芽キャベツはキャベツの子供?関係性は?栄養素・生育など違いを比較し紹介!

【管理栄養士監修】芽キャベツはキャベツと大きさ以外で見た目がよく似ていますが、どのような関係性があるのでしょうか?今回は、芽キャベツの生育・旬など基本情報にくわえ、キャベツとの違いを〈起源〉〈生育〉〈味・食感〉〈栄養〉などの観点から紹介します。

専門家監修 |管理栄養士・栄養士 一瀬 ゆかり
Ameba
管理栄養士、食生活アドバイザー。保育園給食の献立作成・調理を始め、食育サイトHAPIKU(ハピク)での栄養相談、食の悩みを抱える家庭への出張料理、企業内での野菜の食育セミナー、...
Ameba
管理栄養士、食生活アドバイザー。保育園給食の献立作成・調理を始め、食育サイトHAPIKU(ハピク)での栄養相談、食の悩みを抱える家庭への出張料理、企業内での野菜の食育セミナー、料理教室の開催などの活動をしています。 「食べて健康、食べて笑顔」をモットーに、わかりやすい情報をお届けします。 ブログでは、料理や健康について更新しています。

目次

  1. 芽キャベツとは?キャベツの子供?
  2. 芽キャベツの生育
  3. 芽キャベツの旬・原産地
  4. 日本での生産
  5. 芽キャベツとキャベツの違いとは?
  6. 起源
  7. 実のつき方・生育
  8. 味・食感
  9. 調理法
  10. 芽キャベツの栄養素・効能は?
  11. ①ビタミンC
  12. ②食物繊維
  13. ③β-カロテン
  14. 芽キャベツとキャベツは別の野菜

芽キャベツとは?キャベツの子供?

キャベツと見た目がそっくりな芽キャベツですが、果たしてキャベツの子供なのでしょうか?芽キャベツの生育や旬などを含めて説明します。

芽キャベツの生育

芽キャベツの大きさは、直径3~4cmほどで、ミニサイズになったキャベツのようなものが根に50個ほどつきます。キャベツとは大きさは違えど見た目がよく似ているため、芽キャベツはキャベツの子供と勘違いされることがありますが、別の野菜に分類されています。

芽キャベツの旬・原産地

芽キャベツは、キャベツと同じアブラナ科の結球する野菜で、別名は子持ちカンラン(甘藍)などと呼ばれており、原産地はベルギーで、日本に普及したのは明治になってからだと言われています。

芽キャベツの旬は12〜2月で、春キャベツの旬が2月下旬〜5月であることから、芽キャベツが成長して春キャベツとなると思い、勘違いを生んでしまう一因になっているのでしょう。

日本での生産

日本で芽キャベツが一番栽培されている県は静岡県で、全国に占める割合は90%を超えています。静岡県へ芽キャベツ栽培が普及し始めたのは、およそ50年前で、現在は全国に占める生産量の割合が一位になり維持しつづけています。

芽キャベツとキャベツの違いとは?

同じアブラナ科の芽キャベツとキャベツですが、どのような違いがあるのでしょうか?それぞれの特徴を比較しながら説明します。

起源

芽キャベツとキャベツのルーツは、青汁の原料として有名なケールに由来しています。
ケールは、結球せずに葉が成長しますが品種改良により結球するキャベツがヨーロッパ全域で13世紀頃普及し始めました。

キャベツは、18世紀にオランダより初めて日本へ持ち込まれましたが当初は、あまり浸透せず普及し始めたのは明治期なってからだと言われています。

一方、芽キャベツは16世紀にベルギーで品種改良による作られたのが起源だといわれており、日本への持ち込まれたのは明治期になってからだと言われています。

実のつき方・生育

キャベツは、一つの種で一つの株ができその株に対して一つ収獲できます。また、生育初期は葉が展開し大きくなりその後丸く結球します。

一方、芽キャベツは株が結球せずに茎が長く成長しその側枝の脇芽につき小さなキャベツのような丸い実が一つの株にたくさんつきます。この姿が子持ちカンラン(甘藍)と呼ばれている理由です。

味・食感

キャベツは、甘みがありシャキシャキとした食感があります。一方、芽キャベツは甘みに加えてほんのりとした苦味があり、キャベツに比べて食感が柔らかいのが特徴です。そのため、それぞれの味・食感に合わせた調理法を選ぶことが必要になってきます。

調理法

キャベツの調理方法は様々です。生食では、サラダやトンカツの付け合わせに使用されます。また、お好み焼きなどの具材やスープやウィンナーなどを巻いたロールキャベツなどと言った調理方法があります。

一方、芽キャベツは若干の苦味があるため生食では食べにくいのですが、下茹ですることでアクや苦味が和らぎ、煮物やスープなどに調理されることが多いです。

一瀬 ゆかり

管理栄養士

芽キャベツは、アクや苦味を含んでおり、中まで火が通りにくいことから、塩をひとつまみ加えた湯で下茹ですることで、食べやすくすることができます。
・煮物:沸騰後、2分
・炒め物:沸騰後、5分
・サラダ:沸騰後、10分
これを目安に加熱したら、冷水にさらして水気を切り、それぞれの料理に使います。 茹で時間によって、食感も変わるので、お好みで時間を調整してくださいね。

芽キャベツの栄養素・効能は?

野菜名 ビタミンC 食物繊維 β-カロテン
芽キャベツ 160mg 5.5g 710μg
キャベツ 41mg 1.8g 50μg

芽キャベツとキャベツは生育の仕方などに様々が違いがあることがわかりましたが、含まれる栄養素はどのような違いがあるのでしょうか?効能についても交えて紹介します。

①ビタミンC

栄養満点の芽キャベツは、ビタミンCが豊富でキャベツの約4倍の含まれております。1日に100mgとることが推奨されていますが、芽キャベツなら5、6個で簡単に摂取することができます。

また、ビタミンCは、皮膚や細胞の材料となるコラーゲンの合成に必要で、喫煙、ストレス、新鮮な野菜や果物をあまり食べる機会がないと不足しやすく、壊血病、皮下出血、骨形成不全、貧血の原因になります。

②食物繊維

芽キャベツは、キャベツの約3倍の食物繊維が含まれております。食物繊維は、体内で分解され善玉菌の餌になるためお腹の調子を整える効果があります。また、繊維質が多いためよく噛んで食べるため満足感が得られ肥満を予防する効果もあります。

③β-カロテン

芽キャベツは、キャベツの約14倍のβ-カロテンが含まれおります。β-カロテンは、100gあたり600ug以上のものが緑黄色野菜と呼ばれ、芽キャベツは基準値の約1.2倍近くあり夜盲症や子供の成長が停まることを予防する効果があります。

芽キャベツとキャベツは別の野菜

芽キャベツとキャベツは、同じような形をしていますが、味や調理方法、栄養面などたくさんの違いがあります。そのため、違いを理解した中で用途になった使い方をしてはいかかでしょうか?

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