マーコットとは?どんな果物?オレンジとの違いや食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】マーコットとはどんな果物か知っていますか?みかん・オレンジと違うのでしょうか?今回は、マーコットの〈味わい・価格・旬の時期〉など特徴や、カロリー・栄養素も紹介します。マーコットの美味しい食べ方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
安部加代子
野菜ソムリエ
マーコットの自然交雑実生とされるダブルマーコットはタネが少なく食べやすいです。また、アメリカで栽培されているのはマーコット、オーストラリアで栽培されているものがアフォーラマンダリンとも呼ばれています。
マーコットのカロリー・栄養価は?
マーコットにはどの程度のカロリーや糖質量があるのでしょうか。マーコットのカロリーおよび糖質のほか、マーコットに含まれる栄養価とその効能について解説します。
マーコットのカロリー・糖質
カロリー | 糖質 | 1日の摂取カロリーの占める割合 | |
マーコット(一個) | 50kcal | 12.2g | 2% |
※1日の摂取量は成人男性の目安です。
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
上記の表は、マーコット1個(100g)あたりのカロリーおよび糖質量、1日の摂取カロリーに占める割合を示したものです。100gあたりのマーコットのカロリーは、バナナやりんごの半分程度のカロリーに相当します。また、マーコットの糖質量は親に当たるみかんやオレンジの糖質量が9~11gであるのに対して、それよりも多くなっています。
マーコットの栄養素と効果・効能
マーコットに含まれる栄養素には、以下のようなものがあります。
・ビタミンC
・葉酸
・カリウム
・ビタミンB1
マーコットに豊富に含まれるビタミンCには、骨や歯を丈夫にする働きのほか、日焼けの予防や免疫力の向上など様々な効能があります。
葉酸にはタンパク質の合成を促して細胞を作り出す作用があり、胎児の発育に重要な栄養素です。カリウムは、むくみの解消や血圧を下げる効果があります。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える作用があり、ダイエット効果も見込める栄養素だと言われています。
マーコットの食べ方・レシピは?
マーコットはそのまま食べるだけでなく、料理にアレンジしても美味しくいただけます。ここからは、マーコットを使ったおすすめのレシピを4品紹介します。
①マーコットのジャム
マーコットを使って作るジャムのレシピです。マーコットの薄皮ごと煮込んでブレンダ―で撹拌すれば、薄皮を除く手間が要らず、薄皮の食物繊維も摂取することができます。鍋で材料を煮詰める際、短時間で仕上げるとマーコットの果肉の食感が楽しめるジャムになります。
②マーコットのドリンク
輪切りにしたマーコットに酢や砂糖を混ぜて作るサワードリンクのレシピです。暑い夏の日や食欲のない日にも飲みやすいドリンクです。1週間程度保存して完成したら、水や炭酸水、牛乳などと割って飲むと様々な味わいが楽しめます。