金山寺味噌とは?作り方に特徴あり?味わいや食べ方・レシピのおすすめも紹介!
金山寺味噌はどんな味噌か知っていますか?今回は、金山寺味噌の〈発祥地・原料〉〈栄養成分・カロリー〉など特徴や、もろみ味噌との違いも比較して紹介します。金山寺味噌の賞味期限や味わい・食べ方のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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金山寺味噌とは?どんな特徴の味噌?
味噌は日本人に馴染みのある調味料の1つですが、その一種である金山寺味噌とはどんな特徴の味噌なのでしょうか。ここでは、金山寺味噌について名前の由来や発祥地、作り方の特徴やもろみ味噌の違いについて説明します。
金山寺味噌の名前の由来と発祥地
金山寺味噌の由来は諸説ありますが、中でも有力とされているのは鎌倉時代に法燈国師覚心が中国から日本へ持ち込んだという説です。修業のために中国へ渡った法燈国師覚心は径山寺で食べた味噌の味に感動し、通称金山寺、正しくは鎮江府金山竜遊江寺で醸造方法を学びました。
日本に帰ってきた後は、交通の便が良く水質が醸造に適している和歌山県湯浅町に目をつけ、近くの和歌山県由良町に興国寺を建立して中国で学んだ味噌を広めたとされています。このように金山寺で醸造方法を学んだことが、金山寺味噌の名前の由来です。ほかにも、和歌山県・高野山真言宗の開祖である空海が金山寺から持ち帰り、広めたという説もあります。
金山寺味噌の原料と作り方の特徴
金山寺味噌は味噌づくりに使われる米・大豆・麦の穀物に加え、うり・なす・生姜・しそなどの野菜が原材料となります。米・大豆・麦を発酵してもろみを作り、塩もみして細かくカットした野菜・塩・砂糖を混ぜ込んで熟成させます。
金山寺味噌ともろみ味噌の違い
金山寺味噌ともろみ味噌には、原料と食べ方の2点で大きな違いがあります。原料に関しては、金山寺味噌に野菜が入っているのに対し、もろみ味噌に野菜は入っておりません。食べ方に関しては、野菜の入っている金山寺味噌は一般的におかずや常備菜として食べるのに対し、もろみ味噌は調味料として使われることが多いです。
金山寺味噌の栄養素・効能やカロリーは?
味噌は健康効果が高いとされておりますが、金山寺味噌にも効能があるのでしょうか。ここでは、金山寺味噌の効能に加え、栄養素・カロリー・糖質について説明します。
金山寺味噌の栄養成分・効能
金山寺味噌には、ビタミンB3やビタミンEなど様々なビタミンをはじめ、ナトリウム・カリウム・カルシウムなど豊富な栄養成分が含まれています。これらの栄養素は貧血・高血圧・動脈硬化・がんの予防や皮膚や粘膜の健康維持に効果があると言われています。
金山寺味噌のカロリー・糖質
100gあたり | カロリー | 糖質 |
金山寺味噌 | 375kcal | 97.6g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
上記の表は、金山寺味噌100gあたりのカロリーと糖質量を示したものです。米や麦などの穀物を主に使うため、一般的な味噌よりカロリーや糖質は高い数値となります。一方、金山寺味噌に含まれる野菜の水分により、塩分濃度は金山寺味噌のほうが低いです。
金山寺味噌の賞味期限と保存方法は?
金山寺味噌を保存する際のポイントは、以下の2つです。
・開封後は冷蔵庫で保管する
・蓋をしっかりと閉める
金山寺味噌の賞味期限は通常約3か月に設定されています。保存方法は商品によって違いがああり、常温保存あるいは冷蔵保存が一般的です。常温保存が可能な商品の場合も、開封後は冷蔵保存する旨の記載があることがほとんどなので、記載を確認して保存しましょう。
また、開封後は変質しやすくなるので、蓋をしっかりと閉めたうえで賞味期限に関わらずなるべく早く使い切るようにして下さい。