「どんこ」とは?しいたけと違いある?方言では魚も意味するって本当?
【野菜ソムリエ監修】どんことはどんな食材か知っていますか?しいたけと似ていますが違いはあるのでしょうか?今回は、どんこの名前の由来や「生しいたけ」との違いを比較して紹介します。どんこの戻し方や食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
どんこの栄養素や旨みを十分に摂取できる、料理や調理法を紹介しますので参考にして下さい。
・煮物
・焼き物
・お吸い物
・茶碗蒸し
・炊き込みご飯
・鍋物
どんこは戻したかさや軸の部分だけでなく、戻し汁にも旨み成分であるグアニル酸が沢山含まれています。戻し汁も捨てることなく使うことで、旨みが増した料理となるので残さず利用しましょう。乾燥しいたけは和食のみでなく、肉厚の特徴をいかして中華料理に利用すると、食感のよい料理が楽しめます。
どんこのレシピのおすすめ
凝縮された旨味たっぷりで栄養価の高いどんこを使って、料理をしてみましょう。どんこの栄養を余すところなく摂取できる戻し汁もしっかり使いましょう。
①ジューシーどんこの肉詰め
詰め物の挽肉は鶏にこだわらず、豚や合い挽きでも美味しく出来ます。どんこを戻した汁は、旨みと栄養がたっぷりなので、野菜たっぷりのスープにアレンジして添えると良いでしょう。
②どんこのアヒージョ
ワインのお供にぴったりのアヒージョは、ミニトマト・ブロッコリー・エビやどんこ以外のきのこ類などでアレンジが可能です。どんこのうま味が溶け出したオイルも美味しいので、メルバトーストやバゲットと共にオイルまで残さず食べることができます。
③どんこの炊き込みご飯
どんこや他の具材やきのこ類をたくさん入れて、炊き込みご飯を作ってみましょう。戻したどんこの軸や戻し汁も残すところなく使い、旨みが詰まった炊き込みご飯を仕上げます。しいたけの煮物やお吸い物も副菜として、添えてもよいでしょう。
どんこは方言で魚を指すことも?
どんことは乾燥しいたけを示すのみではなく、様々な地域で方言として使われているようです。どんこは方言で魚を指すこともあるのでしょうか。
エゾイソアイナメを方言で「どんこ」という
どんこの呼び名はしいたけのことを表すのみでなく、他のものを指す場合もあります。北海道や三陸地方・山形県の由良漁港では、海水魚であるエゾイソアイナメを方言でどんこと呼びます。三陸地方ではポピュラーなタラ科の白身の魚で、気仙沼地方では、五穀豊穣・家内安全・商売繁盛などを祈る際にも用いられているようです。
また、その他にも鹿児島弁ではカエル・愛媛県ではメダカ・東北地方ではチゴダラ、三重県の四日市では鈍行列車といったように、どんこは様々な地方で方言として使われています。