浅漬けの日持ちする保存方法は?野菜別の賞味期限の目安も紹介!
浅漬けは日持ちしにくいと知っていますか?野菜によって賞味期限は変わりますが、長くて1週間程度しか日持ちしません。今回は、浅漬けの日持ち期間や〈冷蔵・冷蔵〉での日持ちする保存方法のほか、解凍の仕方も紹介します。〈水ナス・白菜・キャベツ〉など野菜別の賞味期限も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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浅漬けは日持ちしない?漬物なのに?
程よい塩味が食欲を刺激し、日本人の主食である白米とも相性のよい浅漬けですが、保存に関しては冷蔵保存が必須で日持ちしないという特徴があります。塩分の効いた漬物なのに日持ちしないのはなぜなのでしょうか。
浅漬けが日持ちしにくい理由
浅漬けは、きゅうりやナスなどの野菜を小さくカットして塩にまぶしたり漬け汁に浸したりすることで、浸透圧によって野菜から水分が出て漬け汁が浸透することで完成します。生野菜を使っていること、小さくカットされて空気に触れる面が多いこと、他の漬物に比べて塩分濃度が低く雑菌が繁殖しやすいことが浅漬けが日持ちしにくい理由です。
漬物を長期保存したい場合は、塩分濃度をかなり高くする必要があります。浅漬けの場合は塩分濃度が2%くらいですが、漬物作りが盛んな地域では塩分濃度を23%にして長期保存を行う場合もあります。
浅漬けの種類別の賞味期限の目安【冷蔵保存】
賞味期限 | |
水ナス | 2日 |
キャベツ | 2日 |
アボガド | 2〜3日 |
高菜 | 3日 |
きゅうり | 3日 |
ズッキーニ | 3日 |
オクラ | 3日 |
ピーマン | 3〜4日 |
長芋 | 3〜4日 |
白菜 | 3〜4日 |
人参 | 3〜4日 |
かぶ | 3〜5日 |
大根 | 7日 |
セロリ | 7日 |
小松菜 | 7日 |
上の表は、浅漬けを冷蔵保存した場合の賞味期限の目安を野菜の種類別に示したものです。塩分濃度や漬け汁に使う調味料や配合によって賞味期限に違いがありますが、市販品で未開封のものは記載されている賞味期限内に、開封後は2日以内に食べ切りましょう。また、手作りの浅漬けは作った日の翌日には食べ切ることをおすすめします。
浅漬けの冷蔵での保存方法
浅漬けは日持ちがしないため常温での保存には向かいていません。保存する場合は必ず冷蔵保存するようにしましょう。浅漬けを冷蔵保存する場合のポイントは以下の通りです。
・市販品で未開封のものはそのまま冷蔵保存する
・市販品で開封後のものや自家製のものは、保存袋などに移し替えて冷蔵保存する
・漬け汁がある場合は野菜がしっかり浸かるようにして冷蔵保存する
浅漬けの冷蔵保存で最も注意すべきポイントは、清潔な容器でできるだけ空気に触れさせずに保存することです。そのためにも保存袋に入れた後に空気を抜くことや、漬け汁がある浅漬けの場合は漬け汁から野菜が出ないようにすることが大切です。冷蔵保存の場合でも、野菜の断面が空気に触れることで雑菌が繁殖しやすくなるので気をつけましょう。
浅漬けの冷凍保存はNG?なぜ?
浅漬けは冷蔵保存することが必須ですが、冷凍保存には向いていません。ここでは、浅漬けが冷凍保存に向かない理由について解説します。
浅漬けを冷凍すると食感が変わるため
浅漬けは生野菜を短時間だけ漬け込んで作った漬物なので、味とともにその新鮮な食感を楽しめます。しかし、冷凍すると内部の水分が凍った際に野菜の繊維が壊され、みずみずしい食感が失われてしまうため冷凍保存に向いていません。大根や葉物などは水分を十分に絞って出しておくことで冷凍することも可能ですが、食感は確実に損なわれます。
浅漬けの冷凍での保存方法・賞味期限
浅漬けの冷凍保存はおすすめしませんが、どうしても冷凍保存する必要がある場合は以下の手順で冷凍して下さい。
1.漬け込む際に出てきた水分をよく絞って水気を取る
2.保存容器に入れる
3.空気をしっかりと抜いて冷凍庫に入れる
冷凍保存した浅漬けの賞味期限は1ヶ月程度ですが、時間が経つにつれて風味や食感が損なわれるため、できるだけ早めに食べ切るようにしましょう。前述した通り、水分が残っていると食感が大きく変わってしまうこともあるので、冷凍前にしっかり絞ることを心がけてください。