モロッコヨーグルはどんな駄菓子？作り方は？販売終了で類似品の販売はないの？

モロッコヨーグルは、小さい頃に駄菓子屋さんで買って食べたことがある人もいるかもしれません。モロッコヨーグルとは、一体どのような駄菓子なのでしょうか。ここからはモロッコヨーグルの値段やカロリー、名前の意味や由来、当たりの確率についても紹介します。

モロッコヨーグルは一つの内容量が6gと小さいのでカロリーは低いですが、ジャンボの方は62gと内容量が多いのでカロリーが高くなります。またモロッコヨーグルジャンボは値段が200円ほどするので、100円以内で購入できる一般的な駄菓子と比べると値段も高めです。

モロッコヨーグルは大阪市西成区にある昭和34年創業のサンヨー製菓株式会社の先代社長が開発しました。当時、夏場になると売れ行きが落ちるチョコレート菓子に替わって、さっぱりとしたヨーグルト風味の駄菓子を思いつき昭和36年に開発したものがモロッコヨーグルです。

地中海沿岸はヨーグルトが有名なことから、地中海にほど近いモロッコのイメージを取り入れて、モロッコヨーグルの名前が付けられました。またパッケージの象のマークは「ヨーグルを食べて象の様にたくましくなって欲しい」という願いを込めたものだそうです。

モロッコヨーグルにはあたりがあるのも面白いポイントです。卸売りの箱80個のモロッコヨーグルのうちあたりは15個入っているので、当たる確率は18％です。

ただし一般的な小売店では60個は販売用、15個は当たりと交換するストック用、5個は不良品との交換用とすることが多いので、実際の当たる確率はもう少し低くなります。なお、モロッコヨーグルスーパー80はあたりつきではありません。

駄菓子はさまざまな添加物が使われることが多いですが、モロッコヨーグルはどうなのでしょうか。次はモロッコヨーグルの添加物と体への影響について解説します。

モロッコヨーグルの成分表示を見ると植物性油脂と書かれており、これはショートニングを表すものです。ショートニングは体に悪影響だと言われることがありますが、その理由は植物油脂の加工の工程でトランス脂肪酸が精製されるからです。このトランス脂肪酸は日常的に摂取することで心臓病のリスクが高まることが分かっています。

ただしトランス脂肪酸による健康への悪影響を示す研究の多くは、欧米人を対象としたものであり日本人の場合にも同じ影響があるのかどうかは明示されていません。これらのことから、モロッコヨーグルを毎日大量に食べない限りはショートニングでの体への悪影響は少ないものと考えて良いでしょう。

（＊ショートニングが体に悪い理由について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

最近象のマークのモロッコヨーグルを見かけることが少なくなり、その代わりに違うパッケージのものが売られるようになりましたが、モロッコヨーグルは生産終了したのでしょうか。ここではモロッコヨーグルの生産終了の真偽について解説します。