ漬けることが一番多い気がする
#ぬか女。
⑤にんじん
にんじんのぬか漬けはコリコリとした食感が美味しく、ご飯にもお酒のおつまみにも良く合います。にんじんは固いので漬け時間が長くかかってしまうため、縦に4分の1ほどのサイズに切ってから漬けることをおすすめします。漬ける大きさにもよりますが、約1日~2日ほど漬け時間がかかります。
Twitterの口コミ
ぬか漬けデビュー(にんじん)した。なかなかよいよい。
⑥アボカド
意外な食材として、アボカドもぬか漬けにおすすめです。栄養価が高いことでも知られるアボカドは、漬けることでより栄養豊富になります。アボカドの濃厚な味わいがぬか漬けにしても美味しく食べられ、おつまみに最適です。約12~24時間が漬け時間の目安です。
Twitterの口コミ
リベンジ:アボガドのぬか漬け
今回はあまり熟してないやつを選んだので前回と比べてしっかりとした食感。相変わらず複雑な香りでご飯に合う!
⑦ゆで卵
ぬか漬けは、ゆで卵のような野菜以外の食材を漬けても美味しく食べられます。ゆで卵がぬか床で発酵することでチーズのような濃厚な味わいになり、お酒やご飯に非常に合うぬか漬けになります。ゆで卵は半熟でなく固ゆでの方が美味しく仕上がり、漬け時間は約12時間ほどが目安です。
Twitterの口コミ
ゆで卵のぬか漬け
燻製みたいになり
なかなか良いです
(*´艸`)#腸活 #乳酸菌
⑧さんま
さんまなどの魚もぬか漬けにすると美味しく食べられます。さんまの下処理を済ませてからぬかを塗り、密閉できる袋に入れて約1週間ほど寝かせた後にぬかを水で洗い流したら、通常通り焼くだけで完成します。いつものさんまの塩焼きと異なる、ぬか漬けならではの濃厚な味わいを楽しむことが可能です。
Twitterの口コミ
ぬか漬け晩酌。さんまのぬか漬け。長芋、ごぼう、にんじんのぬか漬け。
ぬか漬けを美味しく作って食べてみよう
ぬか漬けは昔から日本で親しまれる食材の食べ方ですが、米糠に塩水を混ぜたぬか床に野菜を漬けて置くだけという簡単な調理法です。ぬか漬けにすることで栄養価も上がり、ご飯やお酒にも合うことから現在でも頻繁に食べられています。定番の野菜だけでなくアボカドなどの意外な食材、さらには肉や魚など様々な食材をぬか漬けにして食べてみましょう。