バターとマーガリンの違いとは?健康的・体に悪いのはどっち?成分など比較して紹介!
バターとマーガリンの違いを知っていますか?今回は、バターとマーガリンの違いを〈味・性質・値段・賞味期限・カロリー&糖質〉などで比較して、使い分け方や代用可能かも紹介します。バターとマーガリンはどちらが体に悪いのかも〈トランス脂肪酸・塩分〉の含有量から紹介するので参考にしてみてくださいね。
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「バター」と「マーガリン」って何が違うの?
日常生活の中でバターとマーガリンを意図的に使い分けている人は、案外少ないかもしれません。特性を知って使い分けた方が美味しくなる料理も多いので、ここではバターとマーガリンの違いを説明します。
「バター」と「マーガリン」の大きな違いは「原料」
バターとマーガリンの一番の違いは原料にあります。バターは牛乳が原料で、分離したクリーム状の乳脂肪を凝固させたものです。一方のマーガリンの原料は、動物性または植物性の油脂となっています。そもそもマーガリンは、かつて高価だったバターの代用品として開発されたものです。
(*マーガリンの原料について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)
ちなみに「ファットスプレッド」との関係・違いは?
バターやマーガリンが置かれた商品棚で、ファットスプレッドを見かけることがあります。このファットスプレッドはマーガリンの一種ですが、油脂が全成分の80%未満のものです。バターやマーガリンと比較するとファットスプレッドは水分量が多いため、より柔らかく仕上がっています。
「バター」と「マーガリン」の様々な違いを比較
バターとマーガリンは原料以外にも様々な違いがあるため、特徴を知って使い分けるのがおすすめです。ここではバターとマーガリンの違いを、5つの観点から比較します。
①味わい・風味
バターとマーガリンを比較すると、味わいや風味が異なります。乳脂肪を主成分とするバターは旨味を感じ、塩味やコクがある仕上がりです。一方のマーガリンはバターに味を近づけてはいるものの、塩味や旨味はバターほどではありません。そのためマーガリンはあっさりとした味に仕上がっています。
②性質
バターとマーガリンは、原料の違いが性質にあらわれています。牛乳を原料とするバターは、成分の80%以上が乳脂肪で、冷蔵庫など温度の低いところに長時間入れておくと硬くなります。室温が20℃だとカットしやすく、30℃を超えると溶け始め、40℃近くでは液体になるのがバターの特徴です。
一方のマーガリンは成分の80%前後が、オリーブ油やごま油などの植物油脂となっています。温度変化に強く、冷蔵庫からすぐ取り出してもナイフを入れやすいです。中でも水分量の多いファットスプレッドは、より扱いやすいといわれています。
③値段・価格
スーパーの商品棚を見てもわかるように、バターとマーガリンでは値段に違いがあります。マーガリンよりバターの価格が高くなる理由は、原料が乳脂肪となっており、マーガリンの原料となる植物油よりも高価だからです。さらに近年では日本国内の酪農家が減少しているため、原料となる生乳が不足しがちなことも、バターの値段が高い理由となっています。
④カロリー・糖質
100gあたり | カロリー | 糖質 |
バター | 745kcal | 1g |
マーガリン | 758kcal | 1g |