タロイモとは?里芋・ヤムイモと違いある?味わいや主食〜デザートなど食べ方のおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】タロイモとはどんな芋か知っていますか?主食〜デザートで食べられたりと、様々な食べ方をされます。今回は、タロイモの発祥地・味わいなど特徴を、里芋・ヤムイモなど似た芋類と比較して紹介します。タロイモの料理レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
タロイモはデザート〜主食まで様々な食べ方をされる
タロイモはどんな味付けにも合うため、おかずとしてスープに入れたり油で揚げたり、デザートにもよく使われる万能野菜です。
ハワイではタロイモをパンケーキに入れてスイーツとして使われることもありますが、ポイと呼ばれる伝統的な発酵食品にして食べる文化もあります。ポイは完全栄養食と言われるほど栄養価が高く、大人の食事だけでなく離乳食にも使われてきました。
ハワイではタロイモを主食として食べることもあり、そのほかにもオセアニア諸島・東南アジア諸国・南米の一部の国・アフリカの一部の国でも主食として食べられています。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
ハワイではタロイモのことをハワイ語で「Kalo(カロ)」と呼ぶほどなじみのある食材となっていて、栽培のしやすさから地域によって様々な品種が育てられその数は300種以上にも上るそうです。
タピオカ似の「タロイモボール」が最近人気
タロイモボールとは台湾では芋圓(ユーユェン)と呼ばれるもちもちした小さな団子のような食材で、タピオカの次にブームが来ると言われ取り扱うお店が増えてきています。芋の味を感じられてタピオカとは違った食感が楽しめることが魅力です。
タロイモ、さつまいも、紫芋などが原料になっていて潰したイモの種類によって色が白や紫になり、ドリンクに入れて飲むほかに台湾で有名なスイーツの豆花に加えたり、かき氷のトッピングにしたりと活躍します。タピオカのカロリーは高めですが、一方のタロイモボールはタピオカよりもカロリーを抑えられるので今後流行っていく可能性があるでしょう。
Twitterの口コミ
京都駅に台湾チーズティーのお店がオープンしてた🍹
タピオカやと思ってたらタピオカじゃなかった件😇
代わりにあったタロイモボールってやつをトッピングしたよ🍠
もちもちのおいもだった🍠🍠
タロイモとヤムイモの違いは?
タロイモと間違われやすい芋にヤムイモがあり、ネット上でも時々混同している情報を見かけます。日本ではタロイモもヤムイモも馴染みが薄い食材のため、違いが分からないかもしれませんが、一体ヤムイモとはどのような食材なのでしょうか。
ヤムイモとは
ヤムイモとは東南アジア・西インド諸島・アフリカで食べられている芋で、食される地域がタロイモと重複していることもあり、タロイモと混同されやすい食材です。しかし、ヤムイモはサトイモ科の野菜ではなく、ヤマノイモ科と言われる山芋と同じ科に分類されます。ヤムイモはタロイモと同様に、アフリカでの生産がその全生産量のほとんどを占めています。
しかし、アメリカでは果肉がオレンジ色のサツマイモをヤムと呼び、スコットランドではじゃがいもをヤムと呼ぶことがあり、国によっては違う芋と混同している場合があるようです。
タロイモの料理レシピ
タロイモの良さを生かすおすすめのレシピを紹介します。タロイモは里芋と似たようなアレンジができるので、気になるレシピがあれば是非作ってみてください。
①タロイモチップス入りグラタン
お菓子のタロイモチップスをグラタンの具材として利用した、簡単の作れるグラタンのレシピです。タロイモチップスも、調理に使うことで元々の食感を取り戻し、タロイモならではの味わいも楽しめます。