ホッキ貝とは?旬の時期・産地は?値段や食べ方のおすすめも紹介!
ホッキ貝はどんな貝か知っていますか?旬の時期・季節はいつでしょうか?今回は、ホッキ貝の旬の時期や〈北海道・宮城〉など名産地のほか、値段や名前の由来など特徴を紹介します。ホッキ貝の寄生虫の注意点や、〈寿司〉など美味しい食べ方・レシピのおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ホッキ貝の捌き方・下処理は?
ホッキ貝の捌き方のポイントを解説します。
①ステーキナイフやバターナイフを水管から差し込み貝を開く
②貝殻の内側をなぞるようにナイフを滑らせて貝柱を切り身を取り出す
③3%食塩水で下洗いをして砂を落とす
④包丁を使って身とヒモに切り分け、身の背中側から切り込みを入れて中の内臓を削ぐように取り除く
⑤ヒモの不要な部分を切り落とし、水管に切り込みを入れる
⑥多めの塩で振り洗いをしてヌメリを取る
⑦キッチンペーパーで水気を拭きながらヒモの黒い筋を取る
⑧食べやすい大きさに切り分ける
ホッキ貝を捌くときには特別な道具は必要ないので、コツをつかむと簡単に捌けるようになります。大事なことは水管に切り込みを入れて砂を出すことと、多めの塩でヌメリを取ることです。塩を使うと、ホッキ貝の風味を損なわずに下処理することができます。
ホッキ貝を食べる際の注意点は?寄生虫がいる?
ホッキ貝の捌き方・下処理の方法は分かりましたが、食べる際に注意することがあるのでしょうか。ここではホッキ貝に寄生虫がいるのかや貝毒について詳しく解説するので参考にして下さい。
①ホッキ貝の寄生虫
寄生虫はほぼ全てのホッキ貝に住み着いており魚介類にはよくあることなので、ホッキ貝によく見られる以下の二種類に注意しましょう。
・ヒモビル
・アニキサス
どちらも半透明で約3㎝程の細長い糸のような形状をしています。写真を参考に身や貝柱をよく見ると半透明の体内にジグザグの線のようなものが見えるので、お刺身で食べる場合は見つけたらしっかり取り除きましょう。万が一食べてしまっても、加熱してあれば健康被害にあう可能性は低いと考えられます。
②貝毒
ホッキ貝などの二枚貝では、季節を通して寄生虫よりも気を付けるべきなのは外見から判断できない貝毒です。しかも貝毒には耐熱性があるため加熱調理しても、下痢・嘔吐・手足のしびれ・顔面腫脹などを引き起こす可能性があります。毒性が強い場合は更に呼吸困難や言語障害などの重篤な症状に至る場合があるので注意が必要です。
貝毒は食べてから30分くらで症状が出始めることが多く、ひどい時には病院に行って胃洗浄などの処置をしてもらう必要があることを頭に入れておくと安心です。
旬のホッキ貝の美味しい食べ方・レシピ
旬の季節を迎えたホッキ貝は、貝特有の旨味成分であるアラニンやグリシンを豊富に含んだ、濃厚で甘みのある旨味が特徴です。ここでは貝柱まで美味しい旬のホッキ貝の食べ方とレシピを紹介します。
①ホッキ貝の刺身
ホッキ貝はサッと湯通しして氷水で締めると、刺身の甘みが増して美味しく食べられます。独特の生臭さが苦手な人も湯通しすることをおすすめします。また、貝殻に付いている貝柱も食べられるので身と同じように下処理をして下さい。
②ホッキ貝の寿司
旬の新鮮なホッキ貝は生で食べても、サッと湯通ししても美味しく食べられます。寿司にして、わさびしょうゆとともに食感と旨味を贅沢に楽しんでみてください。また貝柱やヒモは、捨てないでお吸い物にすると寿司とよく合います。