長芋・山芋の保存方法と期間は?常温・冷凍・冷蔵で長持ちのコツや賞味期限の見分け方まで紹介!
【管理栄養士監修】長芋の正しい保存方法・期間を知っていますか?今回は、〈1本丸ごと〉〈カット済み・使いかけ〉〈すりおろし〉の長芋を〈常温・冷蔵・冷凍〉で長持ちさせるコツや解凍方法にくわえ、賞味期限の目安を紹介します。賞味期限切れ・腐った時の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- 長芋を長期保存するポイントは?
- ①夏・冬の温度管理を徹底する
- ②おがくず・土付きのまま保存する
- ③新鮮・美味しい長芋を選ぶ
- 長芋を丸ごと1本保存する方法・期間
- 冷暗所で常温保存する方法
- 保存期間の目安
- 長芋(カット済み・使いかけ)を冷蔵保存する方法・期間
- 冷蔵庫の野菜室で保存する方法
- 保存期間の目安
- すりおろした長芋を冷凍保存する方法・期間
- 冷凍保存する方法
- 保存期間の目安
- 解凍の仕方
- 長芋を加工して保存食にする方法・レシピ
- ①長芋のピクルス
- ②長芋の醤油漬け
- ③干し長芋
- 長芋が変色しても大丈夫?食べられる?
- 変色する原因は「酸化」なので食べられる
- 長芋の賞味期限が切れるとどうなる?
- 賞味期限が危ない状態
- 腐って食べられない状態
- 長芋は正しく保存しよう
続いて、カット済みの長芋を購入した際や、使い切れなかった場合に冷蔵保存する方法を紹介します。
冷蔵庫の野菜室で保存する方法
カット済みの長芋を保存するなら、常温ではなく冷蔵庫の野菜室で保管しましょう。
1.長芋の切り口をラップ・キッチンペーパーでしっかり覆う
2.長芋の切り口をゴムで縛る
3.冷蔵庫の野菜室に入れる
長芋の断面が乾燥すると劣化が早まり味も落ちてしまうので、ラップをしてしっかり乾燥から守りましょう。覆ったラップが取れないようにゴムで縛るのがおすすめです。
保存期間の目安
しっかりラップで包んで野菜室に入れておけば、1週間~10日間程は保存可能です。カット済みなので、しっかり保存してもそのままの状態より賞味期限は短めとなります。
すりおろした長芋を冷凍保存する方法・期間
長芋は、すりおろしてとろろにしてから冷凍保存する方法もあります。長期間保存出来るおすすめの方法ですが、とろろいもを冷凍保存する場合は少し保存する時にコツがいるので、やり方をあらかじめ確認しておきましょう。冷凍した長芋の解凍方法についても紹介します。
冷凍保存する方法
長芋を冷凍する際は一度すりおろしにする必要があるので少し手間が掛かりますが、長芋をすりおろしで使う頻度が高い人には、冷凍保存はむしろ効率的な方法でもあります。
1.長芋をすりおろす、またはすりおろしの長芋を準備する
2.1に酢を数滴混ぜる
3.冷凍用バッグに2を入れて、空気を抜く
4.平らにして、冷凍庫に入れる
とろろいもを冷凍する前にお酢を数滴混ぜておく事で、長芋の変色を防ぐことができます。小さめの冷凍用バッグに入れて1食分ごとに分けておくと便利ですが、小さめのバッグが無い場合には大きめのバッグに入れて冷凍し、使う時に割ってから解凍して使用しましょう。
冷凍バッグの中のとろろ芋を平らにしておく事で、素早く冷凍することができますし使いたい時に割りやすくなるといったメリットもあります。
竹本友里恵
管理栄養士
山芋は、すりおろし・千切り・輪切りなどどんな状態でも冷凍することができます。皮を剥く時、手が痒くなったり、ヌルヌルすべったりして調理が面倒なときは一気に下処理して冷凍保存がオススメです。冷凍することで火の通りが早く、味もしみこみやすくなります。
保存期間の目安
とろろいもを冷凍保存した場合の保存期間の目安は、1か月程です。常温保存の場合と同じく、冷凍保存でも長芋を長期間保存する事ができます。
解凍の仕方
冷凍したとろろいもの量が少ない場合は、バッグごと流水で解凍しましょう。長芋の量が多い場合には、冷蔵庫に入れておくか電子レンジで加熱して解凍する方法がおすすめです。
(*長芋の冷凍保存について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)