大豆と枝豆の違いは?同じ?もやしとの関係や黒豆・緑豆についても紹介!
【管理栄養士監修】大豆と枝豆の関係を知っていますか?同じなのでしょうか?色は違いますが、形はよく似ていますね。今回は、大豆と枝豆の〈栄養価〉〈カロリー・糖質〉など違いを比較し紹介します。もやしと大豆・枝豆の関係や、黒豆・緑豆についても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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大豆と枝豆は同じ?違う品種?
日本人になじみ深い大豆と枝豆は同じ豆の種類なのでしょうか。その違いについて比べてみました。
作り方・育て方は同じ
大豆は煮豆にするほか味噌や醤油・豆腐や納豆の原料としても使われ、一方で塩茹でした枝豆はビールやスイカとセットで夏の風物詩ともいえる作物です。雰囲気の違い過ぎる二つの豆ですが、本来の品種としては同じ大豆で、種をまく時期も育て方も、全て同じです。
収穫時期・成熟度が違う
枝豆は野菜として扱われ、成長途中の若莢を夏場に刈り取り莢の中の豆を食べるものを「枝豆」と呼びます。熟しきった種が「大豆」と呼ばれ、秋になり枯れてから収穫されます。根から切り離されるとすぐに鮮度が落ちてしまう枝豆は、あまり遠方までは運べず、地方ごとの在来品種が多くあります。
さらに種苗業者でも品種改良が盛んで、今では400を超すほど種類があるようです。
(*枝豆の旬の時期・季節について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
大豆と枝豆の違いは?
大豆と枝豆の栄養価の違いなどを見てみましょう。
カロリー・糖質量の違い
カロリー | 糖質 | |
大豆 | 422kcal | 8g |
枝豆 | 135kcal | 3.8g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています
大豆のカロリー422kcalに比べ枝豆は135kcalと1/3ほどになり、糖質量も大豆8gに対して3.8gと半分以下です。枝豆は大豆に比べ、まだ未熟な状態なのでカロリーや糖質量はどうしても劣ってしまいます。
栄養価の違い
大豆はミネラルからたんぱく質のアミノ酸の全種類、ビタミン類・不飽和脂肪酸まで含む栄養価の高い食材です。枝豆は成長中の大豆だけあって、含まれる栄養素はほぼ一緒ですが、量的には負けてしまう要素が多く大体が大豆の半分以下になっています。しかしビタミンの中のカロテン類やビタミンK・Cや葉酸は枝豆の方が勝ってます。
いしいひとみ
管理栄養士
大豆は、肉に匹敵する量のたんぱく質を含んでいることから「畑の肉」と呼ばれています。 また、大豆たんぱく質の消化吸収率は、納豆で91%、豆腐では95%あり、とても効率よくたんぱく質を摂取できる食品といえます(^^)
(*枝豆の栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)