みかんとオレンジの違いとは?見た目・味・成分など比較し見分け方を紹介!
【みかんのみっちゃん農園監修】みかんとオレンジの違いを知っていますか?オレンジはみかんの英語表現で同じ果物と思われがちですが、実は違う果物です。今回は、みかんとオレンジを〈見た目・味・成分〉などで違いを比較し、見分け方も紹介します。みかんとオレンジの掛け合わせ「マーコット」についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
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みかんとオレンジに違いある?同じ果物?

みかんとオレンジは同じ果物なのでしょうか?それともみかんとオレンジの違いは呼び名だけで同じ果物なのでしょうか?その疑問を解説します。
オレンジはみかんと違う果物で英語名でもない。
オレンジはみかんの英語表記だと思っていた人もいるかも知れませんが、オレンジとみかんでは明確な違いがあり、違う種類のものです。その違いは見た目、味、産地などがあり様々です。その違いを知った上でその品種に合った食べ方をすることでワンランク上の美味しさを味わうことができるでしょう。
また、成分にも違いがあるので健康や美容のためを考えている人はぜひその成分の違いを知っておいて欲しいところです。では実際のところオレンジとみかんではどこがどう違うのか、その違いを続けて詳細に説明しましょう。
(*みかんを英語でオレンジは間違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
みかんとオレンジの違い・見分け方とは?

みかんとオレンジの違いには大きく分けて5つの違いがあります。さて、その5つの違いとは一体何でしょうか?
①見た目
みかんとオレンジでは大きさの違いが見分ける上では1番分かりやすいポイントです。みかんはオレンジに比べて小ぶりでテニスボールほどの大きさのものが多くあります。見た目を確認する時はへたの大きさや皮のつや、皮の粒もチェックしてみましょう。へたが小さいほど甘く、皮につやがあり粒がはっきりしていて小さいものの方が新鮮です。
対してオレンジはみかんより大ぶりで野球ボールほどの大きさのものが多くあります。オレンジは艶出しワックスが塗られている可能性があり個々の見た目の違いは少ないため、選ぶときは重量のあるものを選ぶのがお勧めです。
また、みかんには浮き皮という現象が起こることがあり、皮が柔らかくふかふかした状態になることを言います。浮き皮になったみかんは腐りやすくなったり、大味になったりするので注意してください。
みかんのみっちゃん農園
昔の売り場では、見た目を重視し、ワックスを使っているところも多かったですが、ここ最近は、安心安全の経緯から、使用しない売り場も増えてきました。
②皮の厚さ
次に分かりやすい違いは皮の厚さです。みかんの薄皮は剥かずにそのまま食べられる程に薄く、外皮も手で簡単に剥けるくらい薄くなっています。種も殆ど無いために手軽に食べられます。
逆にオレンジは手で剥くには皮が厚く、果物ナイフで剥くことも少なくないでしょう。薄皮もみかんに比べて厚みがあるため、薄皮まで剥いて食べることが多いです。これはオレンジが乾燥した地域で栽培されていることから、乾燥から身を守るために皮が厚くなったと言われています。
ただ、最近では手でも剥ける種類のオレンジが品種改良され出回っているので、小売店で見かけることもあるでしょう。オレンジ好きの方にはオレンジが手軽に食べれるのでお勧めです。
③味わい・香り
この二つの果物には味や香りにも違いがあり、みかんはオレンジよりさっぱりとしていて酸味が強いのが特徴です。あっさりとした味わいのため食べ過ぎてしまう人もいるようです。対してオレンジはそのままでも美味しいですが、香りが強いためにジャムやソースなど調理して食べても香りが引き立ち濃厚なうまみを楽しむことができます。
個性の違う味わいなので素材の味わいを楽しみたいのか、調理して香りやうまみを引き出して楽しみたいかなど用途に合わせて購入するのも良いかも知れません。
④成分
含まれる栄養素はどちらもビタミンCが多く含まれています。そのため、日焼けの元となるメラニン色素の生成を抑える美容効果や体内の抵抗力を強める風邪予防の効果があります。更には、老化の防止やがん、動脈硬化の予防としてビタミンCの抗酸化作用が効くと言われており注目される成分です。
みかんにはその他にシネフェリンという酸味の元となる成分が含まれており、この成分は気道を広げてくれます。そのためのどからくる風邪に効果的だと言われており、風邪予防の効果が更に期待でき、冬が旬のみかんは風邪予防にはぴったりです。
さらにオレンジにはアミノ酸も多く含まれており、日常生活には欠かせない成分であると共に、疲労回復への効果が期待できます。運動後の栄養補給や1日のエネルギー補給のため朝食に加えるのもお勧めです。
みかんのみっちゃん農園
みかんには、β-クリプトキサンチンの機能性表示食品の資格があり、骨代謝のはたらきを助けることにより骨の健康維持に役立つことが報告されています。
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人と人とのつながりを大事にし、みかんを通じて『4つの起点』を創造する農園にするといった理念を掲げ、『幸せ』『未来』『感謝』『笑顔』のビジョンを掲げております。...
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人と人とのつながりを大事にし、みかんを通じて『4つの起点』を創造する農園にするといった理念を掲げ、『幸せ』『未来』『感謝』『笑顔』のビジョンを掲げております。和歌山県有田川町で温州みかんを中心にかんきつ類約60品種を栽培している江戸末期から伝承された6代目農家です。「みかんのみっちゃん農園」の名でInstagramやFacebook、TwitterなどのSNSを通じて、年間1万人以上に販売するなどファンを増やしています。段ボールの側面を絵本、パズル、ぬり絵で食育が学べて遊べるSDGs(持続可能な開発目標)なみかん絵本箱をクラウドファンディングで企画しました。800人以上の方に購入いただき、売り上げ370万円を達成しました。今年度から輸出業に挑戦し、初年度で16トンのみかんを輸出に成功しました。移住者や新規就農者が就農へと繋がる架け橋となるよう、地元に呼び寄せる活動を実施しています。また、地元若手農家でグループを組織し、ドローンなどのスマート農業を推進し、耕作放棄地に解消を目指すなど「有田みかん」の産地継続に力を注いでいます。