生わさびの保存方法は?常温はNG?冷蔵・冷凍で日持ちさせるコツを紹介!
生わさびの日持ちする保存方法を知っていますか?常温でもいいのでしょうか?今回は、生わさびを〈冷蔵・冷凍〉で保存する方法・期間や水を使って日持ちさせるコツにくわえ、冷凍したわさびの使い方・解凍方法を紹介します。わさびの保存食レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
生わさびが日持ちする保存方法って?

刺身やお寿司を食べるときに欠かせないわさびは、身近な薬味ですが、より本格的な風味が味わえる生わさびも人気があります。百貨店や一部のスーパーで手に入れることもできますが、保存方法はあまり知られていません。ここからは生わさびの保存方法を紹介します。
生わさびの常温保存はNG
生わさびは正しく保存しなければ、すぐに傷んでしまいます。もともと水辺に育つ植物なので、乾燥に弱く常温で保存するとすぐに使えなくなってしまうでしょう。わさびと言えばチューブのわさびが便利ですが、その原料ともなる生わさびはデリケートな野菜なので、正しい保存方法に沿って冷蔵保存か冷凍保存で保管する必要があります。
生わさびを冷蔵で保存する方法は?

ここでは、生わさびを冷蔵庫で保存するときの保存方法や、日持ちさせたい期間に応じた保存方法を紹介します。生わさびは丁寧に保存すれば、冷蔵保存でも長く日持ちするので手に入ったときに試してみてください。
①生わさびを数日保存したい場合
生わさびを数日間保存したいときは、乾燥を防いで冷蔵庫で保存をするのがおすすめです。具体的な手順は以下の通りです。
1.キッチンペーパーを水に濡らし、生わさびを包む
2.キッチンペーパーの上からラップできっちりくるみ、冷蔵庫で保存する
生わさびの表面が乾燥しないように、濡らしたキッチンぺーパーで生わさび全体を包みます。さらに、その上からラップを巻いて冷蔵庫で保管すれば、乾燥せずに辛味や風味、香りを残したまま保存できるでしょう。この方法で保存した時の保存期間は、およそ3、4日間が目安です。
②生わさびを1~2ヶ月程度日持ちさせたい場合
生わさびを、より長く冷蔵庫で保存するための手順を紹介します。
1.コップに水を入れる
2.生わさびをコップに立てておき、冷蔵庫で保存する
3.水を毎日こまめに交換する
生わさびは涼しい水辺に育つ野菜なので、同じような環境を整えることで長期間冷蔵庫で保存できます。コップに水を入れ、生わさびが水を吸えるようにした状態で、低温の野菜室で保管しましょう。
その際、地下茎部分がしっかり水につかるようにして、水が腐らないように毎日こまめに交換することが大切です。また、生わさびは一度すりおろすと長く日持ちできません。すりおろした生わさびは、香りや辛味がなくなる前に、早く使い切るのがおすすめです。
生わさびの保存は冷凍がおすすめ

生わさびの風味を損なわずに、長く保存するには冷凍保存がおすすめです。ここでは、生わさびの冷凍保存の方法や手順を紹介します。
生わさびを冷凍保存するメリット
生わさびは冷蔵庫でも保存できますが、冷凍庫で保存するほうがいろいろなメリットがあります。具体的な冷凍保存のメリットは以下の通りです。
・すりおろした状態で保存できる
・辛味や香りを損ない
・長期間保存できる
冷凍を利用すれば、すりおろした生わさびも保存可能です。そのため、一度すべてすりおろして冷凍保存しておけば、次に使うときにすりおろす必要がなくなり手早く使えるところもメリットです。また、冷蔵庫で保存するよりも長く、辛味や風味を損なわないで保存できます。
①生わさびを丸ごと冷凍保存する方法
生わさびをすりおろさず、丸ごと冷凍保存する方法を紹介します。
1.生わさび全体をラップでくるむ
2.そのまま冷凍庫で保存する
生わさびを丸ごと冷凍するときは直接ラップでくるみ、冷凍庫で保存します。一度解凍してしまうと、再度冷凍できないので注意が必要です。冷凍で保存すると、生わさびは一年ほど保存できます。
②生わさびをすりおろして冷凍保存する方法
生わさびをすりおろしてから冷凍保存するときの手順を紹介します。
1.保存したい生わさびをすべてすりおろす
2.ラップの上に生わさびを大きく広げて伸ばす
3.伸ばした状態で、ラップを重ね、薄いシート状にして冷凍保存する
すりおろした生わさびはラップでシートのような状態を作って冷凍保存します。こうしておくと、使いたい分だけ取り出しやすいので便利です。鉛筆のように細い棒状にして冷凍するのもおすすめです。この冷凍方法でも、生わさびの風味を損なわずに、およそ一年間保存できます。
冷凍したわさびの使い方・解凍方法
冷凍した生わさびの使い方や解凍方法は以下の通りです。
・丸ごと冷凍した生わさび/解凍せずにそのまますりおろす
・すりおろしてから冷凍した生わさび/使う分だけ折って、自然解凍する
生わさびは一度解凍すると再冷凍ができないため、使いたい分だけ解凍することが大切です。丸ごと冷凍した場合、生わさびを解凍せずに使う分だけすりおろしてから、再度ラップをして冷凍庫へ戻します。
すりおろした生わさびは、シート状になっているので、使いたい分だけ折って使いましょう。棒状にした場合も同様で、使う分だけ折って、必要な分を自然解凍します。このように、使う分だけ解凍すれば香りや香りを損なわずに冷凍保存を続けられます。
生わさびの保存食・作り置きレシピは?
生わさびは風味や香りを残したまま、冷蔵庫や冷凍庫で保存できますが、保存食や作り置きできる料理を作って保存するのもおすすめです。ここではおすすめの生わさびの保存食・作り置きレシピを紹介します。
①生わさびの醤油漬け
簡単に作れて、おつまみや箸休めになる生わさびの醤油漬けです。ツーンとした生わさび独特の辛味や香りが残り、お酒も進む味わいに仕上がります。チューブにはない生わさびの食感も味わえる保存食です。
②生わさびの塩麹漬け
生わさびをすりおろしと細切りにして塩麹と混ぜた、生わさびならではの辛味が楽しめる保存食のレシピです。漬け込んでから1週間ほどで出来上がり、1ヶ月程度は美味しく食べられます。残った生わさびを活用したい時にもおすすめの一品です。
③ピリッと辛い生わさび漬け
刻んだ生わさびを温めた酒粕と蜂蜜で和え、なじませれば美味しいわさび漬けが作れます。酒粕のふんわりした香りにわさびの辛味がよく合い、おつまみや箸休めになる絶品の保存食が作れます。チューブでは味わえない本格的な生わさびの味わいを楽しんでみてください。
生わさびを正しく保存しよう
わさびと言えばチューブが定番ですが、生わさびを使うと、より本格的なわさびの風味が味わえます。手軽に手に入るものではないので、一度手に入ったら正しく保存して長く楽しめるようにしましょう。紹介した生わさびの保存方法を参考に、美味しい生わさびを味わってください。