ボケの実とは?食べ頃・収穫時期はいつ?効能や芳香剤への活用方法も紹介!
【野菜ソムリエ監修】ボケの実とはどんな果物か知っていますか。今回は、ボケの実の収穫時期・食べ頃や〈味わい・香り・効能〉など特徴を紹介します。〈酒・生食・ジャム〉など食べ方・レシピや、芳香剤などへの活用方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
リンゴ酸やクエン酸などの有機酸には、睡眠不足やストレスなどによって細胞に溜まった疲労物質を分解してくれる作用もあります。その作用は筋肉痛や肩こりなどの解消にもつながるでしょう。疲れた時にクエン酸の多く含まれる梅干しを食べたくなるというのは、こういった理由からです。
③免疫力強化
人間の体は弱アルカリ性に保たれている状態が一番良いのですが、疲労物質が溜まると酸性化してしまい免疫力が低下します。前述のリンゴ酸やクエン酸のような有機酸は、酸性化した体を弱アルカリ性に戻す働きがあるので、免疫力を高める効果もあるといえます。
④のどの痛みの改善や咳止め
ボケの実には、のどの痛みや痰、咳に効果的な抗菌作用のある薬用成分が含まれていて、のどの炎症を抑えます。のどが痛むときや風邪のひき始めなどには、ボケの実のはちみつ漬けなどで取り入れると効果的でしょう。ボケの実のはちみつ漬けには、カリンののど飴と似たような効果が期待できます。
⑤生活習慣病の予防
ボケの実にはタンニンやサポニンが含まれていて、ボケの実に苦みがあるのはこれらの成分が原因です。タンニンやサポニンは抗酸化作用があるので、ガンの予防や動脈硬化の予防にも効果があるといわれています。
ボケの実の美味しい食べ方・レシピ
ボケの実をそのまま食べるのは苦みがと酸味が強くておすすめできません。しかし、様々な効能があるのでそのままにしておくのはもったいないと感じる人もいるでしょう。ここでは、少し手を加えることによって美味しく食べられるレシピを紹介します。
①ボケのはちみつ漬け
カリンでもよく作られるはちみつ漬けをボケの実で作るレシピです。生のボケを皮つきのままスライスしてはちみつにつけるだけの簡単なレシピなので、ぜひ試してみてください。
②ボケの実ジャム
種を取ったボケの実を水と砂糖で煮込んで作るジャムのレシピです。甘酸っぱいボケの実ジャムをパンやクラッカーと一緒に味わうのがおすすめです。
③ボケ酒
実をスライスしてお酒につけて3か月から1年ほど熟成させたら、疲労回復や滋養強壮にも効果があるボケ酒ができあがります。そのままでもソーダで割って飲んでも美味しい一品です。