キャッサバ粉とは?タピオカ粉との違いは作り方?活用レシピのおすすめも紹介!
キャッサバ粉とは何か知っていますか?タピオカの原料でしょうか?今回は、キャッサバ粉とタピオカ粉の違いを比較して紹介します。キャッサバ粉でのタピオカの作り方も紹介するので参考にしてみてくださいね。キャッサバ粉を普段の料理に活用してみましょう。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
キャッサバ粉って何?
料理に使う粉には、小麦粉や片栗粉など様々な種類のものがあります。キャッサバ粉もその中の一つですが、耳にしたことはあっても一般的にはまだ馴染みの薄い食材でしょう。今回はキャッサバ粉とはどのような特徴の粉なのか、キャッサバ粉の作り方やキャッサバ粉を使ったレシピも合わせて詳しく紹介するのでぜひ参考にしてみて下さい。
そもそもキャッサバとは?タピオカの原料?
キャッサバ粉はその名前の通りキャッサバを原料に作られていますが、どのような特徴のある食材なのでしょうか。キャッサバはタピオカの原料ともいわれていますが、ここではキャッサバの正体について紹介します。
キャッサバは芋の一種
キャッサバはトウダイグサ科イモノキ属に分類される芋の一種で、別名マニオクやユカとも呼ばれます。原産地は南米ですが、コロンブスによって世界中に広められ、現在ではナイジェリアやブラジル、東南アジア等が主な産地です。とても丈夫な植物なので育てやすく、亜熱帯地域を中心にブラジル等では主食として食べられています。
なお、女性に人気の高いタピオカドリンクに使われているタピオカは、このキャッサバを原料にして作られています。
有毒成分が含まれる
キャッサバには甘味種と苦味種があり、どちらにも青酸配糖体と呼ばれる有毒成分が含まれています。特に苦味種は毒性が強く、食べてしまうと死に至ることもあるので食べる場合は必ず毒抜きが必要です。有毒成分の90%は皮に含まれているのできれいに皮を剥いてから洗い、茹でた後しばらく水に浸けて毒抜きをします。
甘味種は蒸したりしてじゃがいものように食べられることが多く、苦味種は毒抜きの処理をしてからタピオカ粉のように粉にして使われる事が一般的です。
(*キャッサバについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
キャッサバ粉とタピオカ粉の違いは作り方!
タピオカ粉やキャッサバ粉は、どちらもキャッサバを原料にして作られていていますが、タピオカ粉とキャッサバ粉はどのような違いがあるのでしょうか。ここではそれぞれの作り方の違いを詳しく解説します。
キャッサバ粉はキャッサバをそのまま粉にしたもの
キャッサバ粉はキャッサバの根の部分の皮を剥いた後、乾燥させて粉状にしたものの事を指します。キャッサバの根をそのまま使用するのでビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれているのが特徴です。小麦粉の代用品として使う事も出来るため、グルテンフリーや小麦アレルギーの人にもおすすめの食材です。
主に料理やお菓子作りに使われることが多く、キャッサバ粉を使った有名なものにトルティーヤやブラジルのポン・デ・ケージョと呼ばれるチーズが入ったパンがあります。
タピオカ粉はキャッサバからでんぷんを抽出したもの
タピオカ粉はキャッサバの根茎のでんぷんだけを抽出し、乾燥させて粉状にしたものの事で、タピオカスターチと呼ばれる事もあります。タピオカ粉もグルテンフリーですが、キャッサバ粉とは違い成分はでんぷんのみで出来ていて、真っ白で片栗粉のような質感が特徴的です。タピオカ粉はタピオカやわらび餅など、もっちりとした食感を活かす料理によく使われます。