あゆの内臓は食べれるの?寄生虫の心配は?簡単な取り方や下処理の仕方も解説!

あゆは内臓ごと食べられるかどうか知っていますか?今回は、<天然・養殖>のあゆを内蔵ごと食べた際の味わいや、寄生虫の心配なども紹介します。川魚の中でも人気の高いあゆの下処理の仕方や、レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみて下さいね。

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目次

  1. あゆは内臓ごと食べれる?
  2. 天然あゆの餌はコケなので内臓ごと食べれる
  3. 天然と養殖のあゆで味わいが違う
  4. あゆを内臓ごと食べる際の寄生虫の心配は?
  5. 天然あゆには寄生虫「横川吸虫」がいることがある
  6. 養殖のあゆは寄生虫の心配がない
  7. あゆの下処理の仕方・捌き方は?
  8. あゆを内臓ごと食べる際の下処理の仕方
  9. あゆの内臓の簡単な取り方
  10. あゆを内臓ごと使ったレシピ
  11. ①鮎の塩焼き
  12. ②内臓で作るあゆの塩辛~うるか
  13. ③あゆの甘露煮
  14. ④あゆのコンフィ
  15. あゆを内臓ごと食べてみよう

あゆは内臓ごと食べれる?

川と海を回遊するあゆは日本の代表的な川魚の1つで丸ごと焼いて食べるイメージがありますが、あゆは内臓ごと全部食べることができるのでしょうか。また、天然ものと養殖に味の違いはあるのでしょうか。

天然あゆの餌はコケなので内臓ごと食べれる

秋に河口近くで孵化したあゆはプランクトンや小さなエビなどを食べて育ち、その後春になると川を遡上し始め、川では主に岩や川底の石についているコケや藻などを食べて育ちます。天然あゆを内臓ごと食べても私たちの健康を害する心配はありません。

天然と養殖のあゆで味わいが違う

別名に「香魚(こうぎょ)」という名前を持っているあゆは、育った水質や食べ物によって味や香りが違ってきます。水のきれいな川で獲れるあゆほどうま味が強くスイカのような甘い香りを持ち、水質が落ちるほど香りが薄れ味も劣るようです。

養殖のあゆはそのような香りはほとんどしませんが、動物性の餌を食べて育つため天然ものよりも脂がのっています。天然と養殖では味わいが違うのです。

(*鮎の塩焼きで内臓を取る・取らない場合の違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

鮎の塩焼きは内臓を取らないでいい?養殖は取る?下ごしらえ方も紹介!

あゆを内臓ごと食べる際の寄生虫の心配は?

川や海には多くの菌や虫が住んでいますが、川の中の藻やコケを主食としているあゆの内臓に寄生虫がいる心配はないのでしょうか。養殖のあゆであればそのような心配はしなくて大丈夫なのでしょうか。

天然あゆには寄生虫「横川吸虫」がいることがある

川や海で育つ魚には寄生虫が存在するのが一般的ですが、あゆも例外ではなく横川吸中が寄生している場合があります。横川吸虫が多く寄生していた場合、軽い下痢を引き起こすことがありますが少数では無症状の場合が多いため、あゆの寄生虫についてはあまり広く知られていません。

感染を避けるためあゆを食べる際は生食せず、中心部までしっかりと加熱調理しましょう。横川吸虫はウロコに付着していることが多いので、魚をつかんだ手や調理器具もしっかりと水洗いするように気を付けて下さい。

養殖のあゆは寄生虫の心配がない

あゆの養殖は地下水を利用して行われているため、川の水に生息している寄生虫に感染する心配はほぼありません。養殖業者は十分注意し安全性の強化に努力しているので、安心して食べることができます。

あゆの下処理の仕方・捌き方は?

あゆは初夏になると天然ものが出回るようになります。季節を感じる魚でもあり、買って食べたいけれどどのように捌けばよいか分からないという方のために、下処理の仕方を解説します。

あゆを内臓ごと食べる際の下処理の仕方

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