ポカリスエットとアクエリアスの違いを比較!熱中症・風邪はどっちを飲むべきかも解説!
「ポカリスエット」と「アクエリアス」の違いを知っていますか?今回は、「ポカリスエット」と「 アクエリアス」を〈成分・カロリー・糖分・値段〉など特徴の違いを比較して紹介します。〈熱中症・風邪・下痢・運動中〉など場合別にどっちを飲むのがいいのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
①下痢・風邪や熱中症の時
風邪をひいたときや、熱中症の対策にはポカリスエットがおすすめです。ポカリスエットはカリウムやナトリウムなども豊富で、アクエリアスよりも体液に近い成分構成をしていて、体の水分はミネラルが不足しがちな風邪や熱中症対策の水分補給に向いています。
また、多くの清涼飲料水に含まれるスクラロースが含まれていないところも特徴で、このスクラロースは免疫機能に悪影響を及ぼすと考えられています。風邪のときに免疫を邪魔しないスクラロースを含まないスポーツドリンクとしても、ポカリスエットの方がよいでしょう。
ポカリスエットは「飲む点滴」と称されることもあり、水と違ってカリウムやナトリウムなどのミネラル分と糖分が同時に補給できます。食欲がなくてもポカリスエットで適度な栄養補給ができ、風邪や下痢、熱中症など体が弱っているときの体力低下を防いでくれるでしょう。
②運動前後
ポカリスエットとアクエリアスのどちらでもカリウムやナトリウムなどのミネラルが補給でき、運動前後に飲む場合の水分補給に向いています。スポーツドリンクは主にアイソトニック飲料とハイポトニック飲料に分けられ、ポカリスエットやアクエリアスはいずれもアイソトニック飲料に分類されます。
アイソトニック飲料は体液と同じような塩分、糖分濃度を持っており、運動中に増減する体内浸透圧の調整に役立つドリンクです。一方のハイポトニック飲料は低張液という意味で、体液よりも低い塩分濃度や糖分濃度のスポーツドリンクです。
アイソトニック飲料に分類されるポカリスエットとアクエリアスは、いずれも運動をする人にはおすすめのスポーツドリンクと言えるでしょう。
③運動後
汗をしっかりかいた運動後には、浸透圧が低いハイポトニック飲料がおすすめです。代表的なハイポトニック飲料は経口補水液ですが、アクエリアスゼロもこちらに含まれます。細胞に含まれている体液よりも浸透圧が低いので、汗などによって水分を失い浸透圧が高まった細胞内に素早く吸収されます。
熱中症は体内の水分を一定以上失うことで発症するため、ハイポトニック飲料であるアクエリアスゼロは、素早い水分補給が必要となる熱中症対策にもおすすめです。
ほかにも、アクエリアスにはアルギニン、イソロイシン、バリン、ロイシンなどのアミノ酸が含まれています。これらのアミノ酸が運動した後に損傷した筋肉を修復する役割を果たし、スポーツをするときのサポートになるでしょう。
「ポカリスエット」と「アクエリアス」を飲み分けよう!
人気の高いポカリスエットとアクエリアスの違いを紹介しましたが、どちらのドリンクにもカリウムやナトリウム、糖分などが含まれ、水分補給に役立ちます。しかし、より詳しく成分の違いを見ていくと、状況別に向いているドリンクの特徴がわかります。それぞれの違いを把握して、場面に適したスポーツドリンクを飲むように心がけてみてください。