長芋・山芋の保存方法と期間は?常温・冷凍・冷蔵で長持ちのコツや賞味期限の見分け方まで紹介!
【管理栄養士監修】長芋の正しい保存方法・期間を知っていますか?今回は、〈1本丸ごと〉〈カット済み・使いかけ〉〈すりおろし〉の長芋を〈常温・冷蔵・冷凍〉で長持ちさせるコツや解凍方法にくわえ、賞味期限の目安を紹介します。賞味期限切れ・腐った時の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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- 長芋を長期保存するポイントは?
- ①夏・冬の温度管理を徹底する
- ②おがくず・土付きのまま保存する
- ③新鮮・美味しい長芋を選ぶ
- 長芋を丸ごと1本保存する方法・期間
- 冷暗所で常温保存する方法
- 保存期間の目安
- 長芋(カット済み・使いかけ)を冷蔵保存する方法・期間
- 冷蔵庫の野菜室で保存する方法
- 保存期間の目安
- すりおろした長芋を冷凍保存する方法・期間
- 冷凍保存する方法
- 保存期間の目安
- 解凍の仕方
- 長芋を加工して保存食にする方法・レシピ
- ①長芋のピクルス
- ②長芋の醤油漬け
- ③干し長芋
- 長芋が変色しても大丈夫?食べられる?
- 変色する原因は「酸化」なので食べられる
- 長芋の賞味期限が切れるとどうなる?
- 賞味期限が危ない状態
- 腐って食べられない状態
- 長芋は正しく保存しよう
長芋を長期保存するポイントは?
長芋は山芋と混同されることが多いですが、山芋とは自然薯、大和芋、長芋などをまとめた総称です。しかし、一般的には山芋は自然薯を指す言葉として使用されることも多いです。今回は、山芋の一種である長芋を長期保存させるポイントを紹介します。
①夏・冬の温度管理を徹底する
長芋は傷みやすいので、常温保存する際は温度管理をしっかり行いましょう。冬場は寒いからと安心してしまいがちですが、ストーブなどの暖房器具を使用すると温度が上昇してしまいます。気が付くと長芋が傷みやすい環境になっている可能性があるので注意しましょう。
竹本友里恵
管理栄養士
山芋と長芋は栄養価にほとんど違いはなく、主に違うのは価格と味です。天然物の「山芋」の自然薯は、長芋より約2倍の値段です。また、味は山芋は粘りが強く甘みがあるのに対し、長芋は水分が多く、粘り気は少なめで淡白な味わいです。すりおろして、とろろにして食べることが多いと思いますが、実は生で芋を食べる事自体、世界でも珍しいです。
②おがくず・土付きのまま保存する
長芋は、おがくずや土が付いたまま販売されていることもあります。こういった場合には、洗わずに、おがくずなどが付いたまま保存しましょう。なぜなら、おがくずや土には、長芋の湿度を一定に保ったり変色を防いでくれる効果があり、長持ちするためです。
③新鮮・美味しい長芋を選ぶ
長芋を長持ちさせるためには、新鮮な状態の物を選ぶことも重要です。スーパーなどで購入する際には、以下の様な物を選びましょう。
・皮が肌色をしているもの
・つやがあるもの
・ひげ根が残っているもの
・重みを感じるもの
・切り口が綺麗なもの(カット済みの場合)
上記のポイントを押さえた物が、新鮮で美味しい長芋です。長芋のひげ根は残っている方がアクが少ないので、皮や断面と一緒にひげ根もチェックしておきましょう。
(*長芋の選び方について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
長芋を丸ごと1本保存する方法・期間
続いて、長芋を丸ごと1本保存する方法を紹介します。賞味期限についても紹介しているので、順番に見ていきましょう。保存期間はあくまで目安ですので、賞味期限が切れた時の見分け方とともに参考にするようにしてください。
冷暗所で常温保存する方法
丸ごとの長芋を常温保存する方法は、一番簡単です。
【土やおがくずが付いている時】
1.おがくずと共に箱などに入っている場合はそのままで、入っていない場合は箱に入れる
2.風通しがよく、涼しい場所に置いておく
【おがくずなどが無い時】
1.長芋を新聞紙でくるむ
2.風通しがよく、涼しい場所に置いておく
長芋を常温保存する時は、おがくずや土、新聞紙などでくるんで湿気対策をしましょう。どちらの場合も、室温は25℃以下になるように注意して下さい。
保存期間の目安
上記の方法で保存すれば、約1か月程保存が可能です。おがくずや土などが付いていないものを購入した際は、新聞紙で包むのを忘れない様にしましょう。