干し柿の保存方法や期間は?冷凍・冷蔵・常温で長持ちする?柔らかくするコツも紹介!
【野菜ソムリエ監修】干し柿の正しい保存方法を知っていますか?今回は、干し柿を〈常温・冷蔵・冷凍〉で保存する方法や日持ち期間のほか、解凍方法も紹介します。干し柿をブランデー漬けで保存食にする方法や腐った時の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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干し柿の正しい保存方法は?
一度に大量に作れる干し柿は、どのようにしたら長期保存ができるのでしょうか。ここでは、干し柿の保存方法ごとの保存期間や長く日持ちさせられる保存方法を紹介していきます。
長期保存は冷凍保存がおすすめ!
干し柿の保存期間は以下の通りです。
・常温保存/2〜3日
・冷蔵保存/1週間
・冷凍保存/半年〜1年
干し柿の保存期間を保存方法ごとに比べると、常温保存が最も短く2〜3日ほどで、最も保存期間が長いのは冷凍保存の半年〜1年とわかります。冷凍保存によって日持ちがかなり延びるので、干し柿が大量に手元にある場合はすぐに食べる分だけを残して、あとは冷凍保存するのが良いでしょう。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
干し柿は常温保存のものが一番美味しく食べられます。やわらかく弾力のある干し柿は常温保存ならではのもの。干し柿は水分が飛ぶとどんどん固くなってしまうので注意しましょう。
あんぽ柿は常温保存NG
ゼリーのような食感が特徴のあんぽ柿は、通常の干し柿よりも水分量が多く腐りやすいため常温保存はできません。早めに食べ切ってしまうか、冷凍や冷蔵保存をするのがおすすめです。ただし、市販のあんぽ柿には脱酸素剤の封入や減圧乾燥法によって常温保存できるように加工した商品もあるので、包装に記載された保存方法や保存期間を確認しましょう。
干し柿を常温保存する方法・日持ち期間は?
干し柿は冷凍保存が最も長く日持ちさせられますが、常温保存をした場合はどのくらい日持ちするのでしょうか。干し柿の常温保存の方法と併せて、解説していきます。
常温での保存方法
干し柿を常温保存する場合は、以下のような手順で行います。
1. 干し柿を1つずつ紙で包む
2. 風通しの良い場所に置いておく
干し柿を常温保存する時は、キッチンペーパーや新聞紙で1つずつ柿を包んだり、紙袋に入れたりして湿気や乾燥の対策をするのが大切です。ビニール袋などに入れておくと干し柿から水分が出て、表面にカビが生えやすくなってしまうので注意が必要です。なお、常温で保存する場合には、直射日光の当たらない風通しの良い場所で保管しましょう。
保存期間
干し柿の常温での保存期間は、2〜3日ほどです。天日干しして作るので、常温でも日持ちする印象のある干し柿ですが、実際は常温保存ではあまり日持ちしません。保存期間を過ぎると干し柿から水分が抜けて固くなり、本来の柔らかさや弾力がなくなるので早めに食べるようにしましょう。
干し柿を冷蔵庫で保存する方法・日持ち期間は?
常温保存ではあまり日持ちしない干し柿ですが、冷蔵保存した場合はどのくらい日持ちするのでしょうか。干し柿の冷蔵保存の方法と併せて見ていきます。
冷蔵庫での保存方法
干し柿を冷蔵保存するには、以下のような手順で行います。
1. 干し柿を1つずつ紙で包む
2. 密閉できる袋や容器に入れる
3. 冷蔵庫の野菜室で保存する
干し柿を冷蔵庫で保存する場合も、常温保存と同じように、乾燥と湿気対策のために1つずつ紙に包むか紙袋に入れます。また、干し柿は周りの臭いを吸収しやすいので、冷蔵庫内の臭いや他の食材の匂い移りを防ぐためにも密閉できる容器や袋に入れましょう。冷蔵庫ににんにくなどの臭いがきついものがある場合は、密閉袋を二重にすることをおすすめします。
なお、冷蔵庫内でも比較的温度の高い野菜室で干し柿を保存すると、干し柿が固くなりにくいようです。