赤飯は冷凍できる?最適な保存方法と賞味期限は?解凍のコツも紹介!
赤飯の日持ちする保存方法を知っていますか?冷凍できるのでしょうか?今回は、赤飯の保存方法に〈冷凍・冷蔵・常温〉でどれが一番向いているのか、賞味期限の目安とともに紹介します。冷凍赤飯の解凍方法・戻し方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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赤飯は冷凍できる?日持ちする保存方法は?
もちもちとした食感でふっくらと炊き上がった美味しい赤飯は、祝い事や特別な日に炊く人気のメニューです。赤飯は頻繁に作る物では無いので多めに作るという人も多いかと思いますが、適切な保存方法はあるのでしょうか。また、冷凍保存できるのかについて説明します。
赤飯は冷凍でおいしさを保って長期保存ができる
赤飯のもちもちとした食感が得られるのは、もち米で作られているからです。もち米に含まれるアミロペクチンと言うデンプンの成分がもち米の粘りを出し、水分と熱を加えるとアルファ化(糊化)を起こし美味しい赤飯が炊き上がります。
もち米に含まれるアミロペクチンは温度変化に弱く、時間が経ち冷めると再結晶化するため固くなったりパサパサになったりします。赤飯の美味しさを保って長期保存する方法は、素早く冷凍することです。
赤飯の冷蔵保存はおすすめしない
もち米などに含まれるデンプン質のアミロペクチンは、0〜3℃の温度帯で最も劣化するといわれています。赤飯が冷蔵保存に適さないのは、冷蔵庫の中がこの温度帯に近い環境だからです。どうしても冷蔵庫で保存したい場合は、赤飯の粗熱が取れたらタッパーなど密閉できるものに入れて、しっかりとフタをして保存します。
赤飯は多少固くはなりますが、常温保存よりも冷蔵保存すれば雑菌の繁殖を防ぎ日持ちは長くなります。日持ちする日数は、美味しさは別として消費期限は2〜3日が目安なので早めに食べ切りましょう。
赤飯を当日~翌日に食べる場合は常温保存でもOK
赤飯を常温保存する場合は半日から1日程度とされています。何故こんなに赤飯の賞味期限が短いかの理由は、炊いてアルファ化したもち米は冷めるとすぐに劣化が始まって味が落ちるからです。加えて赤飯に混ぜる小豆も劣化が早いので常温では日持ちしません。
赤飯は冷蔵庫に入れると固くなるからと常温保存することもありますが、夏場など暑い時期は劣化が早いため4〜6時間が限度で、基本的に常温保存はおすすめできません。冬場など寒い時期の保存は12〜24時間程度それ以外の季節は6〜12時間程度が目安になります。
赤飯の冷凍保存する方法・期間は?
赤飯を冷凍で長期間保存させられることが分かりましたが、保存期間はどのくらいなのでしょうか。ここでは、冷凍保存の方法やポイント、手順を紹介するので参考にして下さい。
赤飯の冷凍での保存方法
赤飯を美味しく冷凍する方法と手順は、以下の通りです。
①温かいうち1食分ずつ小分けする
②平らに広げて、しっかりラップする
③密閉できるタッパーや保存袋に入れる
④金属トレイにのせて急速冷凍させる
赤飯を冷凍する際は、凍結や解凍に時間がかからないように1食分程度に小分けしてラップに包みましょう。赤飯を平らに広げて包むことで、冷凍・解凍時にムラなく熱が伝わります。また、冷凍焼けを起こして風味が落ちないようにラップでしっかり包み保存袋に入れて下さい。
赤飯は普通のごはんよりも水分を必要とします。赤飯に含まれる水分が冷凍保存中に抜けてしまうと、解凍してもおいしくありません。赤飯は温かいうちにラップで包むことによって水分の蒸発を防ぎ、炊き立ての状態を保てます。
冷凍する際は、密閉保存袋に入れた赤飯を冷ましてから金属トレーの上にのせて凍らせるか、保存袋ごとアルミホイルで包むとすばやく冷凍されて美味しさを保つことができます。冷蔵庫に急速冷凍機能が付いている場合は使用して凍らせましょう。
冷凍した赤飯の賞味期限
前述した通り、デンプン成分のアミロペクチンで赤飯は冷めると劣化が進みます。適切な冷凍方法で保存した場合の賞味期限は2ヵ月程で、いつまで食べられるかという消費期限としては、半年くらいです。
赤飯は冷凍保存していても冷凍庫内の臭いが移ったり、冷凍庫の開閉などが原因で冷凍焼けがおこり味や食感が悪くなるなど劣化していきます。赤飯のもっちりとした食感や豆のほっくりとした食感を味わいたいのであれば、出来るだけ早く2カ月以内に食べてしまいましょう。
冷凍の赤飯の解凍方法・戻し方は?
冷凍した赤飯は解凍方法を工夫することで、食感や風味を保ったまま美味しく食べることができます。ここでは、赤飯の解凍方法を紹介します。