ボケの実とは?食べ頃・収穫時期はいつ?効能や芳香剤への活用方法も紹介!
【野菜ソムリエ監修】ボケの実とはどんな果物か知っていますか。今回は、ボケの実の収穫時期・食べ頃や〈味わい・香り・効能〉など特徴を紹介します。〈酒・生食・ジャム〉など食べ方・レシピや、芳香剤などへの活用方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ボケ(木瓜)の実とは?収穫時期はいつ?
ボケの実をスーパーなどで見かけることはあまりなく、実際に手にしたことのある人は少ないかもしれません。ここでは、ボケの実についての特徴や収穫時期、食べごろなどの基本情報を紹介します。
ボケの実の特徴は?毒はない?
ボケの実は、見た目はカリンの実によく似ていて丸く甘酸っぱい香りのある実です。漢字では木瓜と書き、果実が瓜の形に似ていて「木に成る瓜」ということからこの名前が付けられたそうです。
熟した果実に毒はないですが、早熟のものは体内に入ると毒性に変わる成分が含まれているので注意が必要になります。生のままで食べると苦みがあり、場合によっては腹痛を起こすこともあるのでそのまま食べることはおすすめしません。しかし、はちみつ漬けやお酒にすると食べやすくなり、さらには整腸作用や滋養強壮などさまざまな効能が得られます。
安部加代子
野菜ソムリエ
「木瓜」とは、日本の薬局方では、同じバラ科で似た果実であるカリンのことを指します。また、台湾や中国の南方では、パパイヤのことを指します。
ボケの実の収穫時期・食べごろ
ボケの木は1~2メートルくらいの低めの木で、公園や庭木としてよく植えられているので知らないうちに見かけているかもしれません。3~5月に丸くて小さなかわいらしい梅のような花を咲かせ、その後9~10月に実をつけます。初めは黄緑色の実が、黄色に変わり良い香りがしてきたら熟してきた証拠なので、そのころに収穫するとよいでしょう。
食べごろは、熟したよい香りがしてきたころです。この時には毒性もなくなるので、食べやすくはちみつ漬けやジャムに加工してみましょう。
安部加代子
野菜ソムリエ
ボケの実は、春に赤やピンク色の美しい花をつけることもあって、日本では昔から観賞用として庭木や盆栽で広く栽培されています。
ボケの実の味わい・香り
ボケの実は、生のままでは固くて苦みと酸味が強い果実なので、そのまま食べることはおすすめしません。熟してくると甘酸っぱいさわやかな香りがします。
Twitterの口コミ
サービスセンター近くの植え込みに、青リンゴのような実がたくさんなっています。
これはボケの実で、とても爽やかな香りがします。
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Twitterの口コミ
去年漬けたボケ酒が飲み頃。
すっっぱいボケの実が、フルーティな香りとやや酸味のある美味しい果実酒になりました。
硬いボケの実も、漬けたことで柔らかくなって、酸味も抜けて食べやすくなっていました。
ワンパターンだけど、パウンドケーキに入れてみよう。
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ボケの実の効能・効果は?
ボケの実には、リンゴ酸やクエン酸など様々な栄養素が含まれています。生で食べることは難しいですが、ボケ酒やジャムに加工することで摂取しやすくなるでしょう。ここではボケの実にどんな効能・効果があるかを紹介します。
①整腸効果
ボケの実にはリンゴ酸とクエン酸といった有機酸が含まれています。果物に多く含まれる有機酸は、殺菌作用があり腸内の悪玉菌を抑える働きがあります。それと同時に善玉菌を増やす作用もあるので、腸内の働きやバランスを正常に整える効果が期待できるのです。