ブダイとはどんな魚?味わいや値段は?食べ方・調理法やレシピのおすすめを紹介!
ブダイはどんな魚か知っていますか?あまりなじみのない魚ですが沖縄ではよく食べられています。今回は、ブダイの生態や値段・味わいなど特徴のほか、ブダイの種類も毒性があるかも含めて紹介します。ブダイの食べ方・調理法のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ナンヨウブダイは沖縄ではイラブチャーとも言われ、味も良いので高級魚として食べられることが多い魚です。アオブダイのパリトキシン様毒のように死に至るほどの毒はもっていませんが、食中毒の事例があるため、内臓は食べないように注意しましょう。
見た目はアオブダイとよく似ていますが、体はナンヨウブダイの方が明るく鮮やかな青色をしています。ナンヨウブダイは夜になると口から粘液を出して袋状にし、その中で眠る珍しい魚です。一説には天敵や寄生虫から身を守るためと言われています。またナンヨウブダイの口は口ばしのような形で、サンゴ礁についた藻を削り取るようにして食べるのが特徴です。
③イロブダイ
イロブダイの雄はエメラルドグリーンの体にオレンジの模様が目を引く、とても色鮮やかな魚です。幼魚は白い体にオレンジ色のラインが特徴的で観賞用として楽しまれ、成長すると食用としてよく食べられます。成長とともに体色が大きく変化し、大型のイロブダイは味にも定評があることから沖縄では特に人気のあるブダイです。
ブダイの食べ方・調理法のおすすめは?
食中毒の恐れもあり食べることに抵抗を感じる方も多いブダイですが、ポイントを守ることで安全に美味しく食べられます。これから刺身で食べるときのブダイの捌き方の手順や、それ以外の調理法のおすすめも紹介するので参考にしてください。
①刺身【捌き方を解説】
ブダイを刺身用に捌く手順は以下です。
①表面のうろこを取る
②胸ビレからエラに沿って包丁を当て頭を切り落とす
③お腹を切り内臓を取り除く
④水で洗いながら血合いを取り除いて水気を拭き取る
⑤背中側から背骨に向かって包丁を入れて切り開く
⑥反転させお腹側から背骨に向かって包丁を入れて切り開く
⑦尾びれの手前に切り込みを入れて身を切り離す
⑧裏返して反対側も同じようにして身を切り離す
⑨腹骨を包丁の背ですくいあげて刃を入れてそぎ取る
⑩中骨を骨抜きで抜き取る
⑪好みの厚さにそぎ切りにする
お腹を切って内臓を取り出すときは、食中毒を起こさないためにも内臓を傷つけないように浅く包丁を入れてください。頭や内臓を除いたら血合い部分も念入りに洗い落とし、ブダイとまな板の水気をしっかり取ることで菌も繁殖しにくくなり臭みも取れます。皮が気になる方は、身をそぎ切りにする前に皮を引くと良いでしょう。
刺身以外でブダイに合う調理法・料理
ブダイはどんな調理法にも合う万能な食材です。
・煮る(煮つけ)
・揚げる(天ぷら、唐揚げ)
・焼く(ムニエル、塩焼き)
・蒸す(酒蒸し)
・鍋(しゃぶしゃぶ)
・汁物(みそ汁、すまし汁)
中でも一番代表的なブダイ料理は煮つけです。クセのない柔らかな身に味が染み込み、ご飯にもよく合います。他にもアラをみそ汁や吸い物にすると良いダシが出て、よりうま味が増して贅沢な汁物に仕上がります。唐揚げやフライなどの揚げ物は、しっかり食べたい時にもおすすめです。
鍋やしゃぶしゃぶにしても上質なブダイの味を堪能でき、うま味の凝縮されたスープでシメまで美味しく食べられます。このように、ブダイは様々な調理法で味を楽しめる食材です。
ブダイのレシピのおすすめは?
ここからは刺身以外でおすすめのブダイ料理を紹介します。ブダイの身は加熱調理をすると刺身とは全く違った食感が楽しめてレパートリーも豊富です。定番のレシピからアレンジレシピまで紹介するので参考にしてください。
①ブダイの煮つけ
こちらはご飯のおかずにもぴったりな、定番の煮つけのレシピです。うろこと内臓をしっかりと取り除いたら身を切り、沸騰させた調味料と一緒に煮るだけなので簡単に作ることができます。落とし蓋をして15分程煮たら完成するので、手間をかけず簡単に作りたい方におすすめです。甘辛い味付けでごはんも進み、万人受けする一品に仕上がります。