マーコットとは?どんな果物?オレンジとの違いや食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】マーコットとはどんな果物か知っていますか?みかん・オレンジと違うのでしょうか?今回は、マーコットの〈味わい・価格・旬の時期〉など特徴や、カロリー・栄養素も紹介します。マーコットの美味しい食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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マーコットとは?どんな果物?
スーパーや青果店に行くと、まれにマーコットと呼ばれる果実が販売されていることがあります。マーコットとはどのような果実なのでしょうか。マーコットの正体や旬の時期・産地のほか、マーコットの味について食べた方の感想を交えながら紹介します。
マーコットはみかんとオレンジの交配品種
マーコットとは、アメリカでみかんとオレンジを交配して作られた柑橘類のことを指します。日本ではじめてマーコットが輸入されたのは昭和時代で、現在では国内の一部の地域でマーコットの生産量が行われています。マーコットの価格は、1kgあたり564円ほどの値段で取引されていることが多いようです。
マーコットの果皮は艶があって赤みを帯びたオレンジ色をしているのが特徴で、果実の重さは100gから150g程度です。
マーコットの旬の時期・産地
マーコットの国内における主な産地は、以下の通りです。
・佐賀県
・熊本県
・沖縄県
日本では気候の都合上マーコットを栽培するのが難しいため、国内でマーコットが栽培されているのは佐賀県や熊本県、沖縄県のみとなっています。佐賀県のマーコットの収穫量は、国内収穫量の7割以上ものシェア率を誇ります。また、和歌山県の一部の地域においてもマーコットのハウス栽培が行われているようです。
マーコットの旬は収穫時期とほぼ同じと言われており、輸入品と国産品では旬の時期が異なります。オーストラリアなどからの輸入品は9月頃に収穫が始まるのに対して、国産品は2月から4月頃に収穫されてスーパーや青果店などの店頭に並びます。
安部加代子
野菜ソムリエ
マーコットを選ぶときは、皮が濃いオレンジ色でツヤのあるものがよいです。また、持ったときに軽く感じるものや、皮がしなびているものは避けましょう。保存は、風通しのよい冷暗所又は、ポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存するとより長持ちします。
マーコットの糖度・味わいや香り
マーコットの果実には爽やかな香りがあり、強い甘味に加えてほのかに酸味があります。果実は小粒ですが果汁が多くみずみずしい食感があるため、そのまま食べるだけでなく果汁を絞ってジュースとして飲んでも美味しいです。マーコットは袋のまま食べることができる果物ですが、種が多いため種を飲みこまないように注意して食べる必要があります。
みかんの糖度の平均値は10度から12度であるのに対して、マーコットは14度から16度もの高い糖度があります。したがって、マーコットは一般的な柑橘類よりも糖度の高い品種だと言えるでしょう。
Twitterの口コミ
最近柑橘類が好きで、ポンカンやらいよかんやらあらゆる柑橘類を食べて来たんですが、今日マーコットを初めて食して身体中に電流が走った気分。イレブン(特に意味はない)
めっちゃ濃厚。味めっちゃ濃いです。せとかや甘平みかん以来の衝撃です…。もう暫くこれしか買わん。
Twitterの口コミ
今から呑み直し🍶✨🎵
実家からマーコット🍊
貰った😆💕
食感はポンカンに似て
食味はオレンジに近いかな😊✴
カリフォルニア産です(^人^)
マーコットとオレンジ・みかんの違いとは?
マーコットはオレンジやみかんに似た外見ですが、マーコットはこれらの柑橘類とどのような点に違いがあるのでしょうか。マーコットとオレンジ・みかんの違いを調べてみました。
マーコットとオレンジの違い
マーコットはオレンジよりも鮮明な色をしており、皮はオレンジよりも薄いのが特徴です。オレンジは皮が分厚いため食べる際にはナイフで皮を剥く必要がありますが、マーコットは外皮が薄いため手で剥くことができます。また、マーコットは薄皮も薄いため、薄皮がついたままの状態でも食べられます。
風味に関しては、オレンジは濃厚な酸味をもつのに対して、マーコットはオレンジに比べて酸味は少なく強い甘味があるのが特徴です。
マーコットとみかんの違い
マーコットとみかんは大きさや形状がとてもよく似ていますが、マーコットの果皮は薄く色は赤みがかっているのが特徴です。また、みかんの皮は手でたやすく剥くことができますが、マーコットの皮を手で剥くと実が剥がれることがあるため、果物包丁で切り分けると食べやすくなります。マーコットの味は、みかんに比べて果汁が多く濃厚な甘みがあります。
(※みかんとオレンジの違いについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)