カントリーマアムの大きさが小さくなってるって本当?発売当初と比較して紹介!
カントリーマアムの大きさが小さくなってる、と言われますが本当でしょうか?今回は、カントリーマアムの大きさが小さくなった噂の真偽を、量・サイズの2005年〜2020年で年代別の推移とともに紹介します。カントリーマアムの量が減り続けた時の2040年問題についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
カントリーマアムの大きさが昔より小さい…?

カントリーマアムは不二家が販売しているチョコチップクッキーで、外はさっくり、中はしっとりした食感が楽しめる昔から愛されている商品です。そのカントリーマアムの大きさが、昔より小さくなったのではと感じている人が多いようです。昔食べていたものより小さくなっていたら残念な気持ちにもなってしまいますが、真実はどうなのでしょうか。
あれ?カントリーマアム小さくなってない? pic.twitter.com/YjCaKay5hY
— ちゃっぷ (@belln8arin5) November 10, 2020
これはどう見ても小さくなったカントリーマアム pic.twitter.com/KKQsm5A3WS
— 色丸-iromaru- (@iromaru) November 10, 2020
カントリーマアムの大きさが小さくなった噂の真偽は?

写真だけを見るとカントリーマアムは小さくも見えますが、実際のサイズや量はどのくらい変わっているのか気になるところです。ここからは、本当に小さくなったのか、数量も減ったのかも含めてわかりやすく画像や具体的な数字をもとに噂の真偽を紹介します。
カントリーマアムが小さくなったのは本当

上記の写真は右側が現在のカントリーマアム、左側が過去に販売されていたカントリーマアムです。写真からも分かる通り、カントリーマアムが小さくなっていることは事実です。
1984年に販売が開始されてから、期間限定商品や地域限定商品などさまざま種類のカントリーマアムが発売されています。現在の主力商品は1992年に発売が開始された20枚入りの「カントリーマアム(バニラ&ココア)」です。
この商品の1枚当たりの重さは発売当初は11gでしたが、2007年に10.5gに減り2014年には10gになりました。発売当初と比べると1gも減り、写真でわかる通り直径も少し小さくなっていて現在発売されているものは約3.5cm×約3.7cmほどのサイズになっています。
実はカントリーマアムのファミリーサイズ1袋あたりの量も減った
現在ファミリーサイズとして発売されている「カントリーマアム(バニラ&ココア)」は20枚入りです。ファミリーサイズの1袋当たりの値段は昔と変わらないですが、1枚当たりのサイズは小さくなり数量も減っています。そこでここでは、ファミリーサイズのカントリーマアムの1枚当たりの重さと数量の変化を2005年~現在までの年代別で紹介します。
2005年
・重さ:11.0g
・数量:30枚
2007年
・重さ:10.5g
・数量:28枚
2009年
・重さ:10.5g
・数量:24枚(通常の数量)
・数量:26枚(11月中旬~2010年1月までの期間限定で増量)
2011年
・重さ:10.5g
・数量:22枚
2013年
・重さ:10.5g
・数量:22枚
2015年
・重さ:10.0g
・数量:20枚
2017年
・重さ:10.0g
・数量:20枚
2019年
・重さ:10.0g
・数量:20枚
2020年
・重さ:10.0g
・数量:20枚
このようにわずか10年で10枚も数量が減り、1枚当たりの重さも1g減っているので総量としては130gも減ったことがわかります。値段は2005年から1袋323円(税別)と変わっていないので、実質の値上げになります。具体的な数字で見ると、どれだけ減り続けているのかが一目瞭然です。
昔のキーホルダーにチョコチップクッキーのものがあったんだけど、大きさを比べると現在のカントリーマアムは悲しいくらい小さくなってる(-ω-;) pic.twitter.com/cgBeWbbjaJ
— shinyaman (@shinyaman2) February 19, 2020
カントリーマアムのサイズ・量が減ってしまった理由とは?

カントリーマアムのサイズが小さくなり、量も減ってしまったことはわかりましたが、その理由はなぜでしょうか。ここでは、カントリーマアムのサイズ・量が減ってしまった理由について紹介します。
カントリーマアムの製造コスト上昇を値上げせずに賄ったため
ビスケットやチョコレートなどの原材料費は過去に比べて高くなり続けており、カントリーマアムの原材料に関してもそれは同じです。カントリーマアムは過去に比べて製造コストが上がり、今までの価格で販売することが難しくなりました。
そこで不二家でもサイズや数量はそのままで値上げをするか、値段はそのままで内容量を減らして販売をするかという選択を強いられ、内容量を減らす選択をしたようです。
また、実は機械の進歩も、カントリーマアムが小さくなった理由の1つです。昔の機械は、決められた重量を最低値としてそれよりも大きいものを作る傾向がありました。それから設備も変わり、正確な重量の商品を作る精度も上がったため、重量のばらつきが減りました。昔ほど重量を超えるものも少なくなったことも、小さくなった理由と言えるでしょう。
カントリーマアムのサイズ・量がこのまま減ると…
ところが最近の研究では、あらたなカントリーマアム問題が取りざたされている。カントリーマアムは1枚あたりのグラム数を着実に減らし続けており、今後100年以内にマイナスの有効質量を持ったカントリーマアムが生まれるという仮説である。
— 429🙏 (@Balladorion) September 3, 2019
このままカントリーマアムのサイズや量が減り続けると、どうなってしまうのかネットやSNS上でユニークな議論が交わされています。ここからは、カントリーマアムの2040年問題とも呼ばれている消費者が考えたいくつかの仮説を紹介します。
2040年頃にはカントリーマアムが0枚になるww
2005年から2015年の10年で、ファミリーサイズのカントリーマアムの数量は30枚から20枚に減っています。10年で10枚減るペースを維持したとすると、単純計算では2040年には0枚になってしまうようです。実際に0枚になってしまう可能性は低いと考えられますが、今後、枚数や重量がどのように変化していくのかは気になるところと言えるでしょう。
カントリーマアムが小さくなったのは値上げをしないため
カントリーマアムの大きさが小さくなっているのは、値上げをしないための不二家の苦肉の策であったことが分かりました。大きさは小さくはなってしまったものの、カントリーマアムの美味しさは以前と変わりません。消費者のカントリーマアムを食べることが、販売の継続にもつながるので、カントリーマアムをこれからも美味しく食べましょう。